これでもうZoomに入りなおすのが3回目である。話しているのは、2年前プロボノで同じプロジェクトをした仲間である。共通点はみんな母親であるということ。ひとつだけ違うのは、私だけ正社員ではないということだ。私は週2回程度パートをしている。2年前は育休中だったメンバーも社会復帰したり、2人目を妊娠していたりと状況は変わっているが、(新型コロナが流行ってない時は）ランチをしたり、今でもオンラインでたまにこうして集まっている。

　同じプロジェクトをしたからか、意見が食い違っても正直に言えるし、お茶を濁す感じがなくて、関係がすっきりしている。個性豊かで、みんなそれぞれに大好きで、尊敬できるし、こういう人達が社会を作っているのなら、社会ってそんなに悪くないのでは？と思う。

　もうそろそろお開きかという時に、私の少し前から考えていたことを思い切って話してみた。

今年41歳になること。

結婚を機に逃げるようにして仕事をやめたこと。　

先のことなんて考えていなかったこと。　　　　

そして、正社員で働いたことがないこと。

　学校を出て、就職をせずにフリーターなった人が周りに沢山いたし、やりたくないことで就職することは良くないことだと思っていた。世間知らずだということに全く気がついていなかった。　　　　　

　就職超氷河期ということもあったけど、今思えば世の中にある沢山の仕事のことを知ろうともしていなかったし、どうしたら知れるのかもわからなかった。

　そして、たいしたスキルもないまま40歳を迎え、来年の春に子どもが小学校に上がったら再就職を目指している。どこに自分の居場所を見つけることができるかはまだ分からないけど、その紆余曲折をnoteに書いてみようかなと思っていると言うと、みんな背中を押すようなひとことや表情をくれた。　　　　　　　　

この心強い気持ちを残しておこう。