見出し画像

引き寄せで家は買えるのか④

 工務店に突撃した私たちは、物件のチラシを持っていき、
この家をリフォームしたいということ。
300万~400万くらいで最低限はリフォームできるようだが、
せっかくなのでもう少しお金を出して、いい感じにしたいということを矢継ぎ早に伝えた。

工務店から、では一度現場を確認してきますという返答がされ、
物件を見に行ってもらうことになった。
300万~400万円で最低限のリフォームだったとしたら、1500万円以下で、すごくいい家になっちゃうんじゃないのぉ~と内心にやにやしていた。

 ところが、現場を見に行ってくれた工務店からの見積もりは
思っていた以上に高いものだった。
税別で1800万円だった…
なんやて?
消費税入れたら2000万円くらいやん…
理由を教えてもらうと、いろんなところから雨漏りもしてるし、なんと家もちょっと傾いてるとのこと。300万か400万で住めるようなるなんてとんでもない!と言われた。
あきらかにしょんぼりした私たちに、工務店の社長が一度、他の所でも見積り出してみるのもいいかもよと言ってくれた。

 ひとしきりしょんぼりしたのち、夫婦で話し合ったが物件をあきらめるという話は出なかった。購入に向けて前向きにいこうとなった。
小川さんに見積りの金額と家の状態を話すと、工務店はだいたいそういう風に大袈裟に言ってくるもの。さすがにそれは高すぎるから、自分の知り合いの大手リフォーム会社のところで見積りを出してみないかと提案された。
確かに、工務店からも他でも見積り出した方がいいよとアドバイスを貰っていたので、大手リフォーム会社のほうでも見積りをお願いしたのであった。

 そして出た見積り金額は思いもよらないものだった。

つづく


 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?