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退去後クリーニングの五つ道具

間もなく春の退去シーズン到来ですね。

退去した後のクリーニング、どうしてますか?
賃貸管理会社に全てお任せ? それともご自身で直接プロのクリーニングに頼んでますか?
自主管理家主の私は自分で掃除しています。
経費を浮かせるためもありますが、実はもっと大きなメリットがあるからなんです。

自分で掃除すると、部屋の状態、つまり傷み具合がホントによく分かります。
クロスの汚れや剥がれ、フローリングの欠けやへこみ、巾木のささくれ、建具の傷、蝶番の軋み、取っ手やドアハンドルの錆、ネジの緩み・・・数え上げればきりがありません。

傷み具合が分かれば修繕する優先順位が付けられますし、そのための予算も立てられます。
また、掃除しながら記録写真を撮っておくことで、入居者との余計なトラブルを回避できます。

それが一通り終わったら、建具などの表装部分の補修を可能な範囲で自ら行います。
この「可能な範囲」というのがミソで、ホームセンターなどで購入できる道具や補修材を使って「プロと遜色のない仕上げができるか」がこの「可能な範囲」の基準です。
それが出来そうならば自分でしますが、自信が無かったり手に負えそうじゃない場合は、潔くネットで専門業者を探して依頼します。

この時、決して無理をしてはいけません。仕上がりが見るからに素人仕事と分かるようであれば、その安っぽさが部屋全体のイメージに影響します。
内見者に目ざとく見つけられ、「ケチな大家」の烙印を押されて敬遠されるかもしれません。
資産価値が落ちてしまうことだけは絶対に避けましょう。


さて、クリーニングには使い勝手のいい道具が必要ですが、私が愛用している五つ道具を紹介します。

先ずは、自宅から賃貸物件までクリーニング用具一式を運ぶためのキャリーカート。
あまり乗らない車を手放した私はこれを引いて地下鉄に乗って移動していますが、「キャンパーズコレクション」とネーミングされているだけあって、デザインが良いので掃除道具を入れて運んでも人目が気になりません。

従来型のキャニスター掃除機に散水ホースや工具箱、洗剤や雑巾などの清掃道具がすっぽり入る大容量で、軽いのにガッチリ太めのアルミ製フレームは安定感があり、使わない時にはコンパクトにたためてたいへん重宝しています。
(現在在庫切れで再入荷予定も立っていないようなので、ご参考まで)


次に散水ホース。
ベランダの掃除に使いますが、実はユニットバスの掃除の必需品なんです。
漂白剤を塗布して時間を置いた後に強い水流を当てれば一気にカビ取り作業が進みますし、エプロンを外した浴槽の裏側まで洗えます。

お薦めはこの軽量コンパクトサイズ。ホースは15mあれば玄関側の洗濯機置き場からでもベランダまで届きます。


忘れてはいけないのが、このニップル。これが無いと洗濯機用水栓と散水ホースが接続できません。
形が似ているので嵌められそうに見えますが、規格が違うので要注意です。
一緒に購入しておきましょう。


次に揃えておきたいのは、この噴霧器。
ユニットバスで最初の作業となるカビ取りで威力を発揮します。ロングロータリーノズルで浴槽の裏側まで漂白剤を飛ばせます。


クロスの掃除はこれでOK! 天井だって楽に拭けます。
類似商品をいろいろ試してみましたが、少し盛り上がった中央部分がフカフカで弾力があり、面全体で汚れをキャッチできるように設計されたこの商品はピカ一です。値段だけのことはあります。
柄の部分が5つのパーツにコンパクトに分解できるので持ち運びにも最適です。もちろん床掃除にも。


あとは漂白剤や洗剤、ブラシや雑巾などを揃えれば準備完了!

次回は、自主サラ大家流の効率的な掃除の仕方を伝授します。

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