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『週刊文春』発で注目の2006年4月の不審死事件(「通称、木原事件」の原点)。Y氏が拘置所仲間に話したとされる「ボールペンで刺した」はなにを意味するのか?

謎に溢れすぎて、いまいち概要が見えてこない──「通称・木原事件」の原点──2006年4月に起こった不審死事件。殺された種雄さんの父親や、当時X子さんの浮気相手とされるY氏らの断片的な証言しかないゆえ(あ、Z氏も当日に被害者宅に足を運んだと明言していたか)、それをひとつのパズルに完成させるのが極めて難しい。

そんな中で、自分が気になる謎のひとつが、Y氏が拘置所仲間に語ったとされる「(種雄さんは)ボールペンで刺され(て殺され)た」旨の内容。これはいったいなんなのだろう。

ボールペンで人が殺せるものなのか?  自分と同じ疑問を持った人を2人、ヤフー知恵袋で発見したが……。

答えは出ず。

自分がまず考えたのは、ボールペン型の注射器。例の致死量分の覚醒剤をそれに仕込ませ、「●●を書いて」とか相手を油断させた隙にブスッ。まさかね。上の回答にもあるように、そんなスパイ映画みたいな手法がとられたとは思えない。種雄さんの体にそういう射された跡はなかったはずだし、ボールペンならぬ「ボールペン型の注射器(もしくは凶器)」ならそうハッキリと拘置所仲間に言うだろう。

次に考えたのは、話を聞かされた男が聞き間違いをしたというもの。「短剣」を聞き違えることはないと思われるが、なにか「■ー■■ン」みたいな言葉を誤って認識し解釈したのではないか。ありえそうで、わりといい線……?  ただ、いろいろ考えたが、ボールペンと聞き違えるような凶器の名前はまったく思い浮かばない。

やはり、ボールペンでいいのだろうか。自分が拘置所仲間だったら、そのひっかかりを率直に疑問としてぶつけたはずなのだが……。

Y氏は案外、X子からそう聞かされたのかもしれない。事前に「刺せと言うから、ほんとに刺しちゃった」ーー以前も書いたが、この発言の真意は、「刺せと言うから、●●(誰々)がほんとに刺しちゃったの」というふうにも解釈できるーーみたいなことを電話で告げられ、慌ててX子さん宅に行ったY氏。実際なにがあったか話を聞いてみると、“殺しの実行者”はナイフで一突きとかそんな単純なやり方ではなしに、ボールペンで急所打ちとかしたうえで(?)、相手に抵抗させることなく迅速に行動をなし遂げた……といったような。そういう流れであれば、ボールペンが果たした役割は極めて大きなものになり、話に出てきて不思議じゃない。拘置所仲間にどこまで詳細に話したかはわからないが(X子の興奮気味の説明をY氏がどこまで正確に把握したかも微妙)、「ボールペンで刺した」という言いまわしは、誇張でなく順当といえる。

以上、あくまで臆測の話。はたして、「ボールペンで刺した」が意味するものとは?



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