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小麦粉を打たせたらここ!モチプリ麺と餃子の名店(馬賊 浅草本店/浅草/中華)

私は昔から ”手打ち” にこだわる中華屋さんが大好きだ。
何故なら、麺を手打ちしているという事は、餃子などの皮も手作りしている可能性が高いからである。

中には普通の中華屋のふりをして、シレっと点心師がいたりする店もあるので、そんな店は町の宝と呼ぶに相応しい。


そんな前置きをしつつ、今回ご紹介するお店は浅草の馬賊さん。この店は過去にマツコ・デラックスに絶賛されたそうで、現在も日暮里店の方は行列店となっている。
それに比較すると、浅草の本店の方は最寄り駅から遠いためか、人気店ではあるものの割と入りやすい。味もメニューも殆ど変わらないので、もし日暮里の方が混んでて困るという方は、こちらに足を延ばしてみるのもアリ。

この日頼んだのは馬賊つけ麺。ソロ活動で胃袋がひとつしかなかったため、手打ち麺ならではの「事後の大膨張」を考慮し、つけ麺ひとつで我慢。
本当ならば皮を手打ちしている餃子も食べておきたいところだったのだが、もう40過ぎたオトナなのでグっと感情を押し殺してガマンガマン。

で、この麺の長いこと長いこと。何度も食べて、知った上で箸で摘まんでいるのに、やっぱり頭で予想した以上に長くて口に入れるまでが一苦労。
そして食べ進めると、思っているほど麺が減って行かなくてさらに苦労。

つけ汁はゴマたっぷりでザラっとしている。ピリ辛ではあるものの、辛さよりは香ばしさが前面に出ている感じ。
通常のつけ麺の方がスープがシンプルで麺の味がよく分かるので、最初はそっちの方がいいのかもしれない。

ラーメンメニューもあるけど、麺をより美味しく食べるならつけ麺かなあ。冷水で〆るひと手間がある分、プリンとした食感が増すのでオススメ。

ちなみに日暮里店の方の馬賊つけ麺はこんな感じ。
やはり浅草本店と殆ど変わらず。

こちらも日暮里店の写真だが、これが馬賊名物の餃子。モチっと厚めの皮の中に、柔らか餡がみっちり。さらにパリっと焼かれているため、餃子ひとつで色々な食感が楽しめる。確か500円程度なので、食べ応えを考えるとかなりお値打ち。(生餃子の持ち帰りもできたはず)

そう考えると、馬賊つけ麺の1000円↑という価格設定はちょっと高いかもなあ。もう少し安くなってくれると最高なんだが。


[店名] 中国手打拉麺 馬賊 浅草本店
[住所] 東京都台東区雷門2-7-6
[TEL] 03-3841-6002
[営業時間] 11:30~20:00
[定休日] 無休


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