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《キンカノート》 巣作りってこんな事するのか!

ぽんちゃんが 例の”立ったまま”という激カワの寝姿を見せてくれた12月25日。

何やら二人揃って朝からせわしなく動いていたので少し離れたところからじっと観察してみた。するとどうやらゴマだれ♂が以前に設置しておいた巣草すぐさを一生懸命にほどき、巣に持ち帰っている様子!

お!巣作り?冬支度なのか? でも・・・

”そんなほっそいほっそい巣草じゃいつまで経ってもお家がスカスカだよねぇ・・・”

ということで、
思い切ってティッシュを軽くいてケージの上から入れてみた。

くわえたときにティッシュが溶けて口の中で詰まったらどうしよう・・・”

と小鳥シロウトの飼い主はめちゃめちゃ心配でドキドキしながら見守ったが、
そんな事件は1ミリも起こらずゴマ♂は何度も上手にティッシュを持ち帰り、巣の中で待機するぽんず♀に渡してはまた取りに出かけて行った。


興味深かったのは、
メスのぽんずは巣から一歩も出ずゴマが持ち帰る巣材をくちばしでサササッと綺麗に巣に馴染ませていく作業を繰り返し、オスのゴマだれは外での力仕事を一手に引き受けるという完全なる分担作業をしていたことだった。

内装担当のぽんず♀。
巣材集め担当のゴマだれ♂
ゴマのチラ見
ゴマ「ポンチャン、ハイ、ティッシュ」
ゴマのガン見
ぽんず「ハイ、ハイ、気ニシナイデハヤクヤルヨー」
ゴマだれ「コノヘンニモ置イテミヨッカ」
「コノヘンネ」
ぽんちゃん上手に巣材を埋め込んでる!
ちょいドヤ顔
慣れてくると一回で大量に運べるようになった
量が多い時は内装も共同作業らしい
座り心地チェック中のぽんず♀
休憩中のごまぽん。あ!ティッシュがハート❤︎型みたいになったね


ひととおりのティッシュと巣草すぐさを手際よく敷き詰めて小休止しょうきゅうしする二人を眺めながら、しばらくは「へぇ〜」という感心と驚きしかなかった。

この小さな生き物たちは飼い主の想像より遥かに合理的でしっかり者だったのだ。

そして、「コレガ夫婦ッテモンダ」と言わんばかりに完璧なチームワークでの作業のあとはいつものように二人くっついて休んでいる。


二人が来てまだ一週間なのに、何だかものすごくワクワクしてきた。
いろんな発見をするのは楽しいが同時に感動があると尚更だ。

今思うと、おそらくこの時から私は
「小鳥を飼う」ではなく「小鳥と暮らす」と表現するようになった気がする。

鳥さんたちの子育てにオス・メスで役割分担があるのかよく聞くが、巣作りからしてこんなにしっかりプランがあるなんて本当に凄い。よく出来ている。
君たちも体は小さいけどちゃーんと大人なんだね・・・。めだか師匠と同じなんだね・・・。嗚呼、リスペクト!


photo: 2020.12.25

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