11.24板橋グルメマニア旗揚げ戦

遅ればせながら、11月24日に行われた「板橋グルメマニア旗揚げ戦」の模様をレポートいたします。
なぜここまでレポートが遅れたのかというと、言わなくても分かるでしょうけど記憶が曖昧だからです。
なぜ記憶が曖昧なのかというと、第二部の粒粒香を良かれと思って飲み放題にしてしまったからです。
これ以上の説明は拒否します。

という訳で、このnoteでも過去何度も告知させていただいた板橋グルメマニアが、遂に開催されました。
このイベントの趣旨は、板橋区の飲食文化や飲食店を盛り上げたい、独特な魅力を伝えたいというもの。

私も参加した板橋区の公式観光本である「板橋マニア」を後押しすべく、ライター陣が集まって「何かやりたいねー」と言い合っていたのが発端で、たまたまフットワークの軽かったグルメチームが「じゃあ先兵としてグルメ枠だけで何かやっぺ」と、今回のイベントが企画されました。

会場に選んだのは、不動通り商店街にある板橋区の観光センター2Fの会議室。これが思いのほか広く、プロジェクターも使え、今回のイベント規模にちょうどいいサイズ感でした。

入り口にはちゃっかり主催者達の著書が並んだ物販ブースを作り準備万端。

イベントの内容は、一人ずつプロジェクターに写真を写しながら板橋ならではのお店を語るというもの。
私は白くまラーメン穂高寿司ステーキふじの3軒を紹介させていただきました。この3軒は店主の過剰なサービス精神が大暴走しているタイプのお店で、これこそTHE板橋な飲食店かなと。
※ステーキふじはすでにありませんが、他の2軒は健在です

第一部で最も手口が汚かったのがロザリー。板橋TIMS、私、刈部山本氏と、みんなマジメにかつ笑いも込めて板橋グルメについて語っているというのに、自分は第二部の粒粒香を絡めて板橋区内の四川料理の店を紹介するという、バスガイドかのようなガチガチ路線。
この一切笑いを用意しなかったところが逆に笑えるという、とてもねじ曲がった空間に。

第二部の大宴会の様子。
飲み放題で4000円という価格からは想像できない料理数、そして痺れと辛味を酒で流し込むというセルフSMにより、さだお名人早くも「今日はダメだ」と悟る。

一番手前にあるのは、言うなれば棒棒鶏の四川版みたいな料理なのだが、これにたっぷりかけられているラー油ベースのタレが大活躍。お好みで奥にある水餃子をこのタレにジャブジャブして食べるのだ。
※ちなみに粒粒香はランチタイムに来るとこの水餃子が食べ放題です

海老とブロッコリーの炒め物にこれほどの癒しを感じるとは。
同席した方々も痛覚を刺激されまくっていたようで、この皿だけ異様な速さで空になった記憶が。

食べかけですが、この店ならではの珍しいメニュー。
砕いたお米と鶏肉で壁を作り、中にジャガイモを入れて何時間もかけて蒸し焼きにした1品。あまり他のお店では見かけない。

重ねて言いますが、飲み放題付きで4000円というお願いをしてあるのに、止まらない料理。
ちなみに、この日の粒粒香は見た事ないようなスタッフ数で、ひたすらみんなでお酒を作っておりました。

やっとの事で麻婆豆腐に辿り着いた頃にはお腹が限界。なんだったら肝臓も限界。そして汁なし担々麺は撮り忘れるという失態。

それもこれも、こいつが悪い。
今までなかったはずのアルコール新メニュー、山椒サワー!!!
こいつはダメだ、こんなの絶対に呑んじゃダメなやつだ。

ほら、お酒って口の中を洗う意味もあるじゃん?
ところが、こいつは中にたっぷりと山椒の粉が入っているため、呑めば呑むほど口の中がビリビリビリビリ…………。
こっちは口をリフレッシュしたくて酒を呑んでいるというのに、呑むほどにトランス状態になって行くという悪夢。

お陰で会の記憶も曖昧になり、終電を逃す事なく無事に家に帰れたのが不思議でなりません。

という訳で、次回はどんなテーマで、どんなお店に行こうか思案中なのですが、初回がこれだけ強烈だと次回もそれなりにインパクトのあるお店じゃないといけないよねえ……。

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◇団地マニア・大山顕(『団地団~ベランダから見渡す映画論』シネマ旬宝社)による「板橋団地ツアー」
◇グルメライター・刈部山本(「マツコの知らない世界」出演)が紹介する「板橋グルメの世界」
◇暗渠マニア・髙山英男&吉村生(『暗渠マニアック! 』柏書房)による「見えない川を探す旅」
◇境界協会主宰・小林政能(「ブラタモリ」「タモリ倶楽部」等に出演)による「区界探検・東西南北」
◇荒井禎雄(『魚屋がない商店街は危ない』マイクロマガジン社)による「板橋商店街の歩き方」.....などなど!

皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。