LIVE TOUR 2021「DIALOGUE+1」忘れたくないので感想を

DIALOGUE+ LIVE TOUR 2021「DIALOGUE+ 1」
10月かなけん大ホールで始まりZepp Namba(OSAKA)名古屋市公会堂ときて、ついにTDCホールでファイナルを迎え、すべてが終わった。

ツアー発表された瞬間から全通する以外の選択肢が無かった私は、アルバムを擦り切れるぐらい聴いては(iPhoneだけれども)神奈川を心待ちにし。神奈川が終われば大阪を名古屋を。それが終われば東京を心待ちに過ごす日々だった。同じ内容だからこそ、毎回少しずつ違った色を、成長を体感できるのが楽しみで楽しみで仕方なかった。
それがもうすべて終わってしまった。終わってしまったのだ。

いや新年にもライブ発表されたとかもあるよ。だが、そういうことではなくて。

”デビュー2年、DIALOGUE+初のアルバムをリリースして臨んだ、初のツアー”という唯一無二のストーリー性を持つ2021年のライブは、何があってももう今後見ることはできない。書いていてあらためて思うけど、きつすぎんか。

厄介なのがライブは生もの。感動も一過性でめちゃくちゃ足が早い。
あんなに感動した演出やパフォーマンスの数々もしばらくすれば、'めちゃくちゃ感動したけど、、何がよかったんだっけ、、思い出せない、、、'となってしまうのが通例。
実際、もう神奈川大阪名古屋の記憶は遠ざかっているし、こんなくだらない余談を書いている間にも東京のこともアーカイブは見られるものの、現地での衝撃は薄れていくのだ。しんどすぎる。

しんどすぎるので、覚えているうちに自分や各ツアーに参戦した同志が読み返してなんとなくでも思い出せるように、ここにしっかりと書きしるしておきたい。

プロローグ的な
TDCホール。4月に行ったぼくかく[再]昼夜2公演で私をDIAGLOGUE+の沼へと沈めた思い出の地。7か月ぶりにそこに戻ってきてくれた、戻ってこられたというだけでもう感慨深い。
そして今回は市松ではなくフル収容。ゆりにゃが初めのMCで何気なく言ったただいまの後の「本日は満員です」という言葉にも、それに対するログっ子の拍手にもこみ上げるものがあった。
今回は1バル3列44での参戦。ステージからはちょっと遠いものの、ステージでのパフォーマンス全体とアリーナではしゃぐログっ子の姿が絶妙なバランスで見える。よきかな。

Op映像
Sincere Graceベースの音楽をバックに宇宙的な虚空が広がる。
目覚ましの音とともに朝の家での風景を彩るピクトグラムがメンバーカラーに染まりながら次々と映し出される。最後まであんまり意味はわからなかったが、浅い解釈をするならば、素晴らしい1日の始まり≒素晴らしいライブの始まりみたいな暗喩か。意味なんかなくてもいいんだが、おじZOOMで答え合わせがしたい。
個人的にはDIALOGUE+のライブは(ライブ全般そうだが)、非現実というか現実とは少し離れて夢の中に引き込まれる感じがあるので、夢の世界へと入っていくスタートの映像の中身が夢から醒めていく演出というのが、なんか逆を行っているような気がして。
紛れもなく素晴らしい現実なんだ、と言われているような、ちょっと不思議な感覚だった。

かいかいせんげん!~夏の花火と君と青
お馴染みのギターリフが鳴った瞬間2000人が一気に立ち上がる。
毎回違う登場を見せてくれる2人1組のポーズ。(きょんさっぴのTIM式 祝、ゆーなに吸われるやかんは笑った)
”はいはいはいはい!”の声に合わせてペンライトやこぶしが高らかに突き上がり、やんちゃなログっ子たちのスイッチが入る。その場限りの一人ずつの口上でボルテージはさらに上昇。

