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生い立ち④

小3あたりから学校の友達が増え、少しずつ成績もあがり、高学年にはクラスの代表や生徒会なんかに推薦されるようになりました。担任の先生だけじゃなくて、他の先生や校長先生までもが、頑張ってますねと声をかけてくれるようになったのが、とても嬉しかったです。

そんなわけで、小3の2学期から急にガリ勉化しまして・・・。オール5を何度かとりました。それを褒めてもらいたくて、6年生になる手前の春休みは、実家で寝泊まりしたんです。結論から言うと、褒められなかったのですが(笑)

今の私なら、可愛がってない娘が可愛がってる息子よりいい成績をとっても、母が喜ばない事くらいわかります。でも子供だったから、考えが足りなくて、ウキウキして行ってしまったんですね。自分の中では相当頑張り続けた事なので、これならどうだって気持ちがありました。何事もなかったフリをよそおいましたが、内心ショックで混乱し、どう受け止めていいかという事を模索したんだと思います、考える事に疲れた頃、ある結論が浮かんできました。

「自分が可哀想と泣くのは嫌」「母の事ばかり考えない」「早く大人になって自分で働いて生きる」

もう1つ、大人になったら無人島で誰ともかかわらず1人で生きていきたいっていう願いもあったんですが、子供だったから、考えが足りてないですね(笑)

点数の為に、強迫観念にかられて勉強しなくなった分、好奇心を満たす本を沢山読むようになりました。すると、好奇心旺盛な友達が集まってくるようになり、探検クラブや探偵クラブ、秘密基地クラブなんかを作って、男の子とも遊べるようになりました。男女に友達が出来た事は、本当に良かったと思います。

マタオの嘘から本当を作る作戦のお陰で、親友が出来、彼らは今でも私を救い続けてくれています。