秋葉原には今さらオレなんかが紹介せんでも……という名店がまだまだアチコチに生き残っているが、その中でも多数の中毒患者を生み出す人気店といえば、間違いなくこの店の名前が挙がるだろう。

という訳で雁川さん。ちょっぴり初見殺しな入り口ですが、ここから地下に降りて行くとお店がございます。場所はベルサールの裏側の一角、昌平小学校のある通り。

この店に初めて入ったのは、確かまだまだ20代の頃。その当時からコスパに優れた名店として好印象を持っていたのだが、それが好印象どころか強烈な愛に変化したのは ”牛すじメニュー” の存在を知ってから。

特にこの牛すじチャーハンの完成度の高さと言ったら！

柔らかく煮込まれた牛すじが大量に入った餡掛けチャーハンなのだが、しっとり系の ”あの中華味” のチャーハンとの相性がお見事。
中華レストランで牛すじ系の料理を頼むと、妙に甘ったるい味付けで出されたりしがちだが、この店は流石に日本人向けの味を心得ており、過度な「〇〇過ぎる」といった味付けではない。
この辺の調味センスの良さが、この店がこれだけ長く愛され続けている理由だろうなと思う。

今回は息子を連れての家族3人でのランチだったので、ラーメン付きのセットを注文。普段は麺類にばかり目が行く息子も、この牛すじチャーハンは流石にガツガツ食べていらっしゃった。

そうかお前も分かるか、うまいよなコレ。

そして「あまりお腹減ってないんだよね」とツベコベ言っていた女房も牛すじ混ぜそばをペロっと平らげやがり、お前の言う腹が減ってないとはどういう状況を指す言葉なのかと。

雁川って基本的に盛りがいい良CP店なんだから、この混ぜそばも結構なカロリーのはずだぞ？

しかし牛すじシリーズどれにしようか毎回悩むんだよなあ。これらに加えて牛すじカレーなんてのも旨いし、そもそも牛すじ以外だって旨いし、そういえばこの店の辛いつけ麺をしばらく食べてないな……なんて煩悩が次から次へと浮かんでしまう。
次行ったらカレー……いや、まずはつけ麺だな。うん。

ちなみに、人気の割にそれほど広い店ではないため、原則として相席が基本なのでご注意。

それはそうと、この店の目の前のパンチョのナポリタンとか、すぐ近くのラホールのブラックカレーも食べたいんだけど、一体どうすれば（うるさい）

[店名]　雁川（がんせん）
[住所]　東京都千代田区外神田3-10-10
[TEL]　03-3255-2388
[営業時間]　11:00～22:00（平日の16時～17時は中休み）
[定休日]　月曜

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