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極寒の米中アンカレッジ会談、「うどん」じゃ和みませんね

シベリア上空を飛ぶヨーロッパ直行便ができたのは1989年、それまではアンカレッジ経由で途中給油が必要でした。アラスカ半島の太平洋側にある都市、先日、米中会談が行われ、久しぶりにその名前を聞きました。

ずいぶん前のことですが、日本からのヨーロッパ便や北米便はすべてアンカレッジ空港経由でした。メルカトール法地図を見慣れているので、なんでわざわざアラスカなんぞを通るのか不思議に思ったものです。これが最短距離なんですね。

アンカレッジで給油中はターミナルビルに降りて、免税店での買い物や食事ができた。1時間ほどの休憩でしたが、「うどん」を食べてやれやれ。味はそんなに旨いものではなかったように思いますが、ほっとしたのを覚えています。

植村直己さんが冬季単独登頂して、下山時に消息不明になったマッキンリー山はその北方にあります。開口健さんも「オーパ!」釣りに立ち寄ったかもしれませんね。夏は気候がよく、日米中間点のアンカレッジで株主総会を開いて親交を深めたと当時の経営者から聞きました。

今は3月、調べると最高気温で-6℃、まだまだ厳しい冬です。そんな中の米中会談。バイデンさんは新米だから存在感を出さないといけません。一方習近平さんは共産党創立100年の節目と党大会を控えてチカラがはいる。

お互い、国内の政治的基盤をかためるために対外強硬策にでる。常套手段ですがそれに巻き込まれるのはたまったものではありません。

アンカレッジ会談のブリンケン国務長官と王外相、日本人じゃないので「うどん」じゃ和みませんね。気候のよいときに釣りでもしながらお話してはいかがでしょうか