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南アフリカ人の友達に英語留学勧められて、人生観変わった話。②

ついに、ケープタウンに到着。
出国から約24時間。
日本語が全く無い世界。(ぱっと見ね?)

空港からホームステイ先までは学校側の手配した送迎車が待っている。
入国審査を無事終えて、出口を出たとこに僕の名前が書かれたボードを見つけた。

空港を出ると、ケープタウンの空の青さに感動した。今から半年間の留学生活が始まるんだとワクワクしていた。

空港からはN2と呼ばれる高速道路を通ったが、このN2の景色は南アフリカを象徴するような光景が広がっている。
N2を挟んで『タウンシップ』と呼ばれる黒人専用居住区と一般的な家が並ぶ地域が"分断"されているのだ。その境界線がN2だった。

N2では停車してはいけないと言うルールがある。
ここでは車を狙った強盗がよく起きるらしい。
夜中はUberでさえあまり来ないとドライバーから聞いた。

実際に見るとやはり凄かった。
果てしなく続くトタン屋根の景色と電線にぶら下がった洗濯物、そして家の壁に大きく描かれたネルソンマンデラの顔。
しかしその反対側には所謂普通の家が立ち並ぶという不自然さ。

この様にアパルトヘイト(人種隔離、差別)政策の名残であろう場所は南アフリカにいくつも存在する。

ここはケープフラットとも呼ばれ、ケープタウン内での犯罪率が高く警察も介入しないほどの地域だ。

ケープタウンの日常

そのままN2を過ぎ車は市内へと向かった。
市内は空港付近とは違い、高層ビルが立ち並び沢山のお店や人で賑わっていた。

英語のラジオを聴きながら窓の外を眺めていると、突然目の前を人影が通り過ぎた。
(ん!?結構スピード出てたけど見間違いか?)

後方を振り向くと、ボロボロの服を着たおっちゃんが一人、標識かのように車道に立っている。
注意して辺りを見渡すと、路上にはお金を要求する子供や、おおよそ家がないであろう人々がそこにはいた。

衝撃の光景だったが、ここではこれが普通なのだ。

ホームステイ先へ到着し、初めて英語を使っての挨拶。
オーナーの名前はToni,現在一人暮らしでイタリアの生まれと聞いた。
荷解きを済ませると、Toniは近くのジムや公園などを親切に案内してくれた。

ケープタウン既にスゴいな〜、でも明日から学校やし安全には気をつけて楽しもう!

その日は時差ボケもなくぐっすり眠れた。

市内の中心地を通るStrand street
昼と夜でここの雰囲気が変わる。

約5ヶ月の語学学校生活スタート!

いよいよ学生生活初日がスタート(約8年ぶり!?)。初日はガイダンスと午後からの授業を受けた。

ちなみに僕はUCT(University of CapeTown)の中にある語学学校に決めた。

ここはUCTの学生とも触れ合う機会が多そうで、かつ敷地内にはアート学部の学生も多い。

敷地内にて。
所々に色んなアートの作業場がある。
建物がヨーロッパ風で雰囲気があった!
中庭ではよく演劇部の人達が劇の練習やコンテンポラリーダンスをしていた。

集合時間になり、教室に行くとすでに12人ほどの新入生が集まっていた。

まず個人の英語レベルを知るための質問などが終わり、最後に皆んなで校内を見て回る。
その間、積極的にコミュニケーションを取る人もいれば一人でいる人もいた。

僕はここで喋れなかったらずっと一人だ!と自分にプレッシャーをかけ、何とか色々な人に話しかけてみた。

おもしろいのは生徒の出身地が様々なこと。(語学学校の良いところ)アンゴラ🇦🇴、ブラジル🇧🇷、サウジアラビア🇸🇦、ペルー🇵🇪、ガボン🇬🇦、etc...

日本では出会いづらい国の人々、特にアフリカの国の人と接する機会はより少ない。

中でも教室に入った時から気になっている女性が🥹
彼女の名前はデリー、褐色の肌にチリチリのアフロヘアー。
髪型や雰囲気はHUNTER×HUNTERのカナリアに似ている。

喋りかけるととても陽気で明るく可愛い!
最高の学校生活が始まろうとしていた…!!!

『HUNTER×HUNTER』作 冨樫義博
カナリア。ゾルディック家に使える執事。

南アフリカでまさかの出会い

初めての授業は12時からのconversation class.
教室にはすでに数名おり少し緊張していたが、端っこにメガネをかけた生徒が…

(ん、韓国人かな?アジア系の人もいるとは聞いてたしな、ちょっと喋ってみるか)

英語で話しかける。向こうも答えてくれた。
そして出身は?と聞くと彼は答えた。
『I'm from Japan!』

…え、日本人!?
まさか南アフリカで、同じ学校で日本人に会うとは夢にも思っていなかった。
詳しく聞くと3週間前に入学したらしく、現在仕事を休んでこちらに半年間留学しに来たそうだ。

そのままお昼休みに入り、近くのおすすめの飯屋など紹介してもらった👍
(良い人やなー!しかも日本人で先に入学してるから色々分からんかったら聞こう!)

ただ一つだけずっと気になっていることがあった。

彼の左手首からやや下に少し大きめのあざ?があった。どうやら最近出来たような感じだ。

なんとなく話の流れで聞いてみた。
このあざどうしたん?

『あー、これ2週間前に、スマホをけつポケして歩いてたら急に男二人組が襲ってきて、抵抗しようと後ろから羽交い締めしたら噛まれてん。やし、ケツポケは絶対したらダメだよー。笑』

えーーーーーー!!!!.😨😨😨😨
怖すぎる!!!南アフリカ危なすぎる。
そしてこの人も二人相手に抵抗するとかやばすぎる!!!

この話を学校初日に聞いたことおかげで、気を引き締めることができた。
ケツポケは絶対やめよう😨そしてもし襲われても抵抗はしない。

ここまでお読みいただきありがとうございます!
次回以降学校以外のとこも投稿していきます。
気になることや質問はコメントからお願いします😆
それではまた✈️

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