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あの日のわたしへ、今のわたしより。

思いもよらぬ形で休職することになって、早5ヶ月。
あの日海を見ながら泣いていたわたしは、5ヶ月後のわたしを知ったら、とんでもないほど衝撃を受けるのだろうな、と心底思う。

***

新卒で入った会社を1年ほどで辞めて転職をしたわたしは、転職先でいろいろな悩みを抱えながらも、ここには2年はいないといけないと頑なに思っていた。
キャリアに傷をつけないため、社会人経験を少しでも積んだ上でその先のことを考えるため。

———だけど、その考えに絡め取られて、身動きが取れなくなったことで心に無数の傷を負って。
どうにもならない身体とボロボロになった心を抱えて、わたしはついに動くことができなくなった。

20代半ばという年齢に反して、独力で生きていくことができない、体調も整わない、先が真っ暗で見えない。
自分が一番嫌悪感を抱いている部分を母に責められ、自分がどうしようもなく嫌いになって、ひとりで海を見ながら2〜3時間ただただ泣いて。

あの頃のわたしには、光なんて一筋も見えなかった。

———そんなわたしに手を差し伸べてくれたのが、noteでのたくさんの出会いだった。

スキをつけてくれる人、コメントをくれる人、企画を通して仲良くなった人、一緒に創作をしようと仲間に入れてくれる人。

たくさんの優しさと温かさに支えられて、冷え切った心に温もりが戻っていくのをひしひしと感じた。

それと同時に、自分の未来についてもこれまでにないくらい真剣に考えた。
自分が望む生き方、やってみたいと思うこと。

考えて、いろんな人からアドバイスを頂いて、最終的にわたしが選んだ道。
それは、看護学校に入って看護師の資格を取るというものだった。

………社会人枠の試験結果は、残念なものになってしまったけれど。
来年2月の一般枠も受験できるから、まだまだ諦めずに粘ろうと思っている。

拝啓、あの日海を見ながら泣いていたわたしへ。
あの日生きることを諦めなかったわたしは、大勢の人の温かい気持ちに支えられて、ちゃんと自分が進む道を、目標を見つけることができました。

たくさん泣いて、たくさん悩んだわたしは、休職する前より遥かにいろんなものを得て強くなったから。
だから、きっともう大丈夫。

胸を張って堂々と「わたしはわたし」って言える、自力で歩いて行ける未来へ、さあ行こう。

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