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能動経済#106 SNSのコツ。想像できないレベルの「馬鹿」に話しかけろ

1680文字

タイトルで釣ってしまって申し訳ないです。

今回はSNSのコツを述べようと思う。果たして赤裸々に開示していいものか少し迷ったが、この文章も当然「馬鹿向け」であるため、素直に直球で書くことにした。

私が昨年夏までSNSで燻っていたのは、自分のアウトプットするコンテンツを受け手側の目線で考えることができていなかったからだ。

まだまだ勉強の途中ではあるが、昨年夏を境に私のコンテンツ作成能力は飛躍的に向上してきた。

皮肉なことだが、最も力を入れていたYouTubeは完全にクローズし、現在のメインはX、note、LINE、Kindleだ。私を既に知ってくれているネット上の方々のみに向けて細々と続けている。


私はあなた達のことを「馬鹿」だと言いたいわけではない。

しかし、あまりにも馬鹿すぎるのだ。

私を驚かせたのは、SNSの発信をパブリックに(身内向けなどではなく)本格的に行い始める前は全く気づかなかった「馬鹿」の存在だ。

これが普遍的な気づきなのか、それとも私個人の資質による現象なのかはわからない。私は確かに教育を受けてきたが、社会の常識に関しては全く無知だ。

「馬鹿向けに発信する」時に最も意識しなければならないことは、フォロワーが求めているコンテンツを作ることだ。


極端な話、〇〇ができなかった過去の自分をペルソナにして、彼に対する〇〇ができるようになる方法を永遠にレクチャーし続けるだけ。これが1番伸びる。

なるべく他の話題は避け、〇〇ができるようになる方法に投稿の内容を絞ることだ。

ただ、こんなメソッドで成功するインフルエンサーは存在しない。Twitterなら数日、YouTubeなら数週間でネタが切れるからだ。

大体成功しているパターンは、既に何らかの分野で成功している人間が、その強みを活かして特定の話題に興味がある人々向けに永遠に同じような話を続ける場合だ。


フォロワーと私の間には圧倒的な情報の格差がある。逆にそういった本来存在している格差を埋めるのがSNSとも言える。

フォロワーは私から無限に情報を取りにくる。しかし、決して私と同じレイヤーで物事をスッキリと整理して捉えられるようにはならない。なぜなら、私の興味範囲はオンリーワンだからだ。

もちろん、それはこの「私」だけが特別に崇高な興味範囲だというわけではなくて、一人ひとりがオンリーワンの興味範囲を持っている。その興味範囲の中の特定のスポットをネットに小出しにして受けた場合、そのスポットには魚がいるという話である。

自分の発信が何らかの層の人間に受けたということは、自分の興味範囲の全てを総合して得られた「知」が特定の層の人々の共通して抱える問題を解決するということだ。

それも、鮮やかに解決するということだ。なぜならフォロワー達は自分の興味範囲の全貌など到底知る由もなく、ただ彼ら自信の悩みを解決するという課題に必死だからだ。

確実に言えるのは、私の言葉は神の言葉に等しいということだ。フォロワーは私が彼らの問題を解決できた理由を「魔法」と考えるのだ。

もちろん、他の分野に於いては私の方がフォロワーの立場になるかもしれない。その可能性は十分にあるし、世の中には無数の「特定の層の人々の共通して抱える問題」がある。


最近こそ各SNS媒体において自分の発信を待っているフォロワーの様相が理解できているが、ここに至るまでに何人もYouTube視聴者に会ったし、数々のプラットフォームを用いたりそれら相互に誘導したりということを行ってきた。

そして結論としてわかったのが、フォロワーが喜ぶコンテンツを適切なタイミングで投稿することだ。フォロワーは自分には想像のつかない「馬鹿」であるが、彼らに対してどんな事を言ったら喜ぶかが明確にわかる。

フォロワーは全員、麻薬中毒の豚の子供だと考えるべきである。彼らに意志はないし、個性もない。常に恐ろしくコンテンツに飢えていて、私の事は神と区別がつかない。

投稿するコンテンツにより、手足をブルブルさせながら泣いて喜ぶか、或いは無視する。この二択だ。

結局、他人を喜ばせた者勝ちだ。

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