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ただの読書ノートから、お金よりも知識が人生を充実させると学んだ

以前、「これで本の内容を忘れない!読書ノートの作り方」を書いた。

あれから9ヶ月。読書ノートを使い切った!

ノートには約59冊の本の感想が書かれていた。
実際に読了した冊数は現在、77冊。今年も目指せ、100冊!

このノートから私は、お金よりも知識が人生を充実させると学んだ。

何でも長続きしないから使い切るとは思わなかったから、私が一番ビックリしている。

これだけの本を読んで、私が素直に思ったこと、学んだことが集約されていることを考えると、自分頑張ったなって褒めてあげたい。ひとりでふふっと、得意げ。

旦那さんに見せると、「そのノートは宝物やで。大事にしいな」と言われた。もちろん、私も自分の頑張りが詰まっているから手放したり、無下にしたりするつもりはないけれど、彼はもう少し違う考えを持っていたようだ。

「Maiは、人が難しいと思う3つのことを通過して、このノートを使い切ったんやよ。

1つ目は始めること。
2つ目は終わらせること。
3つ目は続けること。

始めるまでに人はあれこれ考えて、言い訳を考えて、結局やらない人もいる。何かを始めても、終わらせるのは意外に難しい。そして、何かを始めて、続けるのも難しい。

そしてこのノートには、Maiが学んだことが詰まってる。知識と経験は自分のものやで。誰にも奪えへんし、自分が学んだことや経験っていうのは、揺るがへんねん。それを使って、自分の人生や人間関係も充足する。それは自信にもつながるんやよ。だからオレはMaiが誇らしいし、すごいと思う。」

知識は誰にも奪えない…か。

これは、ユダヤの人たちの教えにもある。迫害された歴史から、彼らは知識が何よりも大事だと考えているそう。福沢諭吉も学問しなさいと説いている。

ここでは、テストで100点取ること、試験に合格することの「知識」ではなく、自分の人生を満たし、より良いものにするためのスキルを身につける「知識」のこと。

多くの人がお金を何よりも大事にする。お金は生きるために、自分たちの幸せのためにもちろん必要なもの。

だけど私は、金の亡者だったバッタモン家族の経験から、「お金だけでは、人は決して幸せになれない。お金が人を幸せにするんやと思い込むと、家族は崩壊する」と教訓を得た。お金は私にとっても大事だけど、それよりも人の繋がり、自分の心が幸せだと思うことを最優先に考えたい。

旦那さんの笑顔をしっかり目に焼き付けたり、友達と他愛ないことで笑ったり、何気なくふと見上げた空がキレイだなって思ったり、そんな些細な日常に幸せを感じられる人でありたい。

お金、家、車、高級品、大事な人だって、誰かに奪われることがある。だけど、自分の頭の中にある知識や経験は誰にも奪えない。

知識がある人は、お金、家、車を奪われても、人生を立て直す方法、またお金を稼ぐ方法を知っている。

でも知識がないと、人のせいにしたり、世間を恨んだりして、心まで貧しくなってしまう。バッタモン家族でそれを私は経験し、その末路が金の切れ目が縁の切れ目になり、父は落ちるとこまで落ちた。

あんな風にわびしくなりたくない。

私も旦那さんに出会うまでは、人に言われたことが正しいと思い、そうしてきた。仕事でも人に言われたことだけをして、良いようにコキ使われたこともある。

「おかしい」と思うことがあっても、「こんなもんか…」と無理に自分を納得させて、「”何がどう”おかしい」のかを考えることもしなかった。あのままだと、私はバッタモン家族のようになっていたかもしれない。

旦那さんからは、次のようなことも教えてもらった。

人生経験に勝る教師はナシ
知識に勝る財産はナシ

頭は使えば使うほど良くなるけれど、
お金は使えば使うほど無くなる。

じゃあ、どちらを使うべきやろうってね。

哲学者みたいな事言うね。
あれ?私、コミックアーティストと結婚したはずやねんけどな。

彼ほどの知識とそれを活かすスキルにはまだ至っていないけれど、自分で考えて行動する楽しさを実感している。

6年前は「自分なんて…」と周りと自分を比較して、人が良いと思うものに興味を惹かれていた。さらに、自分の人生は誰かが良くしてくれると、他力本願で生きていた。

自分で考えて行動する、発言することには責任が伴うけれど、自分の中から出た意見や考えは、自分を大事にすることにも繋がるんやね。

たかが読書ノート。

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だけど、知識がこんなに大事で、それが自分の人生を良くするスキルの一歩になるとは思わなかった。

このノートは一生大事にしよう。

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