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社会人受験 | 経済状況について

この記事では、私の経済状況をベースとして経済面の情報をまとめます。今後社会人受験を志す方がより現実的な受験計画を立てるための助けになれたらと思います。より良い情報提供ができるように、今後も適宜加筆修正していきます。

出費のこと:受験期間について

こちらは受験勉強中の1年をどのように生活するかという収支計画です。

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出費のこと:合格直後について

こちらは合格直後の大きな出費をどう乗り切るかという計画です。

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参考:東大生協 入学準備スケジュール

授業料はできれば免除したいので申請する予定です。初年度は授業料免除の学力基準が無いので経済的基準のみで免除できるようですが、以降は学力基準もあるので成績上位でないと免除できません。勉強頑張ろう。

ちなみに、受験を決意した当初はおよそ100万円程の貯金額でスタートしたのですが、転職して大幅に収入が減ったときに大量に税金を取られるのを想定していなかった(バカ)せいで、想定外の出費が重なり大幅に削られてしまいました。

住環境のこと:受験勉強中について

居住地は、岩手県の県庁所在地である盛岡から電車20分+徒歩20分ほどのところで、両親・兄家族と一緒に実家暮らしです。周りを田んぼに囲まれたちょっとした田舎です。さすがに実家ぐらしなだけあって、生活費はかなり低めに抑えられています。多少の家賃と自分の食費を負担しています。

読者のなかには実家暮らしを選択できない方もいらっしゃるかもしれません。その場合はアパート等が選択肢になるでしょうが、予備校の寮が利用できる場合もあるでしょうからここにご紹介しておきます。

仕事のこと:転職について

社会人から受験を目指すにあたり大きなハードルとなるのは、受験のために転職したり働き方を変えなければならないという点でしょう。ここで実際に転職するかどうかは別として、考えるべきことは転職時のそれと非常に似ています。仮に転職する場合、退職・転職にまつわる公的手続きについては、転職サイトなどを参考にするのがベストでしょう。

私は受験を決意したときはフルタイム勤務でしたが、受験勉強を始めるにあたって退職し、3ヶ月の無職期間を経て別の職場に移りました。この3ヶ月の無職期間は私にとっていわば「受験勉強トライアル期間」でした。というのも、進学校出身でもなくまともな受験勉強の経験が無かった私にとって、そもそも受験勉強とは何をすればいいのかを学ぶ期間が必要でした。

転職直後は10時間/週の勤務時間で契約しましたが、それから勉強時間や財布と相談しながら徐々に勤務時間を増やし、今年は25時間/週で働いてきました。さらに試験本番を迎える前には、秋から春にかけて勉強のための特別な長期休暇をいただいています。こうした働き方はまさに受験のための働き方と言えるのではないでしょうか。

ところで、退職後はハローワークで失業保険を受給することができます。前述のように転職直後は勤務時間が少なかったことと、転職直後はまだ他の勤め先も検討中だったため「就職活動中」状態であったことが幸いし、給付基準を満たすことができました。しばらく給付を受けた後、現職で継続勤務しながら大学受験を目指す旨を報告して受給を終了しました。

仕事のこと:給与について

現職では、社会保険料を差し引いた手取り額を勤務時間で割った換算時給は1900円/時間ほどで働いています(前職・現職で勤務時間が違うので 比較のため時給換算しています)。現職はリモートワークのため通勤時間がなく、ありがたいことに残業もせいぜい30分/月程度なので、その点で受験勉強をするには最高の環境といえると思います。

ただ、この給与額は3年前から変わっていないので、同業・同世代の中ではかなり低い水準だと思います。欲を言えば、給与があと1.5〜2倍くらいあるともっと嬉しいですが、そのために転職活動をする時間的コストを考えると、これ以上身動きが取りづらいというのが正直なところです。

ちなみに、以前(3年前)受験を決意したとき在籍していた職場では、給料は手取り約35万/月(理想的に勤務時間176時間/月と仮定すれば、換算時給2000円/時間)でした。しかし当時は鬼のように残業をしていたので、実際の換算時給は1200~1500円/時間ほどだったと思います。さらに、ストレスで衝動的な消費行動が多かったので、ほとんど貯金を残せませんでした。

予備校のこと

経済的な理由から予備校は通っていません。参考までに以下の学費比較記事によれば、予備校に通うとなると約100万円/年の出費になるようです。減免制度を使うと約50万円/年くらいにできるという情報も他所で見かけましたが、詳しくは各予備校サイトをご覧ください。

ただし以下の記事でも述べたように、受験勉強をすべて独学で済ますというのは非効率極まりないので、経済的余裕があるならば積極的に予備校を活用された方がよろしいでしょう。私も何度も不合格になることを予め分かっていたならば、その時間をもっと労働に費やして予備校代を稼いだほうがいくらか良かっただろうに…と少し後悔しています。

奨学金のこと:今後の借り入れについて

合格後は奨学金という名の借金をする予定です。具体的には以下の2つ:

・JASSO奨学金
・国の教育ローン

JASSO奨学金は学生本人名義です。国の教育ローンは基本的に保護者名義ですが、条件が揃えば本人名義の機関保証でも借りられるようです。この点はまだ検討中ですが、できれば機関保証にしたいという思いがあります。いずれにしても返済資金は自分の財布から出していく予定です。在学中は返済額が減免されるので、アルバイトもしながらうまく返済を続けていきたいと思います。

ただし、アルバイトをしながら学業をきちんとできるのかは大きな疑問です。万が一「アルバイトに時間を割きすぎて単位を落とした」なんて事態になっては本末転倒なので、もし返済のための経済的余裕が足りないとなったらば、休学期間をとってみっちり働くというのもひとつの選択肢になると思います。ちなみに、休学時は奨学金を休止しなければならないなどのルールも存在するので注意したいところです。

ちなみに、読者のなかで今後奨学金を借りようと検討されている方には次の本を必ず読まれることを強くオススメします。

奨学金のこと:過去分の返済について

私はかつて在籍していた大学でも奨学金を借りていたので、受験勉強期間中もその返済をする必要がありました。ただし経済的余裕がない場合は返済を猶予してもらうことができます。私もつい最近になってようやく猶予を申請して受理されましたが、もっと早く猶予制度を利用しておけばよかった…と少し後悔しています。受験を決めたら早めに確認しておくのが吉でしょう。


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