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ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」 vol.1

ご無沙汰しております。
いさおうぎ でございます。
先日まで、舞台製作・出演に追われ、やっとこさ記事の投稿に着手できるようになりました。

実は昨日、ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」映像配信の最終日でした。私個人、いつの間に!という思いですが、大阪千穐楽から数えてちょうど一ヶ月なのでございますね・・・。
さて、劇場でご観劇いただいたお客様も、映像をご鑑賞いただいたお客様も、また両方のお客様も、いかがでしたでしょうか?

今はとにかく、今更のことながら「無事完走ありがとう!!」の気持ちでいっぱいです。誰一人感染もせず、降板もせず、一日も欠ける事無く駆け抜けたこと。キャスト・スタッフの一丸となった努力の賜物、また、お客様皆様のご協力のおかげでございます。
本当にありがとうございました。

さて、本記事ですが、
今回の公演見逃しちゃったよ〜、という方。
観たけどイマイチ分からなかったよ〜、という方。
そんな皆様にも少し分かりやすく、ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」について、お話ししたいなと思います。

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まず今作品は、韓国で大ヒットしたミュージカルです。
主催のホリプロさんは韓国物を多く上演しており、「フランケンシュタイン」や「デスノート」なんかも韓国発だったり韓国公演があったりですよね。
韓国ミュージカルは、僕の個人的意見ですが、とにかくかっこいい。かっこいいからなんでも許せる。そんなところです。
そもそもミュージカルって無茶が多いんですよね。もともとがショーから始まったものですから、魅せる演劇ってのは大前提なんです。
韓国作品は、そこのところ、完璧ですよね。「ジャック・ザ・リッパー」も、所々でゾワゾワっといたしました。

なのですが!
なんと、作詞・作曲・脚本ともに、韓国人じゃない・・・
もともとこのミュージカル、チェコ・ミュージカルなんですよ。チェコ・ミュージカルってなんだ!
なんと(韓国が)輸入した物を(韓国が)再製造したものを(日本が)輸入したミュージカルだったんですね。
こんなケースは大変レアですよね・・・
ですが、稽古を進めていく最中で、チェコに関する言及はほぼ皆無。
え、チェコの作家さんもいらっしゃるのかな、なんて思いますが、このコロナ禍。まさかいらっしゃれるとも思えず。
風に乗って飛んできたような作品ですが、これがある意味で「白井版」と言う強烈な美意識に反応しているのです。

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さて、あらすじ。
1888年ロンドン。ホワイトチャペルでは、娼婦ばかりを狙う連続殺人事件が街を震撼させていた。嘆き悲しむ娼婦たち、特ダネを漁る記者たち、高圧的に市民を散らす警察官たち。コカイン中毒のアンダーソン警部は、新聞記者モンローに情報取引を迫られる。そして新たな犯行。だが、その悲惨な現場に姿を現した一人の外科医ダニエル。彼は、こう叫んだ「僕は犯人知っています。そいつの名前はジャック!」
そして、7年前のロンドンでの事件、ダニエルは殺人犯ジャックについて語り始める・・・。

大変大雑把に言いますと、このようなところです。
細かいストーリーと解説につきましては、
石井雅登さんの記事
「ジャック・ザ・リッパー」私見報告書

に細かく書かれておりますので、ぜひそちらも!

という事で、いさおうぎ の記事では、
少し焦点を変えて、作品作りのことやカンパニーのことなど、
お話ししていければと思います。

次回はまず、「韓国ミュージカル日本初演」
に焦点を当てて、書いていきたいなと思います。

今日はひとまずここで。
急に冷えてまいりました。皆様もご自愛いただけますよう。

いさおうぎ



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