間髪入れずに始まる「夏の花火と君と青」
随所に登場する3・3・7拍子もばっちりなログっ子。花火の特効。
”夏でした”でステージのメンバーとフロアや客席のログっ子の手が高らかに上がる様は壮観。
やかんの”楽しかったねって言うだけ それ以上は言えないの”が、東京公演では音程も表情の乗せ方も完璧でやられてしまった。

ドラマティックピース!!
楽曲のガーリーさと腰を振り振り移動するダンスで、メンバーカラーのキュートな衣装が映える映える。
過去3回がいまいちだったというわけでは決して無いのだが、この曲を見て思った。今日のゆーなは一味違う。
ダンスや表情は毎回すげーのだが、歌声はわちゃわちゃしたサウンドの中だとどうしても埋もれてしまうイメージがあった。それが今日は表情のつけ方まではっきりと聴こえる。音響チームの工夫(会場の相性?)とゆーなの気合いがめちゃくちゃ伝わってきた。
1番Aメロ”お釣りもないのが私たちらしい”の声の効かせ方、震えた。’うわすご’ってマスクの中で言っちゃった。

シュガーロケット~I my me mind
この2曲はまゆゆんの頑張りゾーン。
まゆゆんに引っ張られるようにDIALOGUE+全体がここでセトリのリズムを作っているように思えて見どころだ。

「シュガーロケット」で疾走するサウンドの中、颯爽とどや顔で歌い踊るまゆゆんはあまりに輝き過ぎている。特にラスサビの一人力強くスパンと歌い上げるのが毎回鳥肌もの。それに引っ張られるようにゆーなときょんが続き、そしてメンバーとログっ子全員が満面の笑みで大空を指差すラストの歌唱へ。
そして一転「I my me mind」でおしゃレディの権化と化して、慌ただしくもスタイリッシュにキメるゆーなとまゆゆん。
ピンポイントだが”かかとつま先の右左”の”右左”のまゆゆんの歌い方がいいのよ。ビジョンの足の動きを映すアングルしかりエモすぎる。まゆゆんの揺らがない安定感に、覚醒ゆーなが合わさって、「I my me mind」の仕上がりは過去一だっただろう。最高だった。

アイガッテ♡ランテ
何百回聴いても結局どう表現していいのかわからない、あやしい魅力にあふれた「アイガッテ♡ランテ」。重めの低音で否が応でも体を揺らしてくるのが憎らしくて心地よい。言葉の節々でコロコロと表情が変わっていくDIALOGUE+のメンバーたち。ユニークなダンスをしながらもめちゃくちゃ複雑にフォーメーションが変わっていくのがこれまたすごい。
この曲、毎度目が行く人が変わってしまうのだが、今日の主役はまなてぃだった。”データじゃ足んない!神秘感”の 足んない感マシマシな感じや、”テケテケテケテケテンテンを辿れ できるだけ”という怪文書のような歌詞を力いっぱい笑顔で歌うまなてぃがかわいすぎた。

あやふわアスタリスク
切り替えエグい。
個人的東京公演のベスト楽曲はこれだった。全員の歌が完璧すぎた。
ねーねの”ああ振り出し?”のやるせなさ、やかんのテンポ早い中での”穏やかピアニッシモ~”の優し気な声色、さっぴのラストの歌い上げの力強さ。挙げればキリがないくらいだが、全員が全員良くてビビった。
サビの轟音と会場全体を包むバチバチのレーザー、そして完璧な歌唱で、文字通りに息をのみ、この日初めての涙が出た。

