りょむぞ

文章書いたり、図書館で調べ物したり、女装してバンドしたり、漫画描いたりしてる人

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マガジン

  • 読む!走り書き劇場

    女装をする人が女装について思う日々のよしなしごとをそこはかとなく書き綴ったものです。

最近の記事

女装の派手モード

気まぐれな性格もあり、時折無性に派手な格好をしたくなる。 日頃無地のシャツなどを着て過ごしていても、あるとき「どこで買ったんだ」と言われるような突飛な柄や色のシャツなどを着たくなるときがあるのだ。 特段嫌なことがあっただのストレスがたまっているだのという理由があるわけではない。単純に「今日はちょっと”こっち”で行くか」という気持ちの針が「派手モード」に振り切れるのである。 しかし、派手な女装をするときはそれ相応の化粧をしなければならない。 普段「化粧が薄すぎる」だの「もっと

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      【走り書き劇場】「普通」を多用する人の異常さよ

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        【走り書き劇場】見た目じゃなくて中身だよ!(ただし映える女装に限る)

        • 無印女装

          無印良品に行くと店員に間違えられる。 最近こそ減ったが、大学生から20代半ばくらいまではよく店内で見知らぬオッサンやオバサンから声をかけられ、双方気まずくなったものだ。 普段白やベージュのブラウスや、動きやすいけどこぎれいなガウチョパンツやクロップドパンツなどを履いていたからだろう。さらに黒髪だったので、落ち着いて見えてしまうせいもあったのかもしれない。 実際学生時代は、無印でこそバイトをしていなかったものの、割と無印の服を着て自分のバイト先へ行っていた。もしかしたらそれく

        女装の派手モード

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          14本

        記事

          かわいい食べ物・かわいいわたし

          自撮りをするときに食べ物と一緒に写すときがある。 若い女の子などがSNSでよくやるパターンだ。 だいたいその際に選ばれる食材と言うのは、流行りのものが多い。 タピオカやバナナジュース、色のついた綿菓子、マカロン…過去の前例としてはこんなものだろうか。ほかにも手ごろなところで、クレープやアイスなどもある。 この自撮り食べ物に関して思うのは、食べ物よりも、「流行のものと一緒に映っている私がかわいい」という思惑がどことなく好けて見えるところだ。あざとさと言うのだろうか。食べ物は一

          かわいい食べ物・かわいいわたし

          地元で女装する

          大都市圏は比較的女装しやすい環境にある。 東京や大阪、名古屋、福岡などアーティストの全国ツアーの拠点になる都市では、女装のお店があったり、イベントが開催されたりしているものだ。 同時に人口の圧倒的な多さや、「自分が思うほど周りの人が自分のことを気にしていない」という空気も作られやすい点もあるだろう。 一方地方で女装をするというのは、なかなか勇気がいる。 特に田舎の地域に行けば行くほど、やたら人の目を気にする。 そして人の目が気になる人達が多い。うっかりバレようものなら、ただ

          地元で女装する

          都合のいい女・都合のいい女装

          5~6年ほど前、とある女装関連イベントに行った時のことだ。 会場を一人で歩いていると、三人の女性がもつれた足取りでこちらの方に向かってきた。明らかに羽目を外して泥酔していた御様子だ。 そういう場合いつもならば、そっと目をそらして一歩横道にそれるのだが、この時はあまりにも突然すぎてよけきれず、ぴたりと足を止めてしまった。 そんなよれよれ三人女は私の前に立ち止まると、真ん中の女が 「ねぇねぇ~最近一番かわいいと思ってる女装教えてよぉ~」 と言ってきた。明らかに酔っ払いのしゃべり

          都合のいい女・都合のいい女装

          ポケットと鞄の中

          女装をしているとポケットのありがたみを感じる。 普段ジーンズなどを履いていると当たり前のようにあるポケットだが、女装の場合はそれがないことがある。 特にスカートを履いているときは要注意だ。 無意識にポケットにしまおうと手を伸ばすと、当然ながらポケットがないという状態になる。 こういう時、「そうだ女装をしているからポケットがないんだ」と改めて今自分が女装をしていることを自覚させられてしまう。 しかし、何かいつもポケットに入れているものがあるのかと言われると、それはない。 強いて

          ポケットと鞄の中

          女装で共同生活

          「気の合う女装男子で共同生活してみたい」 というツイートを見かける。どのくらいの頻度かと言うと、そんなツイートがあったことを忘れかけた頃にまた似たようなツイートを見かけるくらいだ。 ただ私はこの件に関しては、「そうだね!それいいね!」と言えない。 おそらく、お互い女装に興味があるから趣味や生活がしやすい、日中は仕事をしていて別行動、女装は家庭的な人が多いので家事ができればお互いwin-winと言うところだろう。 しかしこの手の生活スタイルは、だいたいくだらないことで揉める

