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レモネードスタンド

レモネードスタンドという小児がん啓発の為の活動をご存知でしょうか?
アメリカで小児がんと戦っていた少女が同じような病気を持つ子ども達の治療の為、研究費を寄付したいと自宅の庭でレモネードスタンドを開いたのがきっかけだそうです。
福岡では、この物語に感動した小学生が始めたそうです。
先日9月3日に博多駅前広場で開催された、レモネードスタンドに参加させていただきました。

以前noteで書かせて頂いた がんセンターの小児病棟の看護師さんの事を思い出し、連絡したのがきっかけです。コロナも5類になったし、訪問できたらいいなと思っておりました。
しかし、がんセンターではまだまだ厳しい状況が続いており訪問できるまでにはまだかかりそうです。そこで何か小児がんの子達にできる事はないかと聞いた所、小児がん経験者の為の支援団体である「にこスマ九州」さんをご紹介いただき、レモネードスタンドの事を聞きました。

小児がんは、現在9割の人は寛解するそうです。この9割を治癒率と勘違いされる方が多いそうですが、正確には治癒までには至らない寛解の確率です。
多くの子ども達が抗がん剤や放射線治療に耐えながら、必死に治療に耐え、やっと寛解したと思ったらまた再入院と繰り返し、それでも1割の子どもが亡くなっています。
生き残った子ども達も薬や治療は続いていく上、後遺症と向き合いながら生きていきます。

治癒率と勘違いされる理由の一つだそうですが、障害者手帳が発行されない事もあると初めて聞きました。
健常者と一緒くたにされると教育の分野でもついていくのが大変ですし、体力もそう。患者の家族の経済的な負担も大きい。

そういった事を、少しでも理解してくださる人が周りに増えて欲しいという思いで活動されているそうです。
主な支援先は、
・患者家族への経済的な支援
・がん経験者たちの集いの場の提供
・社会復帰を前提とした子ども達の教育

などとの事です。

私も子どもを持つ親として考えさせられました。そして知る事ができて良かったです。少しでも平等な教育が受けられ、自信を持って社会復帰できる環境が整う事を願っています。
これからもこの活動を応援していきます。

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