謎解きはキスのあとで
あるあるだと思うがこの楽曲のゆりにゃさっぴが好きすぎて、聞き入って見入って、ペンライト振るの忘れがち。
小悪魔コンビのセリフの破壊力は凄まじい。声が出せる情勢ならセリフ直後に””ふ~(裏声)””とか沸かせることで紛らわすことができる。
だが、声出せないとなると、”私たちを捕まえてごらん?”も「一緒に帰ろう」も無抵抗のわれわれの心の臓を的確に狙い撃ちしてくるので、ただただ危ない。薄ピンク濃ピンクT勢は誇張なく’うっ撃たれた’みたいなアクションをとって昇天していく。もちろん黒Tの私にもいくつか風穴が空いた。
セリフ以外の部分でも、例えばゆりにゃの”君の顔が近すぎて~”の歌い方なんかは至上の可愛さである。
サビのキーが高いこともあり歌としては安定しないことも多くて、ツアーやその前のフラフラとかも含めて、なかなか難しそうだなと思って見ていたのだが、「I my me mind」同様この曲も今回は過去一の完成度だったのではないだろうか?
ゆりにゃの天真爛漫さとさっぴの一語一音を優しく歌う感じのバランスが非常に良く、またラスサビのそれぞれ高音で難しいところも、二人ともとても丁寧に歌っていて、あ、ついにこの曲も完成しちゃったか、と思ってしまった。

プライベイト
この曲が一番好きだ。結局一番いい。
キラキラと浮遊感漂うサウンドの中、愛らしいセリフ風のラップがわたわたと目まぐるしく展開、そして落ち着いたと思ったら今度は柔らかく艶やかな歌声。緊張と緩和にドキッとさせられる。
ダンスでは楽曲の落ち着きに反して跳ねながら目まぐるしく陣形が変化。目で追っていたメンバーを次の瞬間には見失ったり、それぞれがポーズをきめるパートではメンバーみんな可愛くて誰を見るべきか選べなかったり。そこに特効のシャボン玉も惑わしてくるし、もうプライベイトの無邪気な彼女たちに翻弄されっぱなしだ。

ただ、大好きだからこその感想になってしまうのだが、、、4公演とも最後の最後まで縦がなんとなく合ってなくて、グルーブがいまいち出せてなかったかなーとか生意気にも思ってしまった。ファイナルには、と淡い期待をしていたのだが、やはり難しい曲だったようだ。だが、またDIALOGUE+のライブに行く楽しみができたまでのこと。次回は完成を。

ガガピーガガ(東京)/Domestic Force!!(横阪名)
アウターを脱ぎ、プライベイトの浮つきを瞬時に締めるような「Domestic Force!!」というのが東京以外の3公演の流れ。
と思っていたが知らないノイズの演出。(最初ふつうに事故かと思ったわ。)フラフラのドラマティックピース!!から、ドヤ顔で新曲やります言う担当のやかんから告げられたタイトルは「ガガピーガガ」。
?!?!。
そんな単語はこの世に存在しないので、現地では聞き取れなくて曲中ずっと頭の片隅に'え?なんて言った?’が浮かんでいた。それはさておき。
始まってみるとこれまた弾いてみた勢が好きそうなリフの嵐。Bメロ~サビにかけては、深夜アニメというより、ゴールデンとかの男の子向けアニメのOpっぽい弾けポップ。サビ最後の半音ずつ下がる感じとかで田淵感を出してくるのもいやらしくて好き。

少し話が逸れて、このツアーで唯一少し物足りなさを感じていたのが、ねーねやかんメインの「走れ」がセトリに無かったことだった。ツアーのコンセプトとかなんかあるのだろうが、「I my」「謎解き」「20xx」と6人にはそれぞれ見せ場となる楽曲があり、毎回成長を感じた中、2人はそれがなかった。

2人ともすばらしいのは知っている。
ねーねのブレ知らずの歌声はいつでも光っている。「夏花火」の”私変じゃないかな?”「あやふわ」の歌い出しに「プライベイト」の”砂浜に書いたメッセージ”など挙げればキリがないぐらい全部すばらしいし、公演ごとにニュアンスを変えていくのもかっこいい。
やかんも歌声での表情の緩急のつけ方がめちゃくちゃ上手くて歌唱のたびに引き込まれる。ダンサーに徹しているときに、大丈夫か、?って思うぐらい表情が固くてこわばっていることがあったように見えたのだが、それもなんか毎回柔らかくなっているように感じて、そういう成長も見どころだった。
でも。でもやっぱり見せ場のある「走れ」で色々見られたらなお良かったなー。まっすぐに高音スパンと撃ち抜くねーねとやかん見たかったなー。みたいなことを思っていた。