          女装で共同生活

          女装に悩みを相談すること

          女装界隈とはいっても、人の集まりに過ぎないので別に色眼鏡で見ることなんてないのにと思う。 単純に「女装」というフィルターがかかっているだけで、それを外せばどんな場所においてもいそうな人ばかりだ。おそらくバンド界隈やフットサル界隈、ダンス界隈などさまざまな娯楽界隈においてもいるだろう。単に女装をしているかしていないかの違いだ。 しかし、女装というだけで、男の気持ちも女の気持ちもわかっていると思っている人もいるようだ。 「女装の人に悩みを聞いてもらいたい」 という声を聞くと、別

          女装に悩みを相談すること

          恋愛漫画抵抗症

          子どもの頃から恋愛漫画の類が苦手であった。 主人公が誰々のことを好きになって、実はその誰々も最終的には主人公のことが好きだった…というような話にてんで興味がない。 「そんなわけねーよ」と心の中でつぶやきつつ、「けっ」っと悪態をつく嫌な子どもだった。 そもそも最初から両想いになることが前提で読んでいるものだから、 「どうせ引っ付くんだからさっさと引っ付けばいいのに」 と思ってしまうのだ。その間のやり取りや、胸がキュンとするセリフにときめくのだと言われても、 「別にそんな思いをし

          恋愛漫画抵抗症

          哀しき紐パン

          単身アパートの生活が長いことやものぐさな性格もあり、私は衣替えを大々的に行うことがない。夏物も冬物も、基本同じ衣装ケース内に収めている。冬の場合は、衣装ケースの奥にある冬物を手前に持ってきて、手前の夏物を奥に移すだけである。半年後はその逆を行う。そのため、服を一着一着確認することがほとんどないのだ。 しかし先日、さすがに衣装ケースのキャパシティーが限界を迎えつつあるのに気づき、ようやく重い腰をあげ洋服を整理することにした。 衣装ケースを引っ張り出すと、奥の方にはすっかり存

          哀しき紐パン

          女装とゴルフ

          たまたま目についたビジネス雑誌に「ゴルフとビジネス」なる特集が組まれていた。ゴルフで作るビジネス人脈だとか、大手企業のトップはゴルフを通じてビジネスを切り拓いているだとか、ゴルフが仕事に有効性のあるものだということが謳われていた。 私が新卒で入社した会社でも、社内ゴルフコンペなるものが毎年開催されていた。 回覧には「ふるってご参加ください」などと書かれていたが、よくよく先輩社員に聞くと、本社勤務の社員は全員強制参加だという。本社総務課勤務だった私は一気に気が重くなったのは言

          女装とゴルフ

          男性短髪至上主義

          男として生きていると面倒なことがある。 それは「髪型」問題だ。 「いや、それ不精の戯言だから」 等と言われるかもしれないが、当時者としては割と問題がある。 私はかれこれ髪を伸ばして2~3年経つ。 一度4~5年かけて伸ばした髪をいったんバッサリ切ったが、 その後伸ばしたり切ったりしながら、数年前ショートボブにしたのを最後に伸ばし続けている。 SDGsだのLGBTだの言われる昨今だが、日本においては男性の長髪というのは色眼鏡に見られがちだ。 「男子たるもの短髪であるべき!

          男性短髪至上主義

          葛飾区:東京の隠れた聖地巡礼スポット

          地方出身の私にとって、葛飾区といわれてパッと思い浮かぶのは、「こち亀」だ。 こちら葛飾区亀有公園前派出所などとあれだけ仰々しくタイトルを掲げられたら、葛飾区に亀有があるということがいやでもわかる。同時に漫画のイメージもあってか、葛飾は下町情緒のある街並みが広がるイメージを抱いていた(実際厳密には葛飾は下町ではないらしいが)。さらにそんなイメージが輪をかけて、両津勘吉の出身地である浅草も近いんだろうなと思っていた。 だが実際に亀有に立ち寄って驚いたのは、亀有と浅草は結構離れ

          葛飾区:東京の隠れた聖地巡礼スポット

          自称オタクがまかり通る

          「俺ってオタクだから」 「私ってオタクなんです」 なんて言葉を聞くと、「オタク」という単語がすっかり一般化したなと思う。 従来「オタク」というのは、自分自身で使う言葉ではなかったような気がする。 「あいつ〇〇オタクだからな」 などと、他人を評する際に使う言葉だと認識していた。そして「何かにとてつもなく精通している人」を揶揄するような意味合いも含まれているものではなかったかと思う。 確かに現在もそういった要素が含まれているのは確かだ。 「あいつオタクだからな」 と陰

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