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ドゲンジャーズ誕生秘話⑥

笹井社長からの深夜の電話を受けて翌朝、出社してすぐに財務経理部に行き、事情を説明しました。
正直かなり言いづらかったです。しかし仕方ない、とにかく時間が無い。
弊社の女性の担当と話をしました。

私「ドゲンジャーズ撮影についてなんですが、キャッシュが無くて悪の秘密結社が大変な状況だと聞いています。400万用意してもらえますか?」
担当「あらあら、それは大変。いつまでに用意すればいいですか?」
私「3日後までにないと、潰れるみたいです」
担当「そうですか。悪の秘密結社さんが潰れたら困りますもんね。すぐに銀行に行ってきます。」
私「ありがとうございます!役員には私からしっかり説明しますので」

話はすんなり終わり、彼女はその足でバタバタ出かけて行きました。

…予想外の反応でした。
もっとこう、本当に大丈夫ですかとか突っ込まれると思ってたので。

後から聞いた話ですが、彼女はかなりいろいろなやりとりをすでに悪の秘密結社さんとされていて、特に笹井社長には好印象を持っていたみたいです。
いつも笑顔でハキハキとしっかり説明してくれて、夜遅くまでほんとに頑張ってると。メールの返信が朝4時に来る事もあったそうですからね(笑)

だから応援したい気持ちが芽生えてたんですね。
悪の秘密結社の皆さんの日頃の応対が大賀薬局の中にも応援したいと思う人を増やしてたんだなと嬉しく思うと共に、私も日頃の行動が自分を助ける事につながるかもしれないと。
不機嫌な時に相手にそれが伝わったらダメだ。
常に笑顔で、相手の立場で考え、行動しようと、笹井社長に教えてもらいました。
笹井さん、いつもありがとうございます。

一つピンチを乗り越えて、撮影は進みます。

そして2020年の2月でした。
更なるピンチが私たちを襲います。

ドゲンジャーズ誕生秘話⑦に続く

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