メガネという共生生物についての考察 作品展開催
メガネという共生生物についての考察
私は「眼鏡作家」として眼鏡を創作する活動を1997年から続けています。2016年には「蟲眼鏡」というタイトルの個展で、昆虫をモチーフとした創作眼鏡を発表しました。「メガネは、じつは生物なのではないか?」そんな着想を得たのはその頃のことです。
初めは「メガネはヒトと共生関係を結んでいる動物である」という仮定から分類を試みました。
しかしながら、メガネの生態を観察したところ、その組成は主に無機化合物から成っており、有機生命体のそれとは大きく異なります。またその形状は多岐にわたり、始祖から進化の系譜を辿ってきたというよりは、同時多発的に現れた多系統群として捉えざるを得ません。
そこで、更に考察を進めたところ「メガネは高次元生物の観測器官が三次元に突出しているのではないか?」という着想に至りました。
今回の展示は、高次元生命体の異次元プローブとして具現化したメガネがヒトと共生関係を結ぶに至る様を表現しています。
なお、このテーマについての考察はまだ途についたばかりです。もしもご興味を持たれましたら、ぜひ探究に参加してください。
2021年3月2日
伊藤正人
このテーマで二人展を開催します。
詳細はFacebookイベントページ及び特設サイトをご覧ください。
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