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利確せよ

こんにちは、オオイシマーフィーです。

秋のシーズンになってまた記事の購入が増えてきました。ご購入いただいた方ありがとうございます。無料の記事もたくさんありますのでよければそちらもぜひ読んでみてください。

先日発売されたじゃいさんの「稼ぐメンタル」という本を購入しました。まだ読んでいる途中なのですが、序盤に過去に僕が書いたことと同じようなことが書いてあって感激しました。(そもそも僕はじゃいさんの本からギャンブルの基礎を学んでいるのである種自然なことですが、今までの本には書いていなかったことだったのでとてもうれしかったです)

10月に地方競馬で当てた馬券

さて、競馬についてですが、最近は僕の中で買えるレースが少なくて参加を見送ることが多かったので、以前から興味のあった株を始めることにしました。

20年近く前からずっと興味があったのに優先順位的に手をつけられなかったのでここにきて初めて株取引を経験したのですが、勝つための共通項やマインドの置き方など競馬との共通点が多くて、競馬の経験が株にも活きることに驚いています。

お金のやり取りに慣れること、損をしても焦らないこと、リスクをとりすぎないことなど競馬で鍛えられた僕の思想がモロに活きる場面が多いのですが、考え方も含めて競馬とは重要な共通項はかなり多いです。

中でも僕が一番重要だと思っているのが「利確」です。
僕は元々競馬でもナチュラルにこの感覚を持っていたのですが、株の場合は如実に「利確」の考え方が勝負の分かれ目となります。

利確とは、「利益確定」の略です。
だいたいご存知の方が多いと思うので読み飛ばしていただいて結構ですが一応説明します。
あるひとつの銘柄30万円分の株を買って持っていたとして、値が上がってきて31、32、、35万円まで来たとします。まだ上がるかもしれません。この時点で売って5万円の利益を得ることを「利確」と言います。

利確の重要な点は、「利確する前の時点で浮いている5万円」は「含み益」にすぎず、実際にはまだ1円も増えていないという点です。
もしその株を売らずに持っていたらそのあと28万円まで下がって、上がる気配が無くなり売るしかなくなったとしたら、2万円の損失だけが残ります。

35万円のときに利確していれば5万円のプラスだったものが、まだ上がると判断して保持し続けた結果2万円のマイナスになるのです。
もちろん35万円からもっと上がったとして40万円にまでなったとしたら、35万円で利確してしまうと5万円取りこぼしたことになります。株取引のむずかしさはこの状況判断にもあると思います。

勘のいい方はお気づきになったと思いますが、これ、競馬とかなり近いです。
この記事に辿り着いた方なら聞いたことがあると思いますが、「最終レースで”勝負”する人は勝てない」と言われています。
あらかじめ勝負レースが最終レースと決まっていた場合は別ですが、一日に何レースも買ってきて、最後の最後に「最終レースでイチかバチかの勝負をする人」は基本的に勝てないと言われています。

これも最終レースまでに勝ってるか負けてるかによって微妙にちがいますが、基本的には一緒です。
負けてるとすれば、負けてる人のヤケクソの馬券が当たるわけがありません。
勝ってるとしても、その日の浮いた資金を最終レースで全部突っ込む人はまず間違いなく負けます。

この"勝ってる人"に欠けてる視点はなにか。
「含み益」という視点と「利確」という視点なんですね。

僕の今週の競馬もそうなのですが、基本的に馬券は大きくプラスかゼロかのどちらかになるように買ってます。トリガミには絶対にならないようになっています。

今週は色気のあるレースもなかったので、土曜日に自分の中で勝負してみたいと思えた中京12Rを買いました。(他のレースは買っていなくて、たまたま勝負レースが12Rでした)

三連単軸1頭マルチ相手3頭(1800円)で一番安い配当が当たって2万8000円くらい返ってきました。
まずその時点で、僕は2万円を銀行口座に戻しました。手続きとしては金額指定できないのでまず全額戻して、8000円を馬券用のPATに戻しました。
これが競馬で言うところの「利確」です。

「銀行口座に戻した2万円はもう馬券を買う用のお金ではない」という手続きを踏みました。可能であればATMから出金したいくらいでしたが、その時間はとれなかったので平日に出金しました。
もちろん仕組み上戻そうと思えばまた戻せてしまいますが、この「もうこの分のお金は馬券に突っ込まない」と決めて、「含み益」だったお金を「利確」する、この意識が大事なのです。

僕は2020年に150万円を当てたときも、お金を馬券を買う口座から別の口座に移しましたし、そのあと40万円当てたときも馬券のレートは変えませんでした。

この「含み益と確定した利益の差が無い人」、または「利確したはずのお金をまた突っ込んでしまう人」は、ギャンブルで勝ちづらいです。

もちろん浮いたお金を使ってさらに大きなお金を得たいという気持ちはわかります。ただ、前回の記事「一万買え、一万買うな」にも書いたとおり、そんなことは起こらないことがわかっていれば、大人しく利確する気になります。もしならないとすれば、単純にまだ馬券購入回数が少なくて経験値が足りないだけか、めちゃくちゃ頭が悪いか、人生どうでもいいかのどれかでしょう。

「含み益」と「利確」についての考え方、少しは今後に役に立ちそうでしょうか。そうであれば幸いです。


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ここからは余談なのですが、最近株の話題を取り上げているYouTubeをよく見ています。株で資産を150億まで増やした人が話していたことがあるのですが、かいつまむと競馬の勝ち方にめちゃくちゃ通じるところがありました。


ヒットを積み重ねても、、というのは全く同じ思想ですね
「いくら損してもいいのか」とまったく同じ発想!
有料部分なので一部モザイク


「買う前にとことん精査する」「いくら損してもいいのか、から逆算する」「勝負だと思えたらチャレンジする」「ヒットを積み重ねただけでは辿り着けない領域がある」「ストーリーを描く」。
仮に拡大解釈している部分があったとしても、僕がここまで書いてきたことと共通するところがあまりにも多いなと。
この人の「チャレンジする」は、資金の中で大きな割合を投じるという意味なので僕が競馬で言いたいこととは少しズレるのですが、「可能性があると思ったらチャレンジする」という意味でとらえるなら通じていると思いました。

結局株をやる人たちもある程度はギャンブラー気質で、紙一重の場面をギリギリくぐり抜けて億トレーダーになっている人も多いことがわかりました。
なんならお金が全部なくなって、またお金作って再チャレンジして億に到達する人も多いようで、チャレンジを続ける限り可能性はあるなと思いましたし、チャレンジを続けるために大張りをしてはいけないなと改めて思いました。

このレベルの人たちでも「予想は完璧だったんだからもっと買っておけばよかった」とかは当たり前に思うみたいですね。「予想が当たった喜びよりももっと買っていなかった自分に対しての怒りが勝ってしまう」とかも話していて、完全に競馬ファンと一緒じゃないかと。

YouTubeで動画を見るだけならタダですから、みなさんも億トレーダーと呼ばれる人たちの話を聞いてみてはいかがでしょう。(ちゃんとしたトレーダーの人の動画を観ましょう)

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