"作品撮り"と"作品"という言葉と内容について考えてみた。
こんにちは。
最近ちょっとだけ痩せてきた元岡です。
今回はカメラマンがよく使う言葉
"作品撮り"と"作品"
について考えていこうと思います!
是非最後までお付き合いください。
えー、まずですねこの"作品撮り"という言葉が
モデルさんから出てきた場合僕はこう捉えます。
"ヘアーやメイク、衣装にもこだわって
なんなら室内で照明組んで撮りたいのかな?"
と
では逆に"ポートレート"を撮って下さい。
とモデルさんから言われたらどうですか?
僕の場合はこうです。
"外とかで自前の服で撮ってって事なのかな?"
と
これはあくまでかなり
相手がどんな撮影を指してるのかこっちが読み取ろうとした結果
なんです。
今までにやってきた撮影内容を踏まえて"作品撮り"がしたいと言われれば、"きっと今までのとは違う撮影がしたいんだな"となるわけで
"ポートレート"がしたいと言われれば
"もっと証明写真的なのとかなのかな?"とか
"全身を撮りたいのかな?"とか色々考えれるわけです。
つまり、"言葉の意味"より"相手の意志"を汲み取って
るわけなんです。
で、ここからが本題。
ではカメラマン(僕)が指す
"作品撮り"とは何なのか。
カメラマン(僕)が写真を撮る時、大きく分けて
3つあります。
①仕事の撮影
これは、求められる写真のイメージに近づけて
写真を撮る事が多いです。
お客様の意志を汲み取って、自分に出来るうる限りの形で写真にする。
②何人かで集まる事になった時
極々稀ですが、他のカメラマンとモデルさんで集まる事がありまして、撮らないわけにはいかないみたいな"空気"を感じた時、撮ります。
③プライベートでの撮影
仕事の休みを使って撮りたいものを撮りたいだけ撮る。
モデルの意志尊重した撮影の日もあれば自分がしたいと思った撮影もある。
とにかく、貴重なお休みを使ったある意味贅沢な撮影で、全てが自由、が故に迷走もする。
この3つに分類しました。
①の場合、"作品"となります。
お客様の意志と僕の技量のコラボレーション作品になります。素晴らしい事です。
②の場合"作品"とは呼びません。
僕はその場を無事に"生き延びるため"に
シャッターを切っているにすぎません。
③の場合、ここが難しい所です。
いくらプライベートで自由だからと言っても
望んだモデルさんをいつも撮れるのか。とか
日照条件が...とか、まぁ色々あると思います。
で、大事になってくるのが
何が撮りたくてカメラしてるのか?
だと僕は感じてます。
この"何が撮りたくて"ってカメラマンにとっては
撮影の"テーマ"になり得るんだと思います。
少なくとも僕はそうです。
この"テーマ"に沿った撮影ならそれは
作品撮りと言える。もしくはそう呼びたい。
です。
いくら可愛い子でも1時間あたりエグい額請求されても
"テーマ"に沿っていなければそれは
接待撮影
だと思います。
つまり、メイクに手が込んでいようがいまいが
クリエイティブな作業が有ろうが無かろうが
素敵で奇抜な衣装が有ろうが無かろうが
絶景が有ろうが無かろうが
カメラマンが望んで、意図して行った撮影が
"作品撮り"であり
この撮影で生まれた写真は"作品"なんだと思います。
だから、"ポートレート"と"作品撮り"を分けて考える必要は無いんだと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございます!
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