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【育児×健康×書籍】知育のおもちゃや、教材よりも、日本に足りないもの

こんな本を読みました。

著者は、「子どもの睡眠と発達医療センター」特命参与らしいです。

【読んだ経緯(関心ない方はスルー!)】
元々は、別の本で発達障害について調べていると、遺伝・環境双方でいろんなリスクがある。
その中で、睡眠が不十分なことが、発達障害にもつながる??という文面を読み、調べたくて読みました。

【読んでのメモ】
・日本人全体の平均睡眠時間は1960年から2010年の50年間で、1時間ほど減っている。
・乳幼児の睡眠時間の国・地域別では、17か国中、最短。
・夜の寝る時間帯についても、22時以降で寝る割合が50%近くあり、調査した国の中では断トツで、寝るのが遅い

・赤ちゃんは沢山寝るのは、

「神経回路網を構築して未成熟な脳機能を完成させ、情報処理能力を高めたり、維持したりする器官や物質のメンテナンスとエネルギーチャージを行う」

ため、とのこと。

知育おもちゃでせっせと遊んでいる時以上に、寝ている時の情報整理と、明日への準備が非常に大切!ということです。

発達障害・ひきこもりや不登校などの背景に、この睡眠障害(夜眠る時間の総量・質(夜に目覚めてしまうなど)・時間帯(遅寝、遅起きではリズムが作れず))が影響しているのでは?と。

この治療をしている著者曰く、圧倒的に「治療より予防の方が早く・楽」と。まぁなんでもそうですが。

この治療や改善に向けては、「寝る」という基本家族単位で行うものであるため、親の協力も必要。現状を知るには「睡眠記録」を進めていました。

僕の事業の都合もあり、大人向けの睡眠関係の書籍も読みましたが、やはり今の睡眠の記録は大切とありました。自己理解ってすごく大切。


ちなみにですが、時期別の必要な睡眠時間については以下の通りです。

新生児:16~18時間/日
1~3ヵ月  :15~17時間/日
4~6ヵ月  :12~13時間/日
7~12ヵ月:11~13時間/日
1~2歳   :11~13時間/日
3~6歳   :10~12時間/日
7~9歳   :  9~10時間/日
10~12歳  :   8~9時間/日

(※文中からまとめて引用)

↑より時間的に足りていない状態が続いていて、対人関係のトラブル・学習不振・朝起きられないなどがあった場合は、まずは睡眠の改善を目指すのもありかもしれません。



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