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🇫🇷フランス人の『いつものお買い物』をのぞいてみよう!

✒︎ リリアーヌと行くグルメなフランス旅気分
『お買い物』シリーズ第2話
今回のテーマは、
『フランス人のお買い物の仕方』
食事にまつわるお買い物ってどんな感じ?
いつか暮らすような旅がしたくなる!そんなフランス人の日常生活のひとこまをのぞいてみよう!

お店はどんな感じ?はこちら ↓↓↓

フランス人の気質

まるでフランス人の生き方を象徴してるかのようなお買い物シーンによく遭遇する。

「今日食べ頃なのどれ?」「どんな料理が合う?」「おいしい食べ方教えて」と、商品を決めるまでのやり取りから始まって、いつしか食とは一切関係ない単なる雑談になってる。

なんとも微笑ましいというか人間味があるというか。会話を交わすこともお買い物の楽しみのひとつなのかも。

その間、他のお客さんは?
放置…終わるまでひたすら待つ。文句も言わずにただひたすら、もう健気なくらいに。

会計待ちするマダムたち

「はっ?待ってんだけど早くしてよっ!」そんなミジンコみたいな小っちゃな心の声をかき消さずにはいられない私。


お気に入りのお店

フランスには、古くから長く続くお店が多く残ってる。有名な老舗だからということでもなく、街の村の昔からある馴染みのお店。流行や新しさに振り回されず変わらない味、通い慣れた信頼を大切にしてる感。

お気に入りの行き付けのお店はそう簡単には変えないらしい。マルシェであっても目当てのお店へ脇目も振らずまっしぐら。


お店へのアクセス

日常的なお買い物は歩きか車。

◎車社会
街の駐車場は極端に少なくて路上に縦列駐車が基本。しかも前後10㎝ある?ってくらいに詰め詰めだったり。目当ての場所へ行くにはまず停められる場所を探すくらい空いてないこともある。

田舎のスーパーには大きな駐車場。見て!このズラ〜りと整列した「前向き」駐車。

マダムに「日本では後向きが普通。前向きって難しいからスゴいね!」って言うと「えーーー!私バックなんてムリムリムリ、さすが日本人はスゴイわぁ!」って逆に尊敬される。

因みに車は未だにマニュアル車が多い。マダムもブイブイ、ギア変更!その都度、首がグワングワンとのけ反る。みんな運転荒め。

◎自転車は?
オシャレなカゴ付きのかわいい自転車乗って、小路を抜けてルンルンお買い物がしてみたい。そんな憧れを抱いてたかつての私、無知過ぎた。

そもそも街に自転車自体ほとんど見かけないじゃない。日本のママチャリみたいにお買い物で乗ってる人なんていないし。なんで?

店先に停めてお買い物してる間に…
ない!そう、所持品を安易に放置するなんてあり得ないんだ!ここでは、スリへの警戒心は必須だと納得。


お買い物袋は?

フランスでは、数年前から環境保護のために既にスーパーのビニール袋の無料配布が禁止。自前の袋を持参するのは常識中の常識。

◎どんな袋?
昔から『マルシェカゴ』って呼ばれるカゴを持って行ってたんだって。今でも変わらず持ってる人もいる。形も大きさもデザインも様々。可愛いくてフランスの街並みにピッタリ。旅行中でも、これがしたい私。

このカゴ、実は重くてかさばるのが難点。今時は、車輪付きのガラガラ引く楽々キャリーだったり、軽くて丈夫でいっぱい入って小さくたためる大型スーパーのショップ袋を使っている人が多い。

そりゃあそうだ!日常生活、かわいいだけじゃやってらんない。カゴのお買い物風景が見れるのもそう長くはないのかも…

◎お店のカゴ
当然にあるはずのカゴがない!置いてくれてるところもあるけど、じゃあどうやって買うのよ?って、Myバッグにしまう!これ普通。

このマダムだって、決して堂々と盗みを働いてる訳じゃない。この後、レジで一個ずつ出してピッピと放り出されていく商品を、その都度ホイホイ自分でMyバッグに再びINする。自ずと会計後の作業台もない。いかに余計な物は置かないかのシンプル経営。お客さんがそれに合わせる。それで社会は回ってる。

