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夢にまで見る

お昼に宮崎牛の特製弁当をいただいた日。
帰り際にいくつか余ってると聞いて、肉好きの息子たちがきっと喜ぶだろうと
お土産にいただく。二つ目なのでギュウギュウ。

家に帰りレンジでチン。
ほれ、宮崎牛だぞ!テーブルに置きそのまま洗面所へ。

「俺のだよ!」「いやだ、これは俺のだよ!」と息子二人が言い争いをしている。遠巻きに聞こえる声に美味いもんを争う男の性ってやつが芽生えてるんだなとか嬉しくなっていた。

どーしたの?ちゃんと半分ずつに分けたらいいじゃん。と声をかけたら…

「違う!誰がレモンをかけるか決められないんだよ!」

肉じゃないんかい。
肉は6枚あってもレモンは1つだったな。
じゃぁ、一回づつ絞ろうか。となだめるも「多くかけすぎ!」「全然少ないし!」とまた言い争う。

いつになったら本命の肉を食べ始めるのかと思いながらも、レモンをかける目分量を意識できる男の性にもほっこり。
炭火で焼かれた肉を「うまいね〜」とか大人ぶってる姿を見ながら笑う。

翌朝、長男が「夢でも宮崎牛食べちゃったよ!父ちゃん、また買ってきてね!」と嬉しそうに言ったのでこれはどげんかせんといかんと思った。



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