これは丁度30才違いの私と母の旅行日記。私と母は毎年必ず2.3回は旅行に行くのだけど、不思議と毎回めちゃくちゃいい旅行ができる！ということで
丁度去年の3月に旅行したことを思い出して一年前の旅行日記を書いてみることにしました。この時期に行く人や、親子で旅行する人の参考になれば嬉しいです！

羽田空港に前泊✈️

旅行は宿からプランから全て娘である私が提案するのが暗黙のルールになっているのだけど、前泊については母が毎回手配をしてくれる。

ここはかれこれ4年前イギリス旅行のときに前泊してから大好きなホテルになった。
羽田空港と直結していて、ほんとに空港に泊まっているような感覚…！！！

私たちが前泊をするのは、便が始発でも間に合わないとか、時間的な理由ではない。旅に出る前の心の準備と心の余裕を持つためである。

『朝家からバタバタしながら羽田に向かうよりも、ホテルから出発するっていうだけで既に異世界にいるようでワクワクするのよね』

と母は前泊する度に話す。
確かに前泊は時間的にも金銭的にも余裕がないと出来ないことではあるが、出来れば一度体験してみてもらいたいなと思う。決して『勿体無い』とは思わないはずだから。

そして旅の始まりを最高にする秘訣だと思う！

出雲縁結び空港🫶到着🛬

8:35に出雲縁結び空港に到着。

縁結び空港って名前かわいい！
この空港に来ただけでご利益ありそう！

この日の目的はなんといっても出雲大社⛩️に行くことだったので、空港から出雲大社行きのバスに乗って向かうとする。
ちなみにバスは飛行機の到着時間と合わせた時刻表になってるみたいなんだけど、30分くらいは外のバス停で待ったかな。地味に寒い🥶

バスに乗って出雲大社へ

バスに乗ると見えてくるのはひたすらに長閑な田舎風景。
30分くらいバスに揺られたらいきなり見えてくるのがこの出雲大社の入り口の鳥居…！

ここからもう出雲大社なの！？と興奮した私と母であったが、
それは半分ハズレで半分正解のよう。
この鳥居は一の鳥居といって出雲大社の四つ鳥居があるうちの一番遠い鳥居だ。その先にある『勢溜』と言われる二の鳥居が正門で、この一の鳥居から二の鳥居まではお土産やさんやお茶屋さんがいっぱい。イメージとしては鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう通りをぎゅっとしたみたいな感じ。

バスから降りて、私たちは本日の宿へ向かいます。荷物を預けたいもんね。

本日の宿はこちら！ででん！

竹野屋さん🥹
いつも母との旅行は観光する場所や食べたいものに拘ることが多くて宿はビジネスホテルを選択することが多いのだけど今回は特別！どうしても私がこの竹野屋に泊まりたかった！

竹野屋は1の鳥居と２の鳥居の間である神門通りから少し脇道に入った場所にあって、出雲大社に泊まるみたい！とワクワクした。

ガラガラ〜とおばあちゃんちみたいな玄関を開けると、お雛様も飾ってあって、雰囲気からわかる素敵な旅館。

チェックインが楽しみだねといいながら一旦荷物を預けて外に出る。

先に稲佐の浜に行きましょう

この時点でまだ10時前くらい。
朝に羽田を出発したばかりなのに、今すでに出雲大社にいるのが不思議な気持ちだ。朝の出雲大社は辺り一帯まで空気が澄んでいて、胸いっぱいに空気を吸い込むだけで身体が浄化されていくようだった。

竹野屋で荷物を預けて身軽になった私たちが向かうのは出雲大社から15分程歩いたところにある稲佐の浜。
あれ？先に出雲大社行かないの？と言いたいところだが、これは私たちなりに出雲大社の参拝ルートを調べた結果である。神在月には日本各国の神様をお迎えする神聖な場所である稲佐の浜で拾った砂を、出雲大社の本殿に持っていき出雲大社の砂と交換をして持ち帰ることが出来るらしく、実のところあんまり仕組みはよく分かってなかったけど折角ならやりたい！ととりあえず先に稲佐の浜に行って砂を拾うことにしたのだ。

出雲大社から稲佐の浜に行く道は案外住宅街のようなところだった。

オカルト的な話になるけど、まだ正門をくぐっていないのにも関わらず、歩いているだけでなんかこうパワーを貰えそうな不思議な感覚になる。これが出雲大社のパワー！？
この地域に住む人は出雲大社の神様に守られているのだなあと思うとめちゃくちゃ最強ではないかと思った。同時に罰当たりなことはできないね、と母と話した。

途中出雲阿国にお墓も通ったりして、歴史の教科書でうっすら名前だけ覚えている程度だったけど軽く会釈をして通り過ぎる。出雲阿国ってほんとに出雲だったんだぁ。

それ以外はあまりに住宅街が広がっていて、この近くに海があるの？と私と母は半信半疑だったが、しばらくあるくと…

見えたーー！海！となんか写真で見たやつ！
そしてむちゃくちゃ綺麗！すごい！

近づくについて全貌が見えてくる。浜辺にある大きな岩と鳥居がすごく神秘的で、思わず目が離せなくなった。

平日の朝ということもあり人も少なくて写真も撮りやすかった。ここは混んでると感動が半減しそうなので絶対に朝イチ行くのがおすすめ！！

ビニール袋に砂を取って、目的達成！
大本命出雲大社へいざ！

出雲大社参拝

出雲大社から稲佐の浜へ行く道は出雲そばの有名なお店がたくさんあって、稲佐の浜から出雲大社へ戻るときには既にお昼前で後ろ髪を引かれたまものの、
『参拝は午前中にしないと！』
と母がいうので小腹を我慢して出雲大社へ。