そんな中でのねーねやかんを含めた3人がメインを飾る楽曲。
初めて聴くからあんまりうまく乗れないし、知らないから歌詞もちゃんと聴き取れないし、タイトルなんて言ったんだ?!?!がずっと頭こびりつくし、脳内はノイズだらけだったのだが、そんな中でもBメロのエモ上げなメロディーをさっぴ含めた3人でこの上なく楽しそうに歌い上げているのを見て、なんかわからんけどめちゃくちゃ涙が溢れてしまった。ラスサビの歌い上げもすばらしい。ねーねやかんはここにありだった。

20xxMUEの光~おもいでしりとり
この2曲はまなてぃの頑張りゾーン。彼女の腕が光りまくっている。

バグドラムから間髪入れず始まる「20xxMUEの光」。
こんなにもthe電波な楽曲をめちゃくちゃドラマチックに歌うのがきょんとまなてぃのすごいところ。
サビでみんなで楽しくフリコピして踊ったら、間奏ではインベーダーゲーム的に楽しそうにログっ子を撃ってわちゃわちゃ。かと思えば、ちょっとナーバスになっちゃったり、でも大丈夫だよって自分を鼓舞して奮い立たせたり。この短時間に何種類の感情詰め込んだら気が済むんだみたいな楽曲を、きょんもまなてぃも楽しそうに高クオリティでやってのける。
大阪公演でそれダイレクトに食らって以来、ラスサビ前では条件反射的に目が潤むようになってしまった。素晴らしすぎる。

そして急ハンドルの「おもいでしりとり」。
あんなに弾けまくっていて、どやポーズ決めたまなてぃがすっと切り替えて、シリアス雰囲気を作る。
力強くも儚げな表情がすばらしい。1人ずつ丁寧に紡いで繋がってきたしりとりを締めくくる、さっぴの「好きです」は直前の”やっと言えるんだ”という思いを受けてほころぶような笑みが素晴らしい。「謎解き」のように撃ち抜くのではなくて、そっと優しく包み込むような温もりを感じる。

Sincere Grace~人生イージー
アルバム1,2曲目の流れ。繋がりが心地よく、やはりここはワンセット。

Op映像同様のBGMに、メンバーそれぞれの「今が好き」というセリフで始まる「Sincere Grace」。
会場にパーっと広がっていく光の中、「私たちがDIALOGUE+です!」という声とともに、メンバーがステージの中心に円を描き、そこが広大な草原であるかのように強く大地を踏み締めのびのびと踊りだす。
未来へと進むために一方ではぎゅっとこぶしを握り締め、そして一方では”一緒に行こうよ”だったり”おいでよ”といった、決して押し付けがましくない形で私たちの手を引いてくれようとする。そんな力強くも優しい楽曲。
ゆりにゃの真っすぐな”ずっと笑っていたいから”はそんな2つの面が両方感じられる。

そこに続くのはおきまりの繋ぎでのキラーチューン「人生イージー」
”がんばって!がんばって!君の時代だ”で2000人の腕が高々と突き上がる。こうなればログっ子はお手の物。思い思いに感情を剥き出しに踊りだし、それにつられてステージのDIALOGUE+もまた乗ってくる。最高の相乗効果。
ぼくかく再の夜公演ラストを締めたのがこの楽曲だったというのもあり、その光景ともリンクしてステージとログっ子の姿トータルでまたちょっと泣きそうになってしまった。
まぶしいぐらいにポジティブで、この曲単体だと頑張りを押し付けてくるようにも思えてしまう楽曲だが、「Sincere Grace」の後だからこそ少し違ってマイルドに聴こえる。”がんばったその先で大笑いしてみない? みんなで!”の”みんな”は不特定多数ではなく、DIALOGUE+とログっ子の全員を指す指示語として際立って聴こえる。

