ふわふわ、煙

……治らん。心が。
色々追い出されたままだ。
正直なところ仕事やそこでのコミュニケーションのような一般社会的な活動には何ら支障がないのだが、創作活動をする器官が寝込んでしまっている。

当然、自分の中に住んでいる者たちのことも呼び出せなくなっているものだから、彼らについての記事も書けない、というかぼやけた状態では書きたくない。
かといってこれでは堂々巡りだ。なんだのかんだの言っているだけでは文章は書けない。
……まで書いて、1時間くらい経ってる気がする。
そうだなあ、まあ……タバコの話でもしようかな。

注意:以降の文章はあくまで喫煙者の主観で構成されている。決して喫煙を推奨するわけではないということに留意いただきたい。むしろ今吸ってない人は吸わない方が絶対に良い。

ご存知の方も多いだろうが自分は喫煙者だ。
未成年喫煙なんてものする度胸はないので、20になって少ししてから吸い始めた。
吸い始めた理由はなんてことない。少しのストレスとコミュニケーションのため、あとの大半はカッコつけだ。

というのも、高校の頃にめちゃめちゃ好きだった先生が喫煙者で、暗黙の了解として設置された喫煙所(使っている生徒がマジでいない駐輪場)にいる姿を見かけた時普段の5割増くらいでかっこよく見えたのだ。確かその先生が吸ってたのはラキストだった。
言うても高校生、禁断の恋♡なんてはしゃげる程素直でもなかったので「推し」の意味合いが強かったが……心を揺さぶられたのもまた事実である。2コマ続く授業の休憩時間が終わるとタバコの匂いをさせながら戻ってくるのは最早お約束。なんならそれに対してツッコむ為に一番前の席を陣取っていたまである。
そんな調子なのだ、成人したら手を出しちゃうかもな〜、と当時から薄々思ってはいた。

「タバコは別にかっこよくない」と、大多数の人は言う。分かっている。現代的な価値観では、むしろダサい側なのだろう。
でも自分は「かっこいい」とセットでインプットされちゃったんだ。仕方ないだろ。

あとはまあ少々のストレスとコミュニケーション、この辺は言葉のまんまだ。
気の合わない同僚たちから逃げる口実、喫煙所で生まれる雑談。そんな些細なことが社会に出て間もない自分にとっては結構大事だった。
特に、喫煙所では普段あまり関わりのない先輩、本来気安く話すこともない偉い人とも話題が生まれる。恐ろしい話だが人事の始まりの始まりが喫煙所トークから、なんて場面も何度か目撃した。とはいえ実際その人事を通す場合はきちんと正規の手続きや話し合いが行われているということは留意いただきたい、あくまできっかけの話。

そして今でも高額納税者としてタバコを吸い続けているのは上記の理由に加えて、結局美味いからである。
現在自分の吸っている銘柄はピース(20)。所謂金ピースというやつで、そこそこ重い部類に当たる。最初は6ミリだったのが10ミリに変わり、気付けばここまで来ていた。
ピースに定着した理由は、甘い香りで柔らかい味だから。……というか、ピース以外の銘柄を常飲したことは、ない。
人から別のをもらって吸っても、「なんか違うな〜」と結局ピースに戻ってきてしまう。
肺喫煙でも口腔喫煙でも美味い。値段は少し高いがそれだけの価値はあると思っている。
ここに詳細を記述して「吸ってみたくなった」と思われても困るので、本当に細かく知りたい人はレビューサイトなどを見るといい。

ただ……最近「タバコやめろ」「減らせ」と言われることは増えた。まあ身体にいいもんでもないし、色々弊害もあるし(ピル飲めなくて生理の度苦しむとか)当然と言えば当然ではあるのだが……少なくとも転職するまでは、辞めるのも減らすのも、できそうにない。
結局のところ、一度手を出したら最後ということなのだろう。
とはいえ、忠告を完全に無視するというわけにもいかない。頑張って少しは減らしていこうかな。

という訳で今日はこの辺で。
明日はもう少し回復していることを祈ろう。

拜拜。

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