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直感は”体験”を通して見えてくる。生産者やお客様との触れ合いを大切にする理由

サービスを考えるうえで武器になる思考は、ロジカルシンキング(論理的思考)――。

これまでは、それが当然視されてきましたが、「論理と理性」に相反する「直感と感性」が近年注目され、個人の直感的な感性を組織の意思決定に用いるべきという論調が強まっています。

Oisix ra daichiではこれまで、豊かな食生活を送るために、食の社会問題をロジカルシンキングで解決する文化をこれまで築いてきました。一方で、ロジカルに導き出した課題(問い)への解決策を考える際は、一転して社員の直感と感性から導き出した「丁寧さ」や「面白さ」を形にすることを意識しています。

これは行動規範(ORDism)のひとつである「前例はない、だからやる」という規範にそった考え方です。左脳を使ったロジカルシンキングと、右脳を使った自由な発想。両者を高いレベルで実現していくことを、一人ひとりが目指しています。

ただ、直感や感性を磨くことは、どうしても属人的になりがち。そこで、Oisix ra daichi では、食材を提供している生産者の方々や、サービスを利用いただいているお客様と直に触れ合う機会を増やし、そこで感じた気づきを事業やサービスづくりに活かしてきました。今回は、その取り組みやチャレンジについて、紹介したいと思います。


リアルな体験を通じて、想いやこだわりに気づく

ひとつめに紹介したいのは、「これからの畑 体感研修」です。

畑や加工工場など、食が生みだされる現場に足を運び、生産者さんやパートナーの方々と一緒に収穫や出荷をおこなったりと、生産者さんとの関わりを通じて食の現場のリアルを体感していきます。

参加人数は数名から数十名規模まで様々で、なかには泊まり込みの研修もあります。

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現在、Oisix ra daichiは社員が600名以上いますが、全社員が必ず年に1回以上は参加することがルール。そのため、毎月かなりの数の研修を企画し、全国各地の生産現場に足を運びます。

研修の具体的な内容に関しては、メンバーのレポート記事があるので、こちらをご覧ください。

遠くに山脈を見ながら、ひたすら汗をかきながら作業をしたり、太陽がまだ昇らない早朝に起きて、ライトの光で収穫をしたりと、生産者の皆さんがどのように食材を届けてくれているのかを、身を以て体験します。

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いままで知ることのなかった想いや苦労を体感することで、「食材はもちろん、生産者の想いまでちゃんと届けたい!」という気持ちが強くなり、仕事におけるアウトプットの幅や熱量が全く変わると多くのメンバーは言います。

Webサイト内での商品紹介なども、商品をおいしそうに見せる為のクリエイティブや、こだわりを伝える為のコピーライティングが、この研修を受ける前後で全く変わると、あるメンバーは言いました。

2つめの紹介は、「これからの食卓 体感研修」です。これは3か月に一度、全社員向けのお客様を知るための研修として開催しています。Oisix・らでぃっしゅぼーや・大地を守る会のそれぞれのブランドのお客様を本社にお呼びして、普段お客様と接することが少ない社員も、その場で直接想いを感じることができます。


お客様にも、自分たちのこだわりを体感してもらう

そして、今年から新しく始まった取り組みがあります。Oisixが企画をしている『Oisix学べるキッチン』です。

Oisixでは、ロジカルに課題を解決するために、食生活のお悩み理解やサービス向上のためのヒアリングなど、お客様の声を大事にしてきました。実際に、Oisixを利用することを楽しんでいるお客様と会ってみると、私たちのこだわりや考え方に共感いただいている方や、「毎日の食事をたのしむ為のアイデアをもっと知りたい」という方が、想像以上にいることを実感しました。

そういったお客様に、「Oisixのこだわりや考え方を実際に体感していただき、Oisixをもっと身近に感じて頂くことで、毎日の食事がもっとたのしみになるのではないか?」と直感的に感じたのが、この活動のはじまりです。

☆『Oisix学べるキッチン』のWEBページはコチラ

現在は、毎日の食事が楽しみになるように、ときには畑、ときには食卓で、食にまつわるプロフェッショナルと一緒に定期的にイベントを開催しています。

例えば、農家さんをゲストに、食材に込めた想いや農家さん自身のライフストーリーを聞きながら、農家さんおすすめの食べ方で食材を美味しく味わうイベントを開催しました。

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この日は、Oisixでも人気の”カリフローレ”など「ヨーロッパ(西洋)野菜」と言われる珍しい品種をたくさんつくっている農家の木村さんを迎え、ヨーロッパ野菜の世界を覗くイベントを開催しました。

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他には、お客様と一緒に農場に行き、動物と触れ合ったり、有機栽培や酪農を学ぶイベントも開催しています。

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今年8月には、千葉県木更津市にオープンした『KURKKU FIELDS』で、ニワトリのエサを作ったり、Oisixで販売している「耕す木更津農場の平飼いたまご」を採卵したり、野菜を収穫するなど、親子で農場を体験していただくイベントを企画しました。

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農場内の軽トラックの荷台に乗って、非日常的な体験をたのしむ親子の姿もありました。

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今後は、食の生産現場だけでなく、「Kit Oisix」のレシピがどのように開発されているのかをご紹介するイベントや、各ご家庭に商品を配送するセンターの見学、そして実際に社員とお客様が交流できるような感謝祭のようなイベントも実施できたらと考えています。

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会って、楽しんで、体感するからこそ気づくこと

『Oisix学べるキッチン』を企画したメンバーに話を聞くと、このような機会を用意することで、思わぬところにお客様が関心を持っていただいていることに気づけたり、お客様の反応を見て自分たちのこだわりに自信が持てたりと、とにかく発見が多くて楽しいと言います。

Oisix ra daichiの主要事業である食の宅配通販はWebサービスを中心にしているので、食材を仕入れるバイヤーや、お客様からの問い合わせを受けるカスタマーサポート以外のメンバーは、どうしても生産者さんやお客様との接点が少なくなってしまいます。

ですが、楽しいお買い物をお客様に届けるためには、デザイナーやエンジニアをはじめ、中にいるメンバーが自分たちの言葉で、食材の魅力を語れるようにならないといけません。そのためには、実際に商品に関わる人たちに会い、その場を誰よりも楽しんで体感することが大切になります。

オフィスの中で、目の前の仕事だけと向き合っているだけでは、お客様が喜ぶことを考える直感力やアイデアの感性は磨かれません。普段の業務とは別に、生産者さんやお客様と一緒に時間を過ごすことで、新しいアイデアが降りてくるのだと思います。

これからも、Oisix ra daichiでは、ロジカルシンキングと直感力を組み合わせたアイデアで、「これからの食卓、これからの畑」を実現させていきたいとおもいます!

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Oisix ra daichiは、第二創業期をともに創っていく人材を募集しています!

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Oisix ra daichiでは、第二創業期をともに創っていく人材を募集します!お願いしたい業務内容は多岐にわたっています。例えば……

・ECでの新規お客様の獲得や既存のお客様に向けたサービスの拡充
・KitOisixなどの新規商品、サービスの創出
・他社食品ECサイトのコンサルティングや自社サービスの強みを活かしたソリューション提案
・バイヤーや新商品の企画などの商品開発
・物流配送システムの改善構築

カジュアルな面談の場を通じて、業務の内容などを説明していく機会も設けており、新入社員の成長を支援する環境も入社後研修などでご用意しております。まずはこれまでの経験やご自身の強みを活かしたアピールをおこなっていただければと思います。

(▼)Oisix ra daichiの採用情報はコチラでご覧ください!


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