大冒険をよろしく
ステージのDIALOGUE+はもちろん客席のログっ子も息絶え絶えの中、追い打ちをかけてくるのが「大冒険をよろしく」。持っている体力全てを出し切るかの如く、いい意味でやけくそになっているのが凄まじい。声は出していないはずなのに手の上げが揃い過ぎて、大音量の”はーい!”の幻聴が聴こえてくる。
この楽曲のダンスや陣形移動がめちゃくちゃ好きなので、今日は最後だし暴れるログっ子込みで目に焼き付けて帰ろうと思っていたのだが、次の瞬間には一緒になってサビの振りマネをやってしまう。慣れとはこわい。
大観衆に向けて、ねーねの ”みんな一緒だから怖いものなんか何もない!”の叫びが届いたときにはまた鳥肌が立った。

花咲く僕らのアンサーを
そして雰囲気一転。華やかなまなてぃのターンで幕開けの「花咲く僕らのアンサーを」。
アルファベットのCを左右交互に作るダンスを会場一体になって行う。
人生で幾度となく訪れる選択の場面。正解不正解があるのではなくて、これまでもこれからも自分で選ぶものが漏れなくすべて正解なんだ。と8人それぞれが真っすぐな歌声で教えてくれる。
まなてぃの”じゃ、今日から”夢”じゃない、”目標”だ!”の歌い上げは圧巻。遠い夢のように語っていたアニサマの出演をこんなにも早く実現させるなど、夢叶え力の高いDIALOGUE+は説得力もあり、眩しすぎる。(そしてラストの音玉は毎回忘れちゃってビビる。)
関係ないけど、好きな歌詞で2番のBメロ”春の匂いふわり 油断禁物だ 人の気持ちは”というのがあるのだが、今回のツアーで私が幾度となく経験した気づいたら涙が出てる現象を諭しているようだなと、あらためて歌詞を見て思った。

透明できれい~はじめてのかくめい!
ピアノエモソロが会場のムードを奪う。さっきまで大はしゃぎだったログっ子たちもピタッと動くのをやめ、楽曲の世界に身を浸そうと静寂を作る。からの「透明できれい」。
何がどう転んでも冒頭の"La la la..."から感動モードになってしまう。
歌詞にはしきりに”君”と”僕”が出てくるが、これのどちらをDIALOGUE+、どちらをログっ子としても成立するというのが、DIALOGUE+や田淵もこの相互性を大事にしてくれているように思えてエモい。
直前の展開が怒涛過ぎてばててしまうのだろうか、正直歌のクオリティは毎度あまり高くない。だが、そんな中でも思いを込めてできる全力を届けようとする姿になんだか胸を打たれてしまうのだ。
その中でもねーねの歌声は神がかっている。
「花咲く」では意気揚々と夢なんて重く考えなくていいよと歌っていたまなてぃが一転、”夢ってのは 叶えたら 夢じゃなくなる?”と不安げに歌った後の、”もしそうだとしても もう一回目指すんだ”の歌声。最高だ。

そして「最後の曲です」からのアルバムラスト同様の流れでの「はじめてのかくめい!」
いや、さすがにすぐは切り替えれない。高低差あり過ぎて耳なんとやらだ。だが、徐々に体が「はじかく!」に順応していく。
そんなさなかにふと気づいてしまった。これで最後かと。何度も見てきたプロ並みのやるジャンプが波打つ光景はこのツアーでは見納めになってしまうのかと。そんなことを思うと、なんか景色が違って見えてしまう。
ラスサビ前”僕たち道なき道だって”と力強く歌う姿がいつにも増して気合いが入っているように見え心打たれてしまった。

ゆりにゃMC
毎回本当に何も考えずにぶっつけで出てきてるんだろうな感がすごいのがこのゆりにゃMCパート。あんまりちゃんとまとまらないまま、あれ?いっちゃっていいの?って思っていたら名乗りが始まって、曲が始まっていくというのがおきまりだった。多分他のメンバーだったら言うこと何かと考えて臨むだろうなと思うのだが、そこはさすが天然エースのリーダー。なんというか肝が据わっている。

確か神奈川ではメンバーへの感謝を話していて、大阪か名古屋どっちか忘れたが、どっちかでも今回同様音楽は自分にとってあまり好きなものではなかったけど好きになったみたいなことを言っていた気がする。
それを聞いたとき、あんなに楽しそうに歌って踊っていたのちょっと嘘だったんかい、とか思ったり、DIALOGUE+のリーダーで歌もダンスも魅力的なゆりにゃがまだ結構初歩のところでつまづいていてたんかい、みたいなところで、正直ただただ驚いてしまった。え?それ言っちゃうの?みたいな。

そして東京公演。大阪か名古屋同様、このツアーを通して音楽の楽しさを知ることができたと話す。内容としてはすんごい浅いなとは思ってしまうのだが、普段あんなに飄々と気丈に振る舞っていたゆりにゃが涙流したら、それはもうずるい。こっちも泣くし、ゆーなも泣く。あちこちで鼻をすする音が聞こえた。
天然で飾らない彼女から出るありのままの言葉、ありのままの涙だからこそ、形容しがたい重みを感じた。これまでの取り組みの真剣さも伝わってくるし、傍から見れば’そんなことで’って思うことも彼女にとっては重大な問題だったのだろうと思い直してしまった。

個人的にはだが、総括をゆりにゃが代表して話すのもいいが、メンバー一人一人十分時間とって話すでもいいかなとも思うので、なるべくたくさんの楽曲をやっていただけるのもありがたいが、そちらの着地でも検討いただきたいな、などと。

好きだよ、好き。
本編も終わり、少し肩の荷が下りたようにリラックスした表情の8人。ところどころ感極まりながら危うい音程で思いいっぱいに歌う。そしてそれを胸いっぱいに受け止めるログっ子。サビの手話を取り入れた振り付けをみんなで一緒にやる。美しい。
1番ラストのゆりにゃの”好き”はとてもとても大事に歌われていて、さっきのMCも受けて、さらに大きな意味を持っているように思えた。メンバーもスタッフもログっ子も、そして音楽も。すべてに向けての女神の微笑みだった。

ダイアローグ+インビテーション!
ねーねのシャウトが今日もキレッキレ。一通り感謝を叫んだ後の「また会おうね!」で完全に涙腺決壊してしまった。だからずるいって。そうだこれですべてが終わってしまうのだ。
すべてを出し切るようにステージ上ではパフォーマンスが繰り広げられる中、ログっ子も負けじと推しに合わせて手を上げたり、サビではぴょんぴょんと飛び跳ねたり。最高だ。
楽曲終了。生声のありがとうございましたの後にも、ログっ子全員に感謝を伝えようとステージを右に左に往来。やりきった後の晴れやかな表情が美しすぎる。登場と逆順で二人ずつまた個性的なポーズでステージをはけていく。終演。

総括的な
すばらしいツアーだった。最後急に浅くなったが文字書きすぎて疲れたので、これぐらいで許してほしい。

発表された1/23(日)Zepp Hanedaも行きたいがおそらくチケットは争奪戦だろう。CDを積まなければ。というかアコースティックライブってどうなるのだろか。全く想像がつかないが楽しみだ。

その他今後の展開にも期待しつつ、ガガピーガガのカバーでもするとしよう。

P.S.
アイマス弾き語りおじさん というあまりよくない名前のYouTubeチャンネルでDIALOGUE+の弾き語り上げてます。アコースティックライブのイメージにでも暇な時に見てください。



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