◎フランスブランド?
フランスのスーパー「モノプリ」のロゴ入りエコバッグ。フランス好きな?日本人に人気のよう。現地だと200円くらいのお安い商品。

でも、これフランス人で使ってる人、見たことない…観光客向けの外国語マジック?何個も持ってる私はミーハーか?って。いや、これはめちゃくちゃ丈夫で軽くてコンパクトだからお気に入りなの。と言い訳しとこっ。

◎Myバッグを忘れたら?
紙袋に入れてくれたりするけど、バゲットは上半分がむき出しの、全然足りてないじゃん!とか、持つ部分だけ紙で巻かれただけとか、必要最低限過ぎるけどビックリしないで。それを小脇に抱えてる姿の粋さはフランス人ならでは。

有料のビニール袋を置いてるところもあるけど高かったり。少量のお買い物なら、そのまま抱き抱えて持って帰る人もよく見かける。

そう、なきゃないでどうにかする!
それがフランス流の暮らし術。


産地は拘る?

農業酪農大国フランス。とにかく自国の食材が豊富。一方で様々な国からの輸入品もたくさん。商品には国の名前が記載されてることが多い。

◎フランス産
私が知るフランス人に限っては、フランス産が最も良質と捉えてる感がある。それが事実か否か?まぁ日本人も国産が優位なのと似てるのかな?

フランス産プチトマト
1kgあたり約780円
100gあたり約78円

◎外国産
かと思えば、「パスタは断然イタリア産よ!」とか言って、フランス産より優れてると認めるものもある。輸入品は格安なのも魅力。

スペイン産みかん
1kgあたり約200円
100gあたり約20円
量り売りで1個だけでも買える

◎地産
都心であれば大体のものは手に入るけど、やっぱり地元でしか買えないモノも多い。オリーブならプロヴァンス産とか。本場の味を求めビュ〜ンと旅行がてら買いに行くこともある。


常備食は?

毎日の食事に欠かせないのが「パン」

中でもメインは日本でいうフランスパン、フランスでは「バゲット」と呼ばれるもの。こういった甘みのない素朴なハードパンは、他にもたくさん種類があって、どこの家庭にも必ずあるもの。

◎朝食は?
パン、むしろパンだけ。超シンプルというか粗食。

オシャレにクロワッサンとオムレツと、サラダにチーズにフルーツに…なんて外食の世界。普通の家庭では、休日か来客時の特別な時だけ登場する贅沢メニュー。

◎食事に付きもの
ランチやディナーには、必ずと言っていいほどカットしたパンが付く。今時は、パスタや中華、色々食べるけど、やっぱりパンの消費量は半端ない。

◎どこに買いに行く?
手作りで焼く家はかなりの少数派、パンは買うもの。安くて美味しくて簡単に手に入るスーパーや、パン屋さん、マルシェで。1本100円程度から買えるのも日常的な食ならでは。

マルシェのパン屋さん

日本のお米と違って、保存期間が短い!すぐ固くなる!おまけにかさばる!だから大量には買い貯めしにくい。ちょこちょこ買いに行くしかない常備食。

因みに、陳列はむき出しそのまんま、手掴み手渡し。トレイもトングもない。野生的でたくましい!


フランス人のお買い物の仕方
小ちゃな事は気にしない大らかさ。アバウト思考、いや大雑把ともいうけど、これが本来の気取らないフランス人の一面。私にはこの気楽さが性に合う。

最後までお付き合いありがとうございました。少しでもフランスを身近に感じ、楽しんでいただけたらうれしい限りです。

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次回のテーマ

✒︎ リリアーヌと行くおいしいフランス旅気分
『お買い物シリーズ』第3話
次は、私の“初めてのおつかい“
・憧れのマルシェでお買い物できるのか?
・フランス語が分からない、どうする?
・私の大きくて小っぽけな夢とは?

◎『お買い物シリーズ』では
普段使いのお店のこと、フランス人のお買い物術、私が暮らすように旅したおつかいシーンへと続きます。どうぞお楽しみに!

✒︎ 暮らすように旅して出逢った『おいしいフランス』|ホームステイでの家庭料理|アパート滞在でのおうちフレンチ|マルシェや専門店でのお買い物|フランス人行きつけのカフェやレストランなど|私と一緒に旅気分を|https://lit.link/liliane

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