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日本レコード大賞・大賞受賞曲でオリコン年間1位も獲得した曲は……

 長い日本歌謡音楽史にあって、この2冠を達成した曲は案外少ない。

 例えば、中森明菜『DISIRE-情熱-』(1986年)。

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 個人的にすごく意外だが、オリコン年間では2位。1位は石井明美『CHA-CHA-CHA』だった。ちなみに、1985年大賞の『ミ・アモーレ』も同じパターン。年間1位は、チェッカーズ『ジュリアに傷心』。

 例えば、ジュディ・オング『魅せられて』(1979年)。

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 オリコン年間では2位。1位は、渥美二郎『夢追い酒』だった。

 例えば、沢田研二『勝手にしやがれ』(1977年)。

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 オリコン年間では4位。1位は、ピンクレディー『渚のシンドバッド』だった。

 ちあきなおみ『喝采』(1972年)に至っては、

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 オリコン年間66位。翌年1973年は4位。発売されたのは1972年9月。そこまで年末ギリギリに発売されたわけではない。当時、自分は2歳で、当然まったく記憶にない。11月、12月に入った頃のテレビやラジオの状況が気になる。テレビや有線の力が大きかったと想像されるが、枚数的にもっと売れてていい感じがするし、66位で大賞に選ばれた経緯はなかなかな(大人や業界の事情も? いや、燦然と輝く名曲として選ばれたことに個人的に異論はない)気もする。

 それでは、2冠獲得曲。例えば、ピンクレディー『UFO』(1978年)。

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 当時、自分は小3。実感として100%納得できる。この年の2人は圧巻だった。

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 西城秀樹の『ヤングマン』も学校のクラスで流行っていたが(休み時間、みんなで踊る)、調べてみたところ、年間7位止まり。ただし、第10回日本歌謡大賞・大賞 FNS歌謡祭'79・グランプリなどに輝いている。

 当時の実感として圧倒的なものといえば、寺尾聰『ルビーの指環』(1981年)。自分は小6。『西部警察』が好きだった。

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 『ザ・ベストテン』で9週連続1位。番組記念の、生演奏&歌唱&その日の出演者のお祝いメッセージ入りのレコードも作られた。

 そうして、この曲も。B.B.クイーンズ『踊るポンポコリン』(1990年)。

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 ただし、この年は(その後数年続く)、ポップス部門と演歌・歌謡曲部門の2部門で大賞が設けられ、ポップス部門で受賞という形。当時自分は20歳。正直、思い入れは特にない。。

 そんなわけで、ほかの2冠曲は、

光GENJI『パラダイス銀河』(1988年)
Mr.Children『innocent word』(1994年)
安室奈美恵『CAN YOU CELEBRATE?』(1997年)
サザンオールスターズ『TSUNAMI』(2000年)
AKB48『フライングゲット』(2011年)

 などなど。ほかにも数曲あるはずだが、疲れたので、とりあえずここまでで……。

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