参拝したら絶対蕎麦食べるんだ！！とこの時点ですでに蕎麦のことで頭がいっぱいの私。

境内は木々に囲まれて、木漏れ日がなんとも綺麗。

神楽殿を見ると、「出雲大社に来た！」って感じだ。
お賽銭を入れて参拝します。
一般的な２礼２拍手１礼と違って、２礼４拍手１礼なのはリサーチ済み。
いつもより2回多く手を合わせて、2023年の良縁を願った。
（因みにこの時彼氏は居なくて別に欲しいというわけではなかったのだけれど、出雲大社を参拝した一か月後に出会った人と今もお付き合いしてます！！御利益としか思えない！！）

他にも出雲大社の境内にはお賽銭を入れるスポットがたくさんあって、
「折角来たのだから！」と硬貨が尽きるまで参拝して回った。
よくよく調べると一つ一つに意味があるみたい。
兎にも角にもたくさんお財布に硬貨を入れていくのが大事。

稲佐の浜の砂も出雲大社に納めて、出雲大社の砂を持って帰ってくることができた。
これは私たちのリサーチ不足だったかもだけど、稲佐の浜の砂を納めるところも出雲大社の砂として持ち帰る砂も同じ場所で「結局同じでは？？？」となったが細かいことは気にしない！！！稲佐の浜はとても素敵なところだったのでこのルートで満足！

因みに出雲大社ではたくさんのお守りが売っていたのだけれど、お守りは既に何個か持ち歩いていたので自分用に「えんむすびばし」を購入しました。

これ異なるサイズの2膳セットなのだけど、えんむすびばしって縁結びたい人が使うんじゃないんか？？ペアで使う人いないんだが()
まあ洗い物をしょっちゅう溜めるズボラな私にとっては箸は多ければ多いほどいいので2膳とも1人で使っていたのだけど、後日家に来てこの箸を見たゆなちゃんには「ひとつゆなが使おうか？💦」と同情された(笑)

「荒木屋」で出雲そばを食べる

無事に出雲大社で参拝を済ませ、腹ペコで出雲そばを食べに行く！

時間は12時すぎ。
母と私は既に稲佐の浜から出雲大社に戻る道で見つけた「荒木屋」さんで食べようと決めていた。
荒木屋さんは出雲大社から10分ほど距離があってもっと出雲大社に近く且つ有名なお蕎麦屋さんもあったものの、なんとなーく私の「鼻」が荒木屋さんがいいと言ったので、お腹もペコペコで足も疲れていたけど最後の力を振り絞って母と向かう。

平日にもかかわらず外まで人が並んでいた。
休日はかなり並びそう、、、

それでも日向で待つようの椅子も用意されてたので頑張って待つこと３０分。店内に案内されると私と母はすぐに「割子三代そば」を注文。

食べ方もあって、ひとつの割子を食べ終わったらその出汁と薬味を移しながらいただきます。おいし～～！

注文してから運ばれてくるのも早かったし、滞在した時間は正味15分くらい。まだまだ待ち列が出来ていたのでちゅるーっと啜って退散しました。

無事この日の目的は達成したわけだけど、
まだチェックインまで時間があったので神門通りをぶらぶら。

神門通りには観光客向けのお土産やさんがあって、見ているだけで楽しい。
出雲大社で見かけた因幡の白兎がモチーフのお菓子や雑貨も多かったよ。
今回の旅は2日目で松江に移動する予定だったので、荷物を増やさないためにもここでお土産は買わなかったのだけど、トータルで見ても神門通りで見たお土産が一番可愛かったのでここで買えばよかったなあと後々後悔。

竹野屋にチェックイン

15時になったので竹野屋さんにチェックイン。
流石に朝から動いていたのでちょいと疲れた私たち。

部屋はシンプルなつくりだけど清潔感がある感じ。
かなり古い宿ではあるのだけどリノベーションされているみたい！（なんとその歴史は明治10年からなので当たり前か）
歌のモデルみたいな古時計があったり、アンティーク感溢れる雰囲気がよかった。
（部屋の写真撮り忘れたなあ）

夕飯が18時からだったかな？
時間もあったので先にお風呂に入ることに。

大浴場は温泉ではないのだけれども、広いお風呂で明日を伸ばせるだけでかなり疲れが取れるなと思う。たくさん花粉も浴びたので花粉も洗い落として楽しみにしていた夕食へ、、、！

御利益たっぷりなお夕飯

夕食は食事処に行っていただきます。
事前に口コミを見ていて竹野屋で一番楽しみにしていたのが夕食！

ひとつひとつが丁寧で美しく、素材の味を生かすような味付け。
器もとっても可愛いくて、器フェチとしてはテンションあがります。

こういうごはんってお腹もいっぱいになるけど心もいっぱいになる～～～

竹野屋旅館は出雲大社の目と鼻の先の近さにあって、
「出雲大社に泊まる」が実現できるのが一番の魅力だと思った。

四季を感じる手入れされた中庭、
中居さんのホスピタリティ溢れる話し方、
色とりどりの美しいごはん。
決して派手ではないのだけど、そういうこまやかさと丁寧さに触れるステイが、出雲大社参拝の延長線上にあるのってすごく心が清らかになる。。

まさに、身も心もお腹も清められました。
ほんとは金曜ロードショーを見てお酒飲みながら夜更かししたかったのだけど、夕飯に飲んだ日本酒のせいか、お部屋に戻ったらすぐ寝てしまった～

２日目に続く