【ぼったくり居酒屋問題】 街で声をかけられて足を止める方がアホという風潮にしよう

小ネタで申し訳ないのだが、今回は私が何年も前から不思議で不思議でしょうがないと思っている事について書かせていただきたい。

何の話かと言うと、記事タイトルにあるように「なぜ未だに呼び込みにノコノコと着いて行ってボッタクリ居酒屋に捕まるマヌケがいるのか」についてである。

私は『板橋区専門グルメブロガー』を自称していた過去があり、蓄積した飲食店情報が本になった事もある。このような「プロ飲兵衛」は、相反する2つの特性を持っている。
ひとつは「つまらない店には行きたくない=地雷を踏みたくない=信用している馴染みの店が一番」という保守的な一面。もうひとつは「まだ見ぬ強豪と手合わせしたい=新店開拓したい」という冒険心・探求心の強さだ。
この二面性を矛盾なく内包している人間こそが「プロ飲兵衛」なのである。

そんな習性を持つ飲んだくれのオッサンとしては、歌舞伎町だの池袋だの渋谷だのという「ごく少数の優良店と大多数のクソ」という内訳の街で、呼び込みに着いて行くなんて選択肢を選ぶ人間の気が知れない。
そんなもんに案内された店に入るという事は、他の優良店に巡り合うチャンスを棒に振るという事である。
人生の中で「食事が出来る回数」なんて数えられてしまうのだから、貴重な1回をそんなつまらない事に使うべきではない。

例えば、20歳から70歳までの間に食事が出来る回数は、ザックリ計算すると以下のようになる。

【50(年)×365(日)×3(1日3回の食事)=54,750回】

1日3回食事をし、それを50年間続けたとすると、その総数は約5万5千回となる。この数字を見ると「5万回以上も食事する機会があるのだから、その内の何回か外したっていいじゃないか」と思うかもしれないが、根っからの貧乏性の私はこう考える。「全財産が5万円しかないヤツが、5円玉や10円玉を粗末にするだろうか」と。

何も毎回毎回良い物を食えだの、オーガニックだなんだといった寝言は言わないが、せめてヤクザだの不良だのといった『反社確定』な連中のビジネスに手を貸すような無駄遣いはやめろよと思う。

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