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うそのはなし#2 天ぷら

今日は暇だったので、ママとテレビを観ました

ママの好きな刑事ドラマが9時からやるらしいので、8時40分あたりからそのチャンネルのよく分からないバラエティーがつけられてて、急がなきゃ〜とママは洗い物をしていました、わたしはゴロゴロしながらスマホでしょーもないパズルゲームをしていました

他の番組のCMがはじまって、聞くと、

«新発見?!この食材の意外な食べ方!»

とテレビがやかましくぴーぴー喚いておりまして、そうアレです、よくあるメロンに醤油でウニの味〜!的なソレです、ソレソレ〜!

なんだかちょっと面白そうだったのでママに、ねぇママ、これしたことある〜?ってテレビ観ながら話しかけたらママは

『え〜!いくらを天ぷらに?!いくらがもったいない‼️』

って言ってて、いやいや違うよ、全くこれだから愛する母はと、

テレビではホールケーキにいくら入れてたんだよ!!って教えたら


『うそ‼️ケーキが勿体ないな‼️』としゃーんなろーが言い出しまして、

そっちはそうなんだと、ほほうママ、ケーキが勝つんだ。

それならば、果たしてケーキは何に勝てるのだろうかと、ここに1つ疑問が誕生ーーーー

ジャンケン的な因果が働いてもしかしたら天ぷらはケーキには勝てるのかもしれない。でもママ油っこいの避けてたからな、「ママ」という土俵にあっては天ぷらはもう二度とのし上がることはできないのかもしれない。

嗚呼哀れな天ぷら、かつてはあんなに人気だったろうにな、わたしは最近お塩で食べる天ぷらの美味しさに肩まで浸かって油の風呂をぷかぷか泳いでいるもんで、ちゃんと使えた試しもないバスソルトもちゃっかりと妄想温泉にしっかりと溶かし入れてのぼせながらも、天ぷらが勝たない未来なんて要らないとまで考えているわけだけど、昔あんなに好きだったケーキもさほど食べれなくなって、フワフワスポンジが無様にもギュッと握られたくらいに小さくなった洒落こきケーキのサイズで丁度いい今になっちゃった訳で、そう思うと案外最後に勝つのはいくらなのかもしれない、プチプチと弾けて楽しいのは昔から変わらない、国民ノ皆様、ハロハロ強化週間もすぐそこですよ目を覚ましてください、ほらほらいくら数粒で満足してしまう小石のような胃袋こさえて、えっちらほっちら汗水いたしますか、そういえば油はギトギトなのに、その油で揚げたもののことはカラッとって表現するのは意地悪だよね、搾り取られたヨレヨレを愛そう、日当たりのいい汚いこの部屋で化粧をしてる様をレンズに収められ、カネコアヤノ的と題して載せられてもゴーイングマイウェイ、人生に大切なのは目視です、レッツゴーブランニューデイ!!!!この話の主人公は今日も世間に帆を立て追い風営業中!天ぷらンデブ〜ハウスの提供でした

♨︎しゃーんなろー♨︎

ァァァおかげさまで食いつなげます