見出し画像

あの頃に還りたい③

知らない間にシリーズ化みたいになってますが、時々自分が生まれていない時代の音楽が気になってしまうシリーズ。なんとなく「帰りたい」を「還りたい」にしてみました。多くの地点を巡って戻るような感じで。
今回はあまりにも有名なカーペンターズです。

どの曲も超有名ですが、わたしが最も好きな曲は「青春の輝き(I Need to Be in Love)」です。はじめて聞いたのは中学生の頃だったかと思います。曲も歌詞もすばらしいのですが、曲がカレン自身なのではないかと思ってしまいました。まるで彼女本人の人生を歌っているような。とても不謹慎な言い方になってしまいますが、彼女が亡くなってしまったことでこの曲がよりいっそう完成された気がしています・・・勝手な妄想です。わたしはこの歌を聞くと、自分の人生もまるで他人事のようにいったん距離をとって相対化され、自然と感動してしまいます。肉体を離れていったん元の場所に還るような(宇宙に還るシリーズでもある?)。彼女の人生をつらいと思うこと自体がわたしの勝手なジャッジメントかもしれませんし、この曲の歌詞、彼女の人生を含めてみても、最終的にはどことなく優しいエネルギーに包まれた感覚になります。人生そんなもんだよね、と天が見守ってくれているような。

ちなみにYoutubeに流れてきている、SINONさんという青森県出身の方のカバーがとてもよかったです。カバー曲ではめったにないのですが繰り返し再生してしまいました。ええ声ですね〜。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?