オオカミ少年と、インスリン抵抗性
インスリン抵抗性という言葉、聞いたことありますでしょうか?
インスリンは聞いたことあるけど…抵抗性?どゆこと?となりませんか?
下の本に、とてもいい例えがあったので、紹介させていただきます。
体が、「インスリン抵抗性」と呼ばれる状態に陥り、「オオカミが来た!」という少年の叫びを繰り返し聞いた人々のように、インスリンが鳴らす警鐘を真に受けなくなるのだ。
というのです。
インスリンとは、膵臓(すいぞう)という内臓から出るホルモンです。
ホルモンは色々なメッセージを体に送ります。
インスリンが出すメッセージは
「脂肪を燃やすのをやめて、ブドウ糖から燃やせ!」
と、
「貯蔵庫から脂肪を持ち出すのをやめよ!」
です。(結果、血糖値が下がります。そして、脂肪はエネルギーに使いにくくなります。)
「脂肪が余ってこまっているんだから、
ブドウ糖じゃなくて、脂肪つかってほしいのに!」
そんなこと言いたくなるのはわかります。
でも、感情的にならずに一度立ち止まりましょう。
なんでそうするのでしょうか?
血糖値がずっと高いのは、体にとっては有害なんです。
これにつきます。そして、先ほどの引用から続きます。
そうなると体の警報システムは混乱し、やがてメタボリック症候群という本当の危機に陥る。それはまさに、肥満、高血圧、2型糖尿病、心臓病、脳卒中、そして間接的にはがんといった、たちの悪い病気に結び付く状態だ。
オオカミ少年の話では、本当にオオカミが来て大変な目にあいます。
人の体では、有害なほどの血管内にあるブドウ糖が、さらに大きな病気となって襲い掛かります。
ですので、オオカミ少年を自分の体で起こす前に、まず
甘味のあるジュースだけは避けよう!
と主張されています。
こちらの本は、運動の仕方や、睡眠・マインドフルネス・コミュニケーション・自律神経など、広い観点から今、わかってきたことをまとめてくれてありますので、是非興味あれば読んでみてください。もう一回リンク張っておきます。
今後も、なんとなく理解しがたい医学用語に対するいい例えに出会えたら紹介していきます。無理くり自分でもつくっていきます^^
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