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人生はトラップだらけ

コンビニのレジ横に構えるファストフードたちはなぜあんなにも惹きつけるのか?
ただ豆乳を一本買いたいだけで、欲しくなっちゃう商品が店内に配置され、最終的にクリアしなくてはいけないあのファストフード。
コンビニは欲望と言うトラップを乗り越えるSASUKEそのもの。

レジ待ちで並び視線をずらすと手招きしてくるし、「2番目にお待ちのお客様ー!」と必ず什器を挟んで隣のレジに案内される瞬間の誘惑は、どこから見ても目があってしまう絵の様に意識を持っていかれる。

誘惑に負け、アメリカンドッグを買った日、まさかの叫び声。
「アメリカンドッグひとつ入りまーす!」
ぎゃーーー!その声やめてー!!!

店内に響き渡らせた脱落の合図。

それ以来、レジ待ちの間は遠くを見るようにしている。
すると「何番でしょうか?」と聞いてくる。
タバコを買うと思われている…
もう見て待つしかないじゃん!

そんな中でも、ずーっと気になっていたカレーパン。
カレーパンはパンだから大丈夫。※何理論?

でも、辛いのがダメなんだよね。
胃が痛くなって何にも集中できなくなるからカレーもスパイス効いてるだろうし…

すいません、このカレーパンは辛いですか?

女店長「辛さは控えめですが、カレーの味が濃いめです!私も週5で食べてます!」

週5!?
その数を食すプロフェッショナルさに感激したことと、週5の回数ってどのタイミングで食べるんだろう?平日のみかな!?
と、女店長の食生活が気になって食べた味も忘れてしまった。

待てよ、週5でカレーパン…
彼女は自ら仕掛けるトラップに挑戦し続ける女版SASUKE、KUNOICHIだったのか!

挑もう。
俺たちのSASUKEはそこにある。
コンビニが俺たちを強くする。

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