数検1級体験記(その1)

はじめに

皆さん、こんにちは!ついに note に手を出してしまったおじゃめしです。今回は、僕が最近受験した数検1級について色々あることないこと書いていこうと思います。嘘です「ないこと」は書きません。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

(なお、筆者は大学生であるがゆえに楽観的かつ能天気に記事を書いていくのですが、中高生にとっては依然ハードルの高い試験であることには変わりないと推察されます。誰かを貶したり煽ったりする目的でこの記事を書いているわけでは微塵もないことをここで断っておきます。)

数検1級ってどんな感じ?

具体的な勉強法云々の前に、まずは数検1級がどのような試験なのかについて紹介しておこうと思います。数検ホームページによると、「大学程度・一般」の方を目安にした試験である旨が記されています。問題の構成も「大学程度・一般」のものが9割を占めているそうです。これだけ聞くと、なんかヤバそう(語彙力)と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は以下のような理由から、あまりヤバくなかったりします。

専門的な内容がそこまで聞かれない

先ほど、数検一級の範囲が「大学程度・一般」であることを述べましたが、実は詳しく述べると、大学の早い段階で学ぶ「線形代数」「微分積分学」「確率統計」が出題範囲です。そして、内容としては「定理の証明、できますか?」ということより「定理や公式をしっかり使えますか?」といったことが問われます。したがって、この範囲における道具の使い方をある程度理解できていれば、合格は十分可能です。(ただこれは「深い理解はできずとも、やり方が頭に入っていれば数検一級という称号が手に入りうる」ということでもあります。筆者もその点は釈然としていません……)

知識があれば、まあ解ける

先で述べたこととやや重複してしまいますが、定理や定義がしっかりわかっていればあとは計算すれば解ける問題が多い印象です。また、場合によっては「確率統計の話っぽく武装してるけど、実質算数やんけ!」みたいな問題もあります。数検の正式名称は「実用数学技能検定」なので、より「実用」的に式を使えるかを試すために、このような問題を設定しているのかもしれませんね。

ここまで読むと、しっかり対策できれば数検1級の合格はそこまでハードルが高いわけではないと思っていただけるかと思います。ちなみに、筆者の個人的な感想としては「数検1級合格とは、『道行く人に大学教養までの数学の問題をパッと出されたとき、その問題を70%くらいの確率で解ける』という実力を保証するもの」だと勝手に思っています。思ってるだけです。

数検1級の試験形式は?

さて、前節で多少なりとも数検1級への恐怖感が拭えたところで(?)、数検1級の試験形式を見てみましょう。

1次試験(計算技能検定)

60分の試験時間で7問解きます。計算技能検定という名の通り、単純計算で1問に10分もかけずに手際よく正しく計算する必要があります。解答はいずれも短答式なので、計算ミスに気を付けなければなりません。7問中5問以上正解すれば1次試験合格です。

2次試験(数理技能検定)

120分間に選択問題2問、必答問題2問を解きます。必答問題のうち1問は線形代数の、もう1問は微分積分学の問題です。選択問題は5問あり、分野はまちまちですが、高校数学の範疇で太刀打ちできる問題もあれば、大学教養以上のさらに専門的な数学に関する問題も出てきます。解答形式は記述式なので、部分点をもらうことが可能です。4問中 2.5 問以上解ければ2次試験合格です。

なお、1次試験、2次試験ともに1日で受けます。両方受かれば、晴れて数検1級合格です。

数検1級の勉強法(?)

さて、ここからいよいよ自分がやった勉強法について説明してい……こうと思ったのですが、試しに書いてみたところ思ったより分量がありそうだったので、別の記事にまとめようと思います。よろしければ、そちらについてもご覧いただけたらと思います。

最後に

というわけで、初note記事はひとまずここで完結です。自分がやった勉強法(大袈裟かもしれませんが)もちゃんと記事にしますので、ぜひ読んでみてくださいね!(2回目)

ではでは。

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