大失恋が勉強に及ぼす影響 後編
さて、すきな人からの連絡ばかりが気になる私は、勉強中もいつでも、携帯電話を手放せません。
返事がきているか、いないか、そんなの気にしながら勉強していても身につくはずがありません。
夏休みと言えば受験の天王山
ということで気合を入れて勉強した(つもり)。
ところがどっこい、夏休み明けの模試で私はものすごい成績を叩き出しました。
数学1A 16点 偏差値28
これを始め、全体的な点数も上がらず、合計偏差値は42。あれはびっくりしましたね。時間でいうと8月で230時間。夏休みが8/20までだったのを考慮すると、1日10時間弱(今思うとめちゃくちゃやってないけど…)。多少、点は上がると思っていたのに、28!?
いや、合格するならビリギャルと同じくらいの偏差値の伸びが必要じゃないか。合格したら「偏差値28から医学部に合格したったw」って物語になるじゃないか。
なんて思いながらも、学校の廊下でひっくり返ったのを覚えています。ショックで。
このとき、携帯から離れられなかった私は、予備校や塾に通っていなかったことも相まって、どんどん迷走してしまっていたのです。
そして、友達との時間であった昼休みを勉強にあてることにしました。
私の高校は単位制だったので、クラスで固定して授業をしません。なので、仲の良い友達が同じクラスだったとしても、会うのは週に1度のホームルームだけ。
唯一のおしゃべりの時間がお昼の時間でした。
そのおしゃべりの時間を削り、成績と片想いの不安に苛まれ、今までその不安を聞いてもらっていた友達と話さなくなってからドンドンとネガティヴになりました。
勉強どころではありません。
はぁ、、何もかもめんどくさい…。
人とも喋りたくない、めんどくさい…。
完璧に病み期です。
そこで塾に入らねば。と考えた私は塾の体験入学を9月から始めます。しかし、そこで出される宿題の量に圧倒。さらに自信をなくします。
そんな時に、好きな人と1度、私は会ってしまいました。バッタリではありません。誘ったんです。遊びに。
いや、よくなかった〜〜〜!!
それによって「もう、好きな人と付き合う以外どうでもいいよお!」という気持ちが再来します。
なんでこんなに執着していたんだろう、と今の私は一年前のことを思えるのですが、当時はそれで精一杯でした。
それから秋、冬を迎えます。だらだらとね。
そこでやっと、やっと、もう疲れたなあという気持ちになったのです。
そしてやっとやっと、私の青春の3年半を捧げた片想いが終了したのです。というよりも、終了させたのです。
私はまだ少し好きな気持ちが残っていたのですが、「もう好きでいるのをやめる!!」ということを伝えました。
それから少しの間は、やはり引きずってしまいましたが、なんとまあ、好きな人のいない人生は気楽なんでしょう。
私は幼稚園の時から誰かしら好きな人がいたので、好きな人がいない、という感覚を忘れていた、というより、わからない状態でしたが、とてもとてもいいものですね。
それからはしっかり集中して勉強に取り組めたと思いますが、やはり手遅れで、センター試験は惨敗でした。
結果としては浪人になってしまったし、また付き合うということもありませんでしたが、それからの10ヶ月で、色々成長できているから、良い経験だったと思います。
恋をするのは素晴らしいことだが、恋だけに夢中になって、ほかのことを疎かにしてはいけない。
ということを身にしみて感じました。
大人の階段を上ったということですね。
次の恋もいい思い出になるといいな。まず合格することですね。
おわり
最後まで読んでくださってありがとうごさいます。またどこかで…。