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【ジャニーズ問題①】BBCの「故ジャニー氏の性加害報道」を見た感想&違和感

昨日(2023年10月16日)、
遂にジャニーズ事務所が61年間続いたその看板を下ろしました。
本日から社名が「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更されます。
「ジャニーズ最後の日」
既に多くの方が、投稿されてますが、
故ジャニー喜多川氏の未成年者への性加害報道に関する内容を投稿します。
氏の犯した非道な行為に、憤りを感じると同時に、
モヤモヤとした感情もあるので記しておきます。


まずは、騒動の発端となったのは
今年(2023年)3月18日に
イギリスの公共放送局BBCが、ドキュメンタリー番組『JPOPの捕食者:秘められたスキャンダル』
(Predator: The Secret Scandal of J-Pop)
と題した番組を配信したことがキッカケでした。

捕食者=predator(プレデター)
というタイトルがいかにもセンセーショナルです😓

BBCのモビーン・アザー記者が、
ジャニー氏に性加害を受けたとする元ジャニーズJr.の証言などを紹介。
長年、「タブー」となっていた問題を告発しました

(番組の YouTubeリンク はコチラ)
  ▼▼▼
「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」
(※年齢制限あり)

モビーン記者も理解に苦しんでますが、
取材を受けた被害者の元ジャニーズJr.が
ジャニー氏の行為が悪いと分かっていながら
「ジャニーさんのことは嫌いじゃない。素晴らしい存在として尊敬している」
と発言しています。

コレは、加害者が、性被害を受けられた方に特殊な関係にあるように思い込ませて、相手を支配する「グルーミング」という手法だそうです。
洗脳の一種なのかな…?

また、街の人へのインタビューでは
「少年達への問題行動が指摘されているジャニー喜多川についてどう思うか?」
という記者の質問に対し
「噂は聞いたことはあるが、故人のことには触れたくない」
という感想、
「LGBTQが認知されていない時代のジャニー氏の功績に対し、表立って追及する内容ではないのではないか」
という一般人の意見が報じられています。

番組内の市民へのインタビューでは
ジャニー喜多川氏の犯した行為に対し、
糾弾するどころか、
ジャニー氏本人を否定する意見はありません。

モビーン記者は混乱します。

「性的嗜好」と「性的虐待」は、全く別の問題であり、
モビーン記者は
日本社会の実に大多数が、未だに見て見ぬふりをしている。」と述べます。

「ジャニー喜多川の話になると、カーテンが閉ざされるように、ジャニーズ事務所はもちろん、マスコミ、音楽業界、警察に至るまで関係者は、一切何も語らない。
亡くなった今でさえ、ジャニーは守られている。
子供は守らなくてはならない。
誰も責任を問われず、問題の意識さえ、されていない。
それこそが何よりも恥ずべきことだ」
と、問題を提起して、番組を締めくくります。

モビーン記者の言う通り
故ジャニー喜多川氏の行為は、憤りを感じる「由々しき事態」であることは、紛れもない事実です。

この報道の後、
4月、
元所属タレントのカウアン・オカモト氏が実名で被害を告発。
その後、被害を訴える方が次々に登場し始める。
5月、
藤島ジュリー景子社長が動画で謝罪を表明。
6月、
ジャニーズ事務所の「再発防止特別チーム」が会見で、性加害の実態を公表。
6月、
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が結成。
8月、
「国連人権理事会」がこの問題に対する報告を発表。
9月、
ジャニーズ事務所が今後の対応について会見。
それを受け、企業が次々にジャニーズタレントのCM起用見送りを決定。
10月、
ジャニーズ事務所が再び会見を開き、社名の変更と被害者への補償が終了した後、事務所の廃業などを発表。
会見に際し、マスコミ記者のNGリストの存在が発覚。
新たな物議を醸し出している

という流れになっていますね。

何となく、8月の「国連人権理事会」の会見が行われた辺りから、マスコミの報道姿勢や論調が変わってきたような印象を受けます。

特に、9月7日のジャニーズ事務所の会見後、企業が次々にジャニーズタレントのCM起用見送りを決定したことで、ジャニーズバッシングがより一層激しさを増した感じがします。


誰もが知っていたジャニー氏の性加害のはずが…


私は、シブがき隊、少年隊、忍者と同世代の、札幌に住む単なるおじさんですが、
35年前の北公次の著作「光GENJIへ」は当時読んだし、10年くらい前にコンビニで売られていた「実録芸能界のタブー」みたいなマンガも読みましたが、
確かに今回の性加害問題については、しっかり描かれていました。

こんな一般人の私ですら、噂ながら今回の件は知っていた訳ですから、同じ業界にいる芸能人、TV局、マスコミの人間が、ジャニー氏の性加害の話を知らないはずは無い訳で…😰

「まぁ、芸能界だから、多少なりともそんな事はあるのだろう…」と思っていましたが、それが表に出ることはほとんどありませんでした。

一般的に「公」の場で、「性」の話をするのは、少々憚られます。
性は「私事わたくしごと」の問題で、あまり堂々と表舞台でする話ではありません。

但し、社会一般が性の問題に対して不寛容かと言えば、そういう訳でもなく、
わざわざ「LGBT理解増進法」を成立しなくても、
社会のルールを逸脱せずに公序良俗に反しない限り、ある程度「ジェンダー」については認知されているのではと思います。

