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四国歩き遍路の記憶#029 27日目 2006.3.21 46-49番

こんにちは。
四国遍路の整理に挑戦中 とっつーです。

区切り打ち2回目の記事を書きはじめようとしたら
日記が見つからなくて茫然自失中です…(TдT)


2006/3/21(火)の概要

 天気:晴       15.4℃/5.3℃
 札所:46. 浄瑠璃寺 47. 八坂寺
    48. 西林寺  49. 浄土寺
 移動:徒歩25km   +  電車、バス
 宿泊:高速バス
 起床:6:30       就寝:20:00
 支出:14191円
7:45~16:00 歩き遍路
帰宅のチケットを買いに行ったら
ちょうど空きが出ていてそのまま帰宅へ…

図1. 移動の記録 2006/3/21(へんろ道全体)*1
図2. 移動の記録 2006/3/21(部分拡大)*1

文珠院と八塚

四国歩き遍路の記憶#000【旅がはじまる前】で書いた、四国遍路のはじまりとなった衛門三郎。彼の生家跡は文珠院というお寺になっています。弘法大師の祟り(?)で亡くなった子供達のお墓とされる八塚もこの周辺にあります。

文珠院
パリピな松がお出迎え ウェーイ\(^o^)/
衛門三郎と妻の像があります
天狗もいました なぜ天狗なのかはわかりません

苦戦しつつ八塚も見つけました! 立て札には八塚古墳とあり、衛門三郎の時代よりもっと古くからある古墳で、そこに衛門三郎の子供達の墓の伝承が結びついたという解説が書かれていました。

原っぱの中に こんもり しているのが八塚の1つ
近づくとこんなでした
直径10m程です
こんな塚もありました
8つ全てを見つけることは諦めました

札所を打つ

図3. 2006/3/21 に歩いた「へんろみち」 *2
今日は縦のマップばかりだなぁ…

< 46番 医王山 浄瑠璃寺 >
日記には、山門がなく境界石のようなものがあるだけと書いています。本当に山門が無いのか…ネット検索ではわかりませんでした。トップ画にしている軒先の写真も、46番で撮ったものです。

階段両端の石が境界石
昨日、熊本から救護隊がきた女子大生も写っています
ご神木のような巨木…お寺だとなんと言うのでしょう?
浄瑠璃寺 大師堂
マンサクが綺麗でした
お釈迦様が説法する際に座った石とか
お釈迦様の指紋といった珍しいものが点在しています。


< 47番 熊野山 八坂寺 >
ますます栄えるという意味の弥栄(やさか、いやさか)と、8ヶ所の坂道を切り開いて創建したことを掛けて、八坂寺というらしいです。
こちらは橋のような山門がありました。

山門なのか 橋なのか
山門の天井画
八坂寺 大師堂
下の飾り(懸魚:げぎょ)が 鳳凰なのはともかく
上の鬼瓦が亀なのは珍しい


< 48番 清滝山 西林寺 >
納経所の呼び鈴を鳴らしたら、何度も何度も鳴り続けてビビりました。

こちらは、山門の前に石橋がありました
本堂の縁側で寝ていた猫たち
近づいても起きる気配なし
西林寺で出会ったお遍路さん達の荷物
この量を持っていたら野宿もする歩き遍路さんです
私の荷物もこれに近い量でした。


< 49番 西林山 浄土寺 >
納経所で、本当に1番から歩いてきたのかと若干疑われています(笑)

「ここまで歩いてくると疲れ切った表情の人が多いのに、貴方はずいぶん元気ねぇ…楽しそう」と言われる。そりゃ、観光してますからねぇ…
そういうと「それは良いことよ。年配の方は「何も考えません。歩くだけです。」という人が多いけれど、後からいろいろと考えるみたいよ。」と言われる。そういうもんなのかな。

2006/3/21 日記より

どんだけ楽しそうだったんだ…(;'∀')
他のお遍路さんに、読経がかなりの高速だと驚かれたのもここでした。
建物を見るのが好きなので、社寺建築を見(て、写真に撮り)たいのですよ!その時間を稼ぐには、読経時間を短縮することが大切なのですョ!!

西林寺 の次は 西林山…


帰りのチケットを買いに行ったら…

納経時間ギリギリまで遍路を続けたところ、49番まで行くことができました。49番でお線香も蝋燭も無くなり、加えて23日中に東京に戻らなければならないため、ここで打ち止めにします。
帰りのチケットを購入するために電車で松山駅へ。
乗換が少ない高速バスで帰りたいな~。空席あるかな~。なかったら電車を乗り継ぐしかないよな~。
なんて思いつつ窓口に行くと…なんと、2時間後には発車する直行便に1席キャンセルが!! (゚д゚)!
それにします!と購入して乗場に行ってみたら、3列独立シートの ゆったりした車両でした。ラッキー♪
そんなわけで、19:10には松山駅を発ち、翌7:30に東京駅へ戻ったのでした。

なんとなく撮っていた大根
成長しすぎないようにしているのだろうけれど
なんともユーモラスなお姿に


★各図の出典★
図1〜図3はネットから図を借用し作成しています。
※1: 「四国遍路」 基本情報|日本遺産ポータルサイト詳細(PDF)を加工して作成
※2: 歩き遍路のための「四国遍路」巡礼マップ | 聖地巡礼 四国遍路 | 回遊型巡礼路と独自の巡礼文化一括ダウンロード(PDF)を加工して作成

日記の原文

note記事を利用して手書き日記のデータ化もしているのですが、私的なものをフルオープンもどうかと思い、原文は有料化という鍵をかけています。
自分にしか分からない書き方の部分は、補足を付けてあります。

この日は、番外霊場が沢山ありました。
本編には書ききれないので補足で書いておこう…

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