”中絶は殺人” はヘイトスピーチか?

中絶は殺人と叫ぶフェミ

SNSにのめり込むなだとかネットを鵜呑みにするなだとか日頃何かにつけて説教がましい事を言っておきながらnoteの記事のソースはだいたいがSNSでの拾い物という私がまたもSNSで見かけた話題を元に記事を書きますよ、こんにちわ(挨拶)

もはや懐かし過ぎて誰のパクりだか分からない書き出しだが、きっと前世紀のテキストサイト管理人の誰かが元ネタだろう。たぶん。

それはともかく、今回のテーマはタイトルの通り ”中絶は殺人” という言葉がヘイトスピーチなのか否か……なのだが、最後にそのテーマを全力でひっくり返す。無駄に長いのでご迷惑をお掛け致しますが、頑張って最後まで読んで下されば幸いでござる。

さてさて、この ”中絶は殺人” という言葉は、情報の古い方にとっては 「キリスト教系の保守派とかが口にしそう」「また自民党の政治家が失言したの?」と受け取るかもしれないが、驚くなかれフェミニスト界隈でも平気で使われているのである。
確かに保守派……というか右翼めいたオッサンも言いそうな台詞ではあるのだが、こんな言葉を自称フェミの女性と思われるアカウントから発せられると、非常にシビれる。
中絶って、女性の命・人生を守るための手段でもあるのに、なぜフェミを名乗る人間がそれを否定してしまうのだろうか。むしろ、中絶する権利、中絶を決断する権利をよこせと主張するのがフェミとして真っ当だと思うのだが。

今回のテーマと少し離れてしまうので、先にこの点の答えから述べるが、どうしてフェミを自称する女性が「中絶は殺人」などと口走るかと言うと、突き詰めると理由は2つある。

ひとつはキリスト教の原理主義的な考え方を他者にも強要しようとしているケース。そしてもうひとつは、こちらの方が恐らく悪目立ちしていると思うが、女が自由に中絶できる世の中になると、男を利すると考えているケースだ。
前者はともかく、後者は狂い過ぎてて訳が分からないと思われるが、これが今Twitterなどで悪目立ちしている自称フェミの、ごくごくスタンダードな考え方である。

自由に気軽に中絶できるという事は、男がそれを理由に生中出しをしたがって避妊しなくなる。よって男が得をするので、許す訳にはいかない。

何かもう頭痛が痛いが、とにかくそういう事なのである。このnoteで何度も話題にしているが、こいつらはフェミを自称する単なる男性嫌悪者なのだ。

ちなみに、全く同じロジックで、いわゆる ”アフターピル” の普及に反対している自称フェミニストも1人や2人ではなく、むしろTwitter系のフェミニストではそちらの方が主流ではないかとすら思う。
とにかくヤツらは 「女性が自分の身体と人生を、自分の意思で守ること」 が気に入らないらしい。これは思想信条というレベルの問題ではなく、ひとの生き死にに関わる話なのだが……。
連中の自称する ”フェミ”って、いったいどういう意味なのだろうか。

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