もちろん、今回の件は明らかに常軌を逸した行為であり、決して許される問題ではありませんけど…。

一方で、マスコミの「忖度」には目を覆いたくなりますね。

2019年に、ジャニー喜多川氏が死亡した際、
週刊誌には次のような見出しが躍っていました。

「追悼・ジャニーさん そして『伝説』は『神話』へと」(サンデー毎日)
「追悼 ジャニーさん、ありがとう」(週刊朝日)
「追悼・ジャニーさん『YOU!やっちゃいなよ』胸に刻んだ」(AERA)

何だか、随分とジャニー喜多川氏を賛美する見出しが踊り、中には「ジャニー氏に国民栄誉賞を…」的な声も上がっていたような持ち上げ方でした。

ところが一転、9月7日の会見を境に、
ジャニーズへのバッシングは激しさを増していきます。

何だか、戦前、
日本軍が連戦連勝していると軍部を賛美する報道で、国民感情をいいだけ煽っていた新聞が
戦後、立場を180度を変えて
日本軍がいかに悪逆非道だったかを報じ、軍部の批判を繰り返すのと
同じような印象を受けます。

変わっていないことは「国民感情を煽る」ことだけです。

今まで散々ジャニーズを「賞賛」していたマスコミが、
手のひらを返したように一転して一斉に「非難」に転じる。

どうにもそこに「違和感」を感じてしまうのです。

マスコミの皆さん、薄々知ってましたよね。
なぜ、急に正義の顔をするんでしょうね…。

更に、ジャニーズのインタビュー会見で
あたかも自身が正義の味方の様な態度で、会見のルールを無視して、自説を延々と述べる女性新聞記者の態度にも、同じ様な「違和感」を感じます😑。

公開処刑…
リンチ…

何だか、かつて映画「あさま山荘事件」で観た
「総括せよ!」と迫る女性リーダーのシーンを連想してしまいました。


なぜ被害を受けていない人が被害者の会の代表なのか?


私はジャニー氏の性加害の報道を、TVで見た後にBBCの番組を見たのですが、ここでも「違和感」が生じます。

TVなどで見た8月の国連の人権理事会がジャニー氏の性加害を認定した発表後の「被害者の会」の会見では、涙を流し「やったぞ」「35年かかった」
と喜びを分かち合う姿が印象的でした。
(本人は長い間、相当なトラウマを抱えて、辛い思いをしながら生きてきたんだろうな…😞)
そう素直に思いました。
その後開かれた「当事者の会」の会見では
「おじさんに犯されたって傷つかないと思います?」
と、随分センセーショナルな発言をしている姿が報道されました。

ところが、

BBCの番組では、この発言をした被害者代表が、下記の発言をしています。

①基本的には小中学生で未体験の子が多かった。
「初体験はジャニーさんだった」ていう、
今でも笑い話で言うくらいで。

????? (笑い話????)😨😨😨

②僕はそこまでやられていない。だから被害にも何も遭っていない。ただ、マッサージしてもらったレベルのほんの少しの延長。

あれ??? 会見と話が違う????

③もちろん、親は(性虐待を)知っている事実ですから。だけどジャニーズ事務所には入れたい。

親が??????😰😰😰

親は「ジャニーさんにお尻くらい提供しなさい(パシーン)」みたいな。周知の事実なんですよ。ジャニーさんがホモセクシュアルだ少年愛だ、知ってるんですけど、それを「ノー」としない。

(BBCインタビュー動画より抜粋)

❓❓❓❓❓

ニヤニヤしながら語るその姿は「不快」でしかありません。

もちろん文字では全て伝わりません。
気になる方は、BBCの番組をご自身でご確認下さい。
インタビューは、30分過ぎから始まります。

(番組の YouTubeリンク はコチラ)
  ▼▼▼
「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」
(※年齢制限あり)


もし、この人の話が事実だとすれば、
ジャニー、メリーもさることながら、この人も、
我が子を送り込んだ親にも問題があるんじゃないだろうか?

このインタビューの後、この人に何があったかはわかりません。
もしかしたら、当時はグルーミングで麻痺していたた状態が、「被害者の会」を結成後、洗脳が解けて、現在の活動や発言につながっているのかもしれない…😶

ただ、発言にあまりにもギャップがありすぎて、
ただただ「不快感」しか感じません。

10月2日のジャニーズの会見の後、
あの会見自体に記者のNGリストがあったとか、
被害者の会の代表と副代表がジャニーズ事務所に入社して補償業務を手伝いたいと言い出し
被害者の会が分裂しているとか、
未だに様々な情報が飛び交っています。

「ルールを守りましょうよ」と言っていたイノッチの発言に対する記者の「拍手👏」も、実は「演出」だったとか…😓

事態は沈静化するどころか、ますます混迷が深まっています😑

何が真実で、何が嘘なのか、よくわかりませんが、
ジャニーズ問題が「極左運動」に変化しているという話も見受けられます。

ジャニー喜多川氏の個人の行為に対し、国が救済せよという被害者の主張もよく分かりません…
????

過去、被害者が置き去りにされて、
「薬害エイズ問題」「従軍慰安婦問題」などが
いつの間にかイデオロギー闘争に変化していった事も思い出されますね😔

声のデカい人が様々な意見を述べていますが

死んだ人の罪をどうやって償わせるのだろう??
親が犯した罪の責任は、子にあるのだろうか??

よく分かりませんね。

キチンとした公平中立な「専門家」の手で、
被害に遭われた方への真摯な対応がなされることを望みます。

この問題をキッカケに
「男色の歴史」とか
「活動家の話」とか
「軍隊の話」とか
様々な「日本のタブー」を調べています。

これらの話はまたいずれ機会のある時に…。

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました
m(_ _)m

(2023年10月17日投稿)

つづきはコチラ
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