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社会人受験 | 自己紹介

こんにちは、 oimou と申します。「社会人から東大受験を目指している、東北在住の20代男子です」というのが元々の書き出しでしたが、おかげさまで無事合格することができました。
この記事では簡単に私のプロフィールを紹介します。

これまで

・商業高校(偏差値49 *)卒業
・大学(計算機系、偏差値51 *)入学・退学
・IT企業で就職・転職を経験
・東京大学理科一類(偏差値76 *)の受験を決意
・仕事と並行して2017年より勉強開始
・2018年 不合格
・2019年 不合格
・2020年 合格

最近とこれから

・東京大学理科一類に在籍中(2020年現在)

なぜ東大を目指したのか

私は、人間の脳とコンピュータを直接的につなげるための研究がしたいという夢を持っています。

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今まで大学生活や仕事の中で曲がりなりにも人工知能の話題に触れる機会が多くあったため、それがひとつのきっかけとなり徐々に「もっと人間に近くて生物的・有機的なフィールドで、脳とコンピュータの直接的な相互作用を実現したい!」という考えが明確化してきました。目指す世界にあるのはもしかすると脳ナノマシンやBMIかもしれませんし、SFで例えれば「攻殻機動隊」「ソードアート・オンライン」の世界かもしれません。

とはいえ具体的にゴールを設定・達成するにはあまりにも基礎教養が不足していると感じて、高校・大学学部レベルの基礎をきちんと固めて再スタートしたいと考えるようになりました。

また、なぜ他大学でなく東大なのかといえば、少なくとも日本の大学においては文句なく最高水準の俊才が集まる環境であるからです。将来は海外で活躍できるようになりたいです。

学部での目標について

志望科類は前述の通り理科一類でした。さらに後期課程では理学部数学科を目指したいと考えています。数学科を目指す理由はいくつかあります。

1.数学はすべての分野の基礎であるから
上述のように私には将来的な夢があるわけですが、果たしてその実現のために自分はどうアプローチすればいいのか・自分が進むべき分野はどこなのか(数学?情報科学?生物学?)はまだまだ力不足で判断ができません。それならば、学部ではいかなる分野でも必要となる基本的な数学を学んでおきたいと思うのです。数学があらゆる人間文化の根底にあることは論をまたないと思いますし、アドバイスをもらいにいくたびに異口同音に数学は重要だという答えが返ってくるのを何度も経験してきました。

2.数学には研究不正が少ないから
数学はその性質上、必然的に研究不正が少ないと聞いています。

上で私の将来的な夢については述べましたが、脳科学や人工知能といったトピックのまわりには、そのキャッチーさ・センセーショナルさに導かれて、デタラメと科学的事実とが玉石混交に蔓延っているように感じています。ひとつの実例として、私が過去に出会った「人工知能ベンチャー」のなかにも、科学的根拠に基づかないデタラメを虚栄心で塗り固めてきらびやかなレトリックでメッキを施したような「プロダクト」を吹聴しているところがありました。もちろんそれは稀有な例であってほしいと思いますが、私はそういう科学に対する不誠実な姿勢にウンザリしてしまったと同時に、そんな業界で過ごしてきたなかで自分自身の無意識下にも同じマインドが刷り込まれてしまっていると感じたのです。

数学の話に戻ると、こうした不誠実が構造的に許され得ない(結果的に研究不正が少ない)数学という学問分野には反動的に大きな魅力を感じていて、数学を学びながら自分自身の不誠実なマインドを解体していきたい。それが2つ目の理由になっています。

3.数学が単純に好きだから
3つ目の理由は、単純に数学が好きだということです。まあ好きだからといって必ずしも得意ではないのが悲しいところですが、それでも今のところどの教科よりも好きなのは間違いありません。バランスは大事ですが、できることならもっともっと没頭して勉強したいです。

学部卒業後の目標について

無事に学部を卒業できた暁には、修士課程・博士課程にも進むつもりです。大学院での専攻は今のところ決めていませんし、まだ決めることができません。将来的な夢から逆算すればアプローチとしては生物物理あたりが近いのかもしれませんが、まあこれは徐々に固めていきたいと思います。また、具体的にどの大学の院を目指すかも今は未定です。単なる憧れを言わせていただくとすればマサチューセッツ工科大学に行ってみたいという思いは昔からありますが、そもそも将来的な夢に対してそれが正しいアプローチかどうかもまだ分からないので、本当に目指すかどうかは未定にしておきたいと思います。

受験勉強の実績

受験期に勤めていた会社では2017年から勤務し、受験直前には下図のように休職期間をいただきながら勉強を続けてきました。

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そして合格までの模試・本番での得点推移は下図のようになります。

1次試験(センター試験)

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2次試験

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この note では、自分なりの視点から学習内容や社会人受験の現実などをまとめています。これから社会人受験をされる方の一助となれば幸いです。ぜひコメントやシェア、サポート機能などでご支援くださると嬉しいです!


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