見出し画像

店舗探し・物件探しをアップデートする。新会社設立とサービスリリースのお知らせ。

新たなチャレンジをはじめました!

2019年4月に新会社「株式会社テナンタ」を設立し、本日、店舗物件とテナントのマッチングプラットフォーム「テナンタ」(東京・神奈川限定のβ版)をリリースしました。(プレスリリース)

「シェアハウス事業をやっている小原が、なんでテナント探し/店舗物件探しのサービスを?」

と思われると思いますが、実は、これまでやってきたシェアハウス事業でぶつかった課題こそが、「テナンタ」を始めるきっかけとなりました。


物件仕入れは、「運」と「縁」

どんなシェアハウスも、事業の拡大には物件の仕入れが必要です。
しかし、シェアハウス用の物件は元寮などを活用することが多く、特殊なので、ネットで探しても出てくることはありません。

これは他の業態でも同じで、商業用物件の中でも優良物件は、オフィスや家と比べても極端に表に流通する前に決まることが多いです。そうした物件情報を持っていそうな不動産事業者とウェットな関係を作って(縁)、認知してもらい、思い出してもらって早めに情報をもらうことを待つことになります(運)。

ただ、ネットワークを作りをしようにも、いつ、誰から物件が出て来るのかは読めないので、正直誰にどうあたっていいかもわかりません。
大手であれば、物件の提案は自然と集まりやすいですが(大手さんもめちゃくちゃ苦労してますが)、中小企業の場合は、認知されてなければ物件の紹介先として居ないも同然。

・・・

一方で不動産事業者にとっても、誰もが欲しがる一等地以外の物件はテナント探しは簡単ではありません。
店舗仲介を専業にしない、地場の不動産会社にとってはなおさらです。

「この物件、ポテンシャル十分あるけど、誰にマッチするだろう?」

自社顧客リストに該当者がいなければ、その「誰か」を経験や勘でリストアップして、出店状況を調べ、1件1件の調査に時間を費やして提案をしていくことになります。

それでも、条件があわず、

「物件はいいけど今の重点地域じゃないから」
「商圏サイズが合わないな〜」
「競合の◯◯さんがいるから難しい」etc...

などと、いろいろな理由でマッチしません。
返事がもらえる担当者はまだ良くて、返事が無いことは日常茶飯事です。

結局テナント、不動産事業者が、お互いの存在や募集要件を認識できないため、地道にアタックし続けるという非効率な構造は昔からのままです。


やり方を180度変えてみよう。

世の中には「売ります・買います」をつなぐサービスや、ビズリーチのように「転職したい人が探されてオファーしてもらえる」という、業界構造を逆転させたサービスがあるのですが、商業用物件の業界にはそうしたものがありません。

それならば、これまでのやり方を180度変えるサービスをつくろう!と思い立ったのがテナンタの始まりです。

「ほしい物件の条件を一度投稿することで、多くの不動産事業者に認知してもらえる。そして物件が出てきたときに逆にオファーをもらえるものを作ってみたらどうだろう?」

「きっと、店舗を構えて事業をしている人たちは、同じ悩みを抱えてるのんじゃないか?」

そう思ってたくさんの方にヒアリングや営業をしたのですが、大企業から数店舗を経営されてる方まで多くの共感の声をいただきました。

自社に合う物件を仕入れることは、人材を集めることと同じくらいに重要で難しいこと。特にネームバリューが無い、または中小零細企業は、社長が物件探しを兼務してる場合は多く、あらたに時間をかけずにチャンスを拡大できることに大きな興味をもっていただけました。

すべてのテナントに平等なチャンスを

今はまだ、スタート地点に立っただけ。今回のリリースで実現できているのは、構想のほんの一部です。必要なサービス・機能の開発も会員さんの獲得もまだまだこれからですが、近い将来、"探せば見つかる"テナントと物件のマッチングテナントと物件のマッチングを、この世界の当たり前に変えたいと思います。
「知らなかった」「探せなかった」が理由で、機会損失することがなくなり、企業規模の大小や、物件の良し悪しを問わず、互いが最短距離で出会うべくして出会える、そんなプラットフォームになれるよう、突き進んで行きたいと思います!


最後に

まだテナンタの構想が形になるずっと前から、たくさんの方にアドバイスや人をご紹介いただいたりと、数え切れないご協力をいただきました。
この場をかりて心から感謝申し上げます、ありがとうございました!

また、この事業に資金面のみならず開発体制など多方面から支援をしてくださっている「Sun*(サンアスタリスク)」の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。改めましてありがとうございます!
*「スタートアップスタジオ」という、とてもユニークなモデルでご支援いただいてます、このあたりはまた後日書きたいと思います

そして、いつもじっとしていないで、いろんなことを始める私を理解し、支えてくれる妻に感謝したいと思います。


令和元年 6月17日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?