GE300LITEを触ってみて気づいた問題

よかったところ

  • アンプヘッドのモデリングがいい(昨今はどこの製品も良いですが)

  • 本体のUIは使いやすい

気になるところ

シグナルチェーンの自由度が低い

  • 本体内のルーティングは一本道(パラレル不可)

  • 同じブロックを複数配置できない

キャビネットブロック・空間系の音が微妙

  • 内蔵のキャビネット、マイクモデリングは決して使えない音ではないのですが市販のIRと比べると音が引っ込んでいて抜けてこない

  • 空間系も同様で、DAWでかけるようなディレイやリバーブと違って曇って抜けてこない感じになりやすい

IRローダの機能が最低限

  • 上記したように、キャビネット・マイクモデリングがいまひとつなので、市販のIRをロードして使うことになるのですが、IRは1つのパッチに1つしかロードできないので、VSTでできるようなデュアルにしたり混ぜたりということができない


エディタソフトのUIが使いづらい

  • 本体のボタンやノブ類は使いやすいのですが、肝心のエディタソフトのUIが悪いです。

  • エディタからチューナーが起動できない

まとめ

結論、以下の人にはおすすめできない製品です。

  • 空間系の音質にこだわりがある

  • IRローダの機能にこだわりがある

  • 音作りにパラレルが必要

  • PC側のエディタでの音作りがメインになる

プロセッサの使用率は50%程度なのでアップデートで同じブロックを置けるようになったり、パラレルが可能になれば良いんですけどねー。ですがあまり期待できないかもしれません。


※追記
チューナーも若干アバウトな感じです。

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