四国歩き遍路の記憶#014 12日目 2006.3.6 28~30,32番
こんにちは。
四国遍路の整理に挑戦中 とっつーです。
2006/3/6(月)の概要
天気:晴 時々 雨 13.7℃/6.0℃
札所:28.大日寺 29.国分寺
30.善楽寺 32.禅師峰寺
移動:徒歩17km + 車
宿泊:ビジネスホテル土佐路(旅館)
起床:6:00頃 就寝:24:00頃
支出:10339円 収入:300円
久しぶりに歩き…盛大に迷いました。
怠けた罰でも当たったのでしょうか?
7:00~16:00 歩き遍路
高知の観光もちょっとします。
札所を打つ
< 28番 法界山 大日寺 >
奥の院の爪彫薬師堂には、弘法大師が爪で彫ったと伝わる薬師如来像が奉られています。特に首から上の病に霊験あらたかで、願いが叶ったら穴の開いた石を奉納する習わしがあるそうです。穴の開いた石がたくさん納められていました。
当時、遍路地図にも載っている野市動物園では、人のように二本足で立つレッサーパンダ・風太くんが話題になっていましたっけ…
< 29番 摩尼山 国分寺 >
杮葺きの趣深い本堂でした。杮→こけら。果物の柿に見えますが、実は市の部分に違いがあります。
この近くには国司館跡(紀貫之邸跡)があります。気にはなったけれど…迷ってタイムロスしたので寄るのはやめました。
< 30番 百々山 善楽寺 >
隣に広くて立派な土佐神社があります。というか、土佐一之宮(土佐で最上位の神社)である土佐神社の横に善楽寺が添えてある感じです。
< 32番 八葉山 禅師峰寺 >
ぜんじぶじと読みます。岩の窪みに溜まった水の水位が、潮の干満に合わせて変わるという干満岩がありました。海の近くとはいえ標高82mの高台にある禅師峰寺。空気の入った細い隙間で海までつながっているんですかね。
道に迷う
28番→29番の途中、一瞬、迷子になりましたが、すぐに軌道修正しました。直後、今度は盛大に迷いました。おかしいと思っても人がおらず聞けません。神社で休もうとした時、お婆さんが登場。その後、次々と人が現れて、リレーのように案内していただきました。納経代にと300円も受け取ります。
今は、すぐにスマホで調べられるのですが…17年前は人に出会うまで彷徨うほかありませんでした。でも、それも醍醐味だったような気もします。
昼寝する人
夏場は、涼しい早朝に歩いて昼は休む人も多いのですが、冬に昼寝していたのはなぜなのでしょう?
テントの中なのに寝ていると分かったのはイビキが聞こえたからです。橋の下で寝るなんてお大師様か!?と思ったりもしました。(橋の話は、#008の金剛杖で触れています。)
高知を観光する
牧野植物園に寄る時間調整のため、この日は30番で打ち止めして高知市内を観光します。の、はずが、車遍路さんに誘われて32番にいき…高知城の天守閣には間に合いませんでした。日本3大ガッカリの復刻ミニチュアはりまや橋には満足し、カフェオレにガッカリし、木造アーケードの商店街をぶらつき、帰宅ラッシュに活気付く路面電車で宿に戻りました。
宿:ビジネスホテル土佐路
地元の方が、今日の宿をしきりと気にかけてくださいました。昨日の絵金蔵でもそうでした。歩き遍路の宿を気にするのが高知人の特徴なんでしょうか? 納経所にあったパンフから今夜の宿はここに。都心部は自分の感覚も日常に戻るのか、善根宿を探そうという意識が薄れる気がしますす…
ごく普通のビジネスホテルですが、スタッフがとても親切な方でした。
★各図の出典★
図1〜図3はネットから図を借用し作成しています。
※1: 「四国遍路」 基本情報|日本遺産ポータルサイト の 詳細(PDF)を加工して作成
※2: 歩き遍路のための「四国遍路」巡礼マップ | 聖地巡礼 四国遍路 | 回遊型巡礼路と独自の巡礼文化 の 一括ダウンロード(PDF)を加工して作成
日記の原文
note記事を利用して手書き日記のデータ化もしているのですが、私的なものをフルオープンもどうかと思い、原文は有料化という鍵をかけています。
自分にしか分からない書き方の部分は、補足を付けてあります。
ふらっと入った喫茶店のカフェオレが美味しくなくて(´・ω・`)ショボーン
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