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Stable Diffusionカスタムモデルを紹介

Stable Diffusionで使えるカスタムモデルが今では数え切れないほど公開されています。どれを使ったらいいのか?どんな感じなのか?
個人的に試して気に入ったものを記録として残しています。
※日々更新しています。

Stable Diffusionってなに?と言う方はこちらの記事をご参考ください。

カスタムモデル導入方法


カスタムモデルの導入方法はGoogle Colaboratoryで以下のコードを入力するとダウンロートが出来ます。

%cd /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/
!wget モデルURL

※%cdでダウンロードディレクトリを指定してあげます。これを指定しないと正しいフォルダにダウンロードされずautomatic1111で認識されません。
!wgetで指定されたURLのファイルをダウンロードします。
automatic1111を起動すると左上からモデルの変更が可能になっています。

カスタムモデル一覧


ShiratakiMix

Vすき焼きさんの最新モデルです。2D風の画風に特化したマージモデルで色鮮やかな風景とキャラを可愛く美しく生成できます。
とても明るく綺麗で生成して楽しいモデルとなります。


サンプル


サンプル


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SukiAni-mix

Vすき焼きさんのモデルです。このモデルはpastel-mixとAbyssOrangeMix2をマージして生成されたもののようでVAEは必要ないようです。SukiyakiMixV1の時よりも高画質でカリカリ気味のイラストが生成できるようになりました。


また風景が超極力で風景系プロンプトをガンガン受け付けてくれます。風景作りなら現状最強モデルです。

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MORIMORImix


MORIMORImixは、2023年2月に公開されたモデルで、アニメ調のイラストが得意なモデルです。

https://twitter.com/ohou44sub/status/1640634907675459584

MORIMORImixの特徴は、キャラクターの表情やポーズがとても豊かに、背景も美しく描きこまれます。
色彩も鮮やかで、明るい雰囲気のイラストを作りやすいイメージです。MORIMORImixは、他のモデルと比べても高い完成度を誇っており、多くのユーザーから好評を得ています。
初めての方でも簡単に美しく可愛いイラストを生成できるのでおススメでカスタムモデルになります。


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SukiyakiMixV1

SukiyakiMixV1は、pastel-mixとAbyssOrangeMix2という2つのAIモデルをマージしたモデルです。

pastel-mixは、anditeさんが作成したモデルで、柔らかくて可愛らしいイラストを生成することが得意です。
AbyssOrangeMix2は、WarriorMama777さんが作成したモデルで、鮮やかな色彩とリアルな質感を持つイラストを生成することが得意です。SukiyakiMixV1は、これらの2つのモデルの特徴をバランスよく組み合わせたモデルで、pastel-mixの優しさとAbyssOrangeMix2の鮮やかさを一度に使うことができるモデルです。

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EimisAnimeDiffusion

EimisAnimeDiffusionは、Anything v3.0という別のStable Diffusionの学習済みモデルと比べても、グレーに近い色が少なく、カラフルで鮮やかな画像が生成されやすいです。特に光の表現がとても強く明るい美しいイラストを生成するのに特化しています。

光の表現をたくさんプロンプトに入れて利用するのがおススメです。
特に夕焼けがとても綺麗です。


Counterfeitv2

Counterfeitはアニメ調の安定拡散モデルです。

SukiyakiMixV1と似たように優しいふんわりとしたイラストが得意です。
色合いは若干グレー寄り、鮮やかさはSukiyakiMixV1の方が上でした。
公式ページのサンプルプロンプトはとても美しいのでプロンプトにとても左右される難易度が高めなモデルに感じます。VAE導入とプロンプトを使いこなせると化けるかもしれません。

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サンプル1
サンプル2

Anythingv3.0

Anything v3.0は登場と同時にとても話題となりました。
NovelAIを凌駕しているという圧倒的な支持で一気に世界に広がりました。
手の描写もかなり精度が高く自然に生成してくれます。

高クオリティで自然なイラストが生成でき、既存キャラクターも学習しているので初音ミクや他アニメキャラも簡単に生成できてしまいます。
ただし問題もありこのモデルは画風を変えづらいという特徴を持ちます。
例えるならば、水彩画風にしてほしい、としてもアニメ風イラストになってしまったり、ふんわりとしたイラストにしてほしい、としてもカリカリに高画質なイラストにしてしまったりと画風に関しては自由度がとても低い印象を持ちます。またプロンプトに入れていない余計なものをガンガン入れてくるお節介な要素もあります。思った通りに行かない傾向があり、どちらかと言うと簡単にイラストが作れればいいという初心者向けなモデルです。

https://twitter.com/ohou44sub/status/1592417788907630594

また初期状態では色がとても薄く違和感があると思います。
正しい色、美しい色を出すためにはVAEが必要となってきます。
Anythingv3.0にはstabilityaiさんが提供しているvae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensorsを利用することで色鮮やかな色が表現できるようになります。


VAEはこちら(導入方法は別ページに掲載予定)

この記事を書いている時点で気づいたのですが現在はモデルとVAEの複合モデルのAnything V3 – Better VAEが存在してい様ですが現在は公開が停止されていました。紹介は無しです。

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Waifu Diffusion v1.3

初期の頃は最強を誇っていたアニメモデルです。
1.2からの変更でかなり絵柄が変わりました。
リアル背景が弱くなり風景重視の私には戸惑いがありましたがキャラクターはふんわり柔らかく可愛らしいイラストが生成できるのでとても優秀なモデルと感じました。
現在は多彩なカスタムモデルがあるので使わなくなってしまいましたが、この頃の上手くいかない絵作りがとてもワクワクさせられるものがありました。

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※この記事はBingチャットのサポートを受けながら書いています。
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