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これ以上ひどくなりませんように。

容赦ないな。
でも多分「容赦する」なんて言葉とか関係ないんだろうな。
人間が作ったこっちサイドの言葉、こういう時ひどく虚しく感じる。
「なにも、元旦から」とか勝手に思う。
元旦も誕生日もクリスマスもバレンタインデーも、あっちサイドにしてみたら何にも関係ないのはわかってる。
自然って、これも人間の言葉だけど、そういうものってしかたない。
そりゃそうだとは思う。
私たちよりずっとずっと昔から存在していて、それもあって地球だって大陸だって海だって、なんだか人間が住んでもいいようになった部分もあるし。

年末、お正月、大したことない1日だとしてもささやかな日々を送って、人間レベルからすれば、それが季節の移り変わりや出来事として大切で、大袈裟に言えば生きてる感じがするポイント、ポイントで、名前がついてるだけで、特別何も変わらず過ぎてゆく同じ時間の一部で、何があっても何をしていても、止める事ができなくて。

ちっぽけに右往左往しながら生きてる程度の私だから、そんな事を考えはしても、やっぱり容赦ないなと思ってしまう。

せっかく用意したおせちも、もしかしたら久しぶりの家族の団欒も突然そんなことになるなんて。やっぱり大変だし、怖いと思うし。

繰り返す1日に特別な名前や行事ごとを作るからいけないのかなあ。
これがなんでもない日に起こったとしたら、また、違った感じに思うのかなあ。
そんな事ないね。いつだって、なんて事ない日だって、朝起きて生きてるっていうだけのことだって本当はものすごいことなんだから。

仕方ないことなんだろうけど、なんだかね。
少しでも落ち着いたらいいな、何を言ってもアレだけど。

朝から暖かくてひどく天気がいい。
元気がないように見えたポトスを植え替えてみた。
気のせいかもしれないけれど、葉っぱがシャキンとして瑞々しく見える気がする。

モップもかけたし、お洗濯もした。
とにかく出来ることをやって、それが出来ることを大切に思おう。

これ以上、ひどくなりませんように。
みんなでそう思ったらどっかに何かに通じるかも。
岩をも通すって言うし。

なんなんだよ、もう。
頭では仕方ないって理解できるんだけど、やっぱり心ではそう思ってしまう。




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