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先輩に迷惑をかけない新人は伸びない

おはようございます。

私のキャリアに関してはstorysにまとめたので
そちらを見ていただけると嬉しいのですが
http://storys.jp/yoko.adachi


私は新人時代は本当によく泣いていました。

ミスしては泣き、
上司の期待に応えられなかったと
自分を責めては泣き。

「先生が教えてくれたのに、私、できませんでした〜(泣)」

「何も泣かなくても…そこまでいきなりできるなんて思ってないから大丈夫だよ」

「うわーん期待してください〜!(泣)」みたいな。(笑)

私、今まで何人も新人の指導してきましたが、

プレッシャーに負けたり
自分が不甲斐なくて泣く子って
そんなにいないんですよね。意外と。
(塾講師時代も泣いてるの私だけでした)

*

私は、新人の特権のひとつに、
先輩に迷惑かけることがあると思っています。

仕事うまくなりたいと本気で思ってる人って、
果敢にチャレンジするから、失敗も多くなる。

私も、とにかくうまくなりたくて、

「できます!やりたいです!」って
言うだけ言って仕事をもらって、

結局自力じゃどうにもならなくて、
先輩に泣きつくことは何度もありました。

ほんと困ったちゃんで申し訳ないんですけど、

私がそうだったから、
もっと今の新人には困ったちゃんに
なってほしいと思うんです。

仕事がうまくなるのって、

果敢にチャレンジして、
自分の力ではどうしようもなくなって、
先輩に泣きつく…っていうのが

定番なんじゃないか、と私は思うのです。

舞台美術という仕事は、
ひとりでできる仕事なんてほとんどありません。

だからこそ、新人には、入社したその日から、
人の力を借りることの重要性を
口を酸っぱくして伝えています。

というわけで、
今日も私は新人にどーんと仕事を任せて、
困り果てるまで、ほっときます。

このほっとく度量と覚悟が、
この歳になると身についてきたかなー、と思います。


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