尊敬できる上司

尊敬できる上司がいました。とても幸せなことと思います。

今は天国にいると思います、上司へ、感謝を思いつつ、ノートに記します。

本当に、皆から慕われる方で、今でも、○○さん(上司)は、みんなを見てくれて、本当に優しい人だったねと話になります。

おはようと挨拶はもちろん、見回って、一人一人に声をかけて、気遣ってくれていました。

もちろん、仕事は素晴らしいです、その人柄と、人をよく見て思いやりを持って接するので、仕事も皆が喜ぶような仕事で、職場は良い雰囲気でした。○○さん(上司)の仕事ぶりを、よく見ておきなさい、と、周りの人もよく私に言いました。

歴史やクラシック音楽が好きで、文化、芸術、教養を持った、尊敬する人でした。読書はもっぱら歴史小説。やはり、人と人の話を見るのが、好きと言いますか、得意と言いますか、大切に思っていたのだと、思います。

ある日、職場の皆でバレエを観に行きました。素晴らしいバレエと、楽しい皆の様子が嬉しかったので、私はエッセイかなにかにして、上司に感動を伝えました。こんな変な伝え方にも、上司はとても喜んでくれました。

それからことあるごとに、エッセイ書いてよ。と、言われて、私もなんだか調子にのって、書いていて見せて喜ばれて、嬉しかった記憶があります。

その後、天国に行った上司。見せたかったエッセイ、まだあるのになぁ。あ、それよりも、仕事で立派な働きぶりを見せたかったと、言うのが先ですね。

今、私は仕事では、やはり、人を大切にされていた上司を思って、声をかけたり、話を聞いたりと、努めています。(けれども、なかなか、難しいですね。)

仕事も、一生懸命やっていますが、時に、これで良いのかな……? と、思うこともあります。そんなとき、尊敬する上司を、思い浮かべます。こんなとき、どうするかな? と思い出します。優しい笑顔が思い出されて、肩の力がふっととれて、よし、もう少しがんばろう、と、力が湧いてきます。

そんな、とても尊敬できる上司でした。(と言っても、上手く表現できず、私の人を見る力の弱さに反省しきりなのですが。)

こんなにも尊敬できる上司と出会えたこと、大変ありがたくて、私はとても幸せです。

きっと、上司は今も天国で、皆の様子を眺めながら、ほほえんでいるような気がします。ありがとうございます。

いただいたサポートは、本を買うことに使っていました。もっとよい作品を創りたいです。 ありがとうございます。