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春になる前のこの時期って、なんだかおセンチ。

みなさんが住んでる場所ははっきりとはわかりませんが、雨が続きますね。

日記を見ると去年のこの時期にはもう桜が満開だったようで、それと比べると今年は桜が遅いみたい。
季節の移り変わりを感じるのは大切な事だと思うけれど、子供の頃は季節が変わる方が先で、それに後から気づいてたような気がする。

学校生活が一定のスケジュールで動くからなのかそっちがメインで、季節が変わったことは、春の遠足とかプールの授業が始まったとか、秋の運動会とか、お別れ会の練習が始まったとか、そんなことで季節を感じてた気がする。

今でこそ呑気に散歩したりしながら周りの環境を見て、春だ夏だって感じられるけど、仕事で忙しくしていた時はそんなことも気にせずに毎日を送ってた気がする。
時々フッと空いた夜の時間に、夏に向かう風を感じたり、徹夜して夜明けが速くなってきたなって感じたり、まあ、感じないわけではなかったけれど、あんまりいい感じ方でもない。

大抵の人は長い人生のうち、そんな時間を過ごすことが大半を占めるっていうことを、渦中にいるときはそんなもんだと思っていたし、実はそんなに気づいてもいなかった。

今思うと、ちょっぴり残念な時間だったかなとも思わなくもない。
けれど、あの時間があったから今の時間があるわけだから、それはそれで必要な時間だったんだろう。

忙しい日々の中にあったからこそ、その時間の中でとる休暇は特別に楽しかった。
バケーションが日常でもそれはそれで飽きるかもしれない。
おっとそう書いてみると意外と真面目なんじゃなかろうか。

他にもカワセミが見れる場所があるらしいことを知った。
詳しい人はどの世界にもいるもので、この川沿いに4つの個体がいるとか、この川の暗渠に入る手前で見れますとか色々書いてある。

カワセミッチェルと会うまでは、カワセミなんて山の中の清流にいるもんだとばかり思っていたから、改めて思い込みってすごいなと思う。

誰かに「カワセミは山の中の清流にいます」って教えてもらったわけでも、何かで読んだわけでもないのに、そんなふうにインプットされてたっていうのが不思議。

カワセミを見たっていう人も結構な確率で「こんなところにカワセミがいるなんて」というフレーズを使っている。
みんなそう思うんだよね。

水面を直線飛行する青緑の宝石 メスのくちばしは赤い口紅を塗ったよう
全長17cm。くちばしは体の割りに長い、魚取りにすぐれた鳥です。日本では全国にすんでいます。巣は土崖に横穴を掘ってつくります。池、川など淡水域の水辺で餌をとるのが普通ですが、離島などでは海岸で餌をさがすものも少なくありません。渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりしています。羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれ、その美しさは古代から注目されていました。また、昨今、現代人にもこれほど人気のある鳥も少ないでしょう。形態の美しさもさることながら、昭和40年以降の自然環境破壊で「ほろびゆく自然のシンボル」として扱われているためでしょうか。最近は都心でもすっかり回復しましたが、東京に清流が戻ったことにはなりません。清流にすんでいたメダカ・オイカワのかわりに、汚水にも強いフナやモツゴが増えてきたように、カワセミは自分たちの生活を変えて新・カワセミとしての存在をアピールしているのかも知れません。

サントリー愛鳥活動のページ

昭和40年以降の自然環境破壊でって書いてあるけれど、知らなかった。
そういう事があったんだ。確かに工場排水とかで川が汚い場所があったって何かで見た気もする。

排水とかを直に川に流すとか今じゃ考えられないけど、今は今でまた違った問題もあるしね。
海の近くに住んでる人が、流れ着いてくるクズクズになったプラごみとかがすごいって言ってた。

ちょっとだけ便利になるとどっかになーんか皺寄せが来るのも困ったものだ。
でもだからって今の生活から極端に何かがなくなっても大丈夫ですって言える自信はない。

以前行ってたスーパーで、80歳手前くらいの女性がジーーーっと動かないで随分長い事何かを眺めてるから、なんかわかんないのかなと思って「どうかしかしましたか?」って聞いたら「あのね、いつも買ってる納豆が1円値上がりしてるの」って言われた。
悲しそうだった。

そう、「どうかしましたか?」って聞いたくせに、私には何も出来ない。
その人に1円あげたらいい?そんな傲慢な事できないし、その時だけそうしてもなんの役にも立たない。

時々、その時のことを思い出してしまう。不甲斐ないってこういうときに使うんだろうか。

その時も雨続きの春になる前だったからかも。
元気なお日様、戻ってきて!

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