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"SPおすすめコーディネート写真集" は最強ツールだった!

前回の記事を投稿した後でクロスメーカー「サンゲツ」のホームページを何気なく見ていたら、凄いものを見つけてしまいました。
今までの苦労はなんだったんだろうってため息が出るほど "目から鱗" のウェブページ上のツールです。 
クロス選びが苦手な人でも、直感で選んでいくだけで失敗することなくイメージ通りの部屋が簡単に作れそうです。 

その名もSPおすすめコーディネート写真集 。

こんなツール、今まで見たことがありませんでした。
何が新しいって、普通は小さなサンプル帳やショールームの特大パネルを眺めるところからクロス選びが始まるのに、それをすっ飛ばして施工後の部屋全体の雰囲気や色のトーンがイメージできる写真で先ずは方向性を決め、順に選択肢を絞っていくことで最終的に最適商品に辿り着くように導いている点です。まさに逆転の発想です。

サンゲツの量産クロス "SP" シリーズのカタログ掲載商品は105点ありますが、その全てのコーディネート写真から ”こんな感じの部屋にしたい” を「インテリアスタイル」や「部屋別」「床色別」など、自分に合った検索方法で探し出せ、プロが考えたコーディネートをそのまま自分の部屋で再現できるという優れものです。
全商品の施工写真を漏れなく掲載しているところが最大のポイントで、どの写真も施工後の雰囲気がきちんとイメージできるように光の当たり具合を考えて撮影されているため、実用性の高い "使える写真カタログ" と言えます。

他のメーカーも自社のクロスのコーディネート写真を掲載してはいますが、安価な量産クロスは代表的な数点だけの場合が多く、あまり参考になりません。
また掲載写真が多いメーカーの場合でも、商品イメージを優先してか、光の陰影を強調しすぎる写真ばかりで施工後の仕上がりが掴みづらかったりします。

このツールの使い方ですが、以下の3つの検索方法から好きなものを選んで表示されたコーディネート写真のアイコンをクリックしていけば、あっと言う間にクロス選びが完了します。

インテリアスタイルで探す・・・

画像1


部屋で探す・・・

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床色で探す・・・

画像3


では、実際にやってみますね。


先ずは現状の床色から検索してみます。
色目が近い「ミディアム色」を選択。すると14パターンがヒットしました。

パターンごとのアイコンにはコーディネートされた部屋の写真と、その下にインテリアスタイルと部屋パターンも小さく表示されています。

例えば 「ミディアム色」のフローリングで ヴィンテージ風 にしたいのであれば、「ヴィンテージ」と表示されているコーディネートを探してみます。
14パターンのうち3パターンありました。

次は部屋パターンの選択肢ですが、3パターンともLDK向けで同じなので順番に見ていくことにします。


アイコンの一つをクリックすると、大きなコーディネート写真と簡単な解説文が出てきます。

その下に「プランメモをダウンロードする」のボタンがあります。
これを押すと、写真のコーディネート通りの仕様書がPDFで作成されるので、このままリフォーム会社に持ち込むことができます。

その下にはコーディネートに使ったベース、天井、アクセントのそれぞれのクロスのアイコンと、おすすめの床材のアイコンも並んでいます。
ベースクロスのアイコンをクリックすると、コーディネート写真2パターンとクロスの拡大写真、引きの写真の4枚が出てきました。 

写真を保存しておきたい場合は「画像ダウンロード」ボタンを押します。
全ての写真をZIP形式で圧縮したファイルが保存されるので、フォルダーを開いて一括解凍します。

ほら、もうクロス選びが完了しました。
簡単でしょ?


クロス選びはホントに難しかったです。
何回経験しても、「これでいいのか」と台紙に貼ったカットサンプルを眺めながら自問自答を繰り返していました。
と言うのも、頭では分かっていてもどうしても淡い色目やおとなし目の柄を選びがちだったからです。

でも今回紹介したツールを自分で試してみて、なぜ思い切った選択ができなかったのかその原因が分かりました。
商品を絞り込むための手順が間違っていたんです。

クロス選びのとっかかりとしてまず始めるのは、横23cm × 縦15cmほどのメーカーのサンプル帳やウェブ上のデジタルカタログのチェックですよね。
サンプル帳の場合、テーブルや膝の上に置いて眺めるので、目とサンプルとの距離はせいぜい50cm程度。
この距離だと、色は濃く見えるし表面のエンボスもクッキリ浮き上がって強めに見えます。
ここが間違いの第一歩。

次にメーカーからサンプルを取り寄せてA4サイズの貼り上げサンプルを作り、それを壁にくっつけて離れた場所から見てみますが、それでもサンプルとの距離は1~2mぐらいでしょう。
離れて見ることで色の濃さや全体の色目は実際に貼り上げた時の感じに近づきますが、2mも離れると今度はA4サイズのサンプルでは小さすぎて部屋全体をイメージするのは困難です。

ならば大きなパネルで見てみようとメーカーのショールームに行ってみますが、パネルは連結された可動式のため隣のパネルとの隙間を思いっきり開いても120°ぐらいしか開きません。できることなら数メートル離れた場所の真正面から眺めたいけれど、それも叶いません。
さらにショールームではパネルの真上から固定された照明が当たっているので、光の当たり方によって変化する見え方の違いも確認できません。


今まで誰もが陥っていた間違ったクロス選び。
これをひっくり返すこのサンゲツのツールは画期的ツールです。

ツールで辿り着いたクロスのサンプルを取り寄せて、実物を手に取って見てみてください。
きっと「えっ!このクロスを貼ったらあんな感じになるの?!」と、今までのやり方では到底辿り着けなかった意外な結果にきっと驚くはずです。

ぜひお